12/29〜12/31のSANFRECCE Diary
<24.12.31>
サンフレッチェは昨日、湘南の田中聡選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると移籍金は1億5千万円だとのことです。
長野市生まれの田中はAC長野パルセイロU-15から湘南U-18に加入し、2019年にはFIFA U-17ワールドカップのU-17日本代表に選出されてグループステージ突破に貢献しました。また2021年シーズンにトップチームに昇格すると、開幕戦からレギュラーとして活躍して36試合に出場。特に第8節の広島戦ではハイネルからボールを奪ってプロ初ゴールを決めて、広島にリーグ戦初黒星を付けました。翌年、ベルギー1部のコルトレイクに期限付き移籍したものの15試合出場に終わって昨年夏に湘南に復帰。今季は33試合に出場して5得点を挙げて、チームの6年連続J1残留に貢献しています。ゲキサカの記事によると田中は「ベルマーレの一員としてプレーしている時が一番楽しく一番自分を出せた」と語りつつも「海外で活躍し、日本代表選手になる」と言う昔からの夢を実現するために「違ったクラブで結果を残す」ために移籍を決断したとのこと。広島では川辺やアルスラン、中島らとポジションを争うことになりますが、同じく湘南から移籍した大橋祐紀のように広島で大活躍して、目標に近づいて欲しいと思います。
<24.12.31>
サンフレッチェは昨日、松本泰志選手が浦和に完全移籍する、と発表しました。中国新聞によると、移籍金は約1億円だとのことです。
埼玉県生まれの松本泰志は昌平高から2017年に広島でプロとしてのキャリアをスタート。1年目はルヴァンカップの4試合のみにとどまり、2年目もリーグ戦は3試合出場だけでしたが、3年目の2019年には青山の負傷に伴ってレギュラーに抜擢されると、ACLのメルボルン・ビクトリー戦ではプロ初ゴールを決め、コパ・アメリカに出場する日本代表にも選出されました。しかし代表遠征で不在の間に稲垣にポジションを奪われ、青山の復帰もあってベンチ入りもできなくなってリーグ戦出場は15試合にとどまり、翌年も出場機会をつかめずシーズン途中に福岡にレンタル移籍。25試合に出場してJ1昇格に貢献しました。続く2021年にはC大阪にレンタル移籍し、ACLでの活躍はあったもののリーグ戦は2試合の出場だけで、シーズン途中に川辺の移籍による穴を埋めるために広島に戻ってきました。そして2022年はリーグ戦23試合、2023年は17試合に出場してスキッベサッカーを支える貴重な戦力として活躍してきましたが、本当にブレイクしたと言えるのは昨シーズンから。特に初めてシャドウで起用された第15節京都戦でシーズン初ゴールを決めて5-0での快勝を導くと、その後はほぼ全試合に先発起用されて、チームの2位躍進に貢献しました。以前から豊富な運動量には定評があったものの、昨季はスペースを見つける力に磨きがかかり、効果的な走りができるようになった印象。また周囲とのコンビネーションの熟成もあって、彼のポテンシャルが一気に開花して「2024年に一番成長した」と言える選手だったと言って良いでしょう。今やチームのキープレーヤーの1人となった泰志の流出は非常に痛いのですが、ただ本人が昔からの夢だったと言う出身地のクラブからのオファーがあり、広島には十分な移籍金を残して行く、と言うのはお互いにとって悪い話ではないと思います。浦和でいきなり昨年並の活躍ができるかどうか、と言うと少々疑問ではあるのですが、期待に応えるよう(広島戦以外で)頑張って欲しいと思います。
<24.12.31>
サンフレッチェは昨日、住吉ジェラニレショーン選手が清水エスパルスに完全移籍する、と発表しました。
2020年に国士舘大から水戸入りした住吉は、2021年シーズンの途中に広島に完全移籍しました。しかしその年のリーグ戦出場は1試合。その後も広島の誇る「鉄板3バック」の厚い壁を越えることができず、リーグ戦は2022年に8試合、2023年に6試合の出場にとどまっていました。そして今シーズンは清水に期限付き移籍すると、夏場に怪我による離脱があったもののその他のほぼ全試合に出場して4ゴールを挙げて、清水のJ2優勝とJ1復帰に貢献していました。広島としても塩谷、佐々木が30代後半に入ってきているだけに住吉には復帰して欲しかったと思うのですが、ゲキサカの記事を見た感じでは本人の希望が強かった様子。来季はJ1の舞台で対戦相手となりますが、広島戦以外で頑張って欲しいと思います。
<24.12.31>
サンフレッチェは昨日、イヨハ理ヘンリー、越道草太両選手と来季の契約を更新した、と発表しました。
<24.12.30>
期限付き移籍期間の終了により広島を退団し、レンタル元の松本山雅との契約も満了してJリーグトライアルに参加していた薄井覇人選手が、昨日ジェフユナイテッド千葉への加入が決まった、との発表がありました。
<24.12.30>
昨日、国立競技場にWEリーグ史上最多の21,524人を集めて行われたWEリーグクラシエカップ決勝で、サンフレッチェ広島レジーナは上野のゴールを守り切って1-0で勝ち、2連覇を果たしました。
レジーナは先週の皇后杯準々決勝から5人入れ替えて、以下の布陣で戦いました
木稲
塩田 左山 市瀬 藤生
笠原 柳瀬(→髙橋72分)
(→中村56分)
立花 松本(→渡邊72分)
(→小川17分)
上野 中嶋(→瀧澤72分)
SUB:福元、呉屋、島袋、李
対する神戸は先週から1人入れ替えて、GK:大熊、DF:守屋、土光、三宅、井手、MF:ソルデヴィラ、山本(→久保田HT→サンプソン83分)、成宮、MF:愛川(→高瀬69分)、桑原(→モレラ48分)、スアレス、と言うメンバーでした。試合は序盤から両チームの気持ちがぶつかり合って、局面での激しい競り合いから相手ゴールに迫るシーンが続きます。前半5分には中嶋のドリブルから市瀬がシュートしましたがGKがキャッチ。13分にはDFに挟まれて倒れた立花が担架で運び出されて小川が投入されます。神戸は成宮がゲームを作り、守屋のオーバーラップや土光のFKなどで攻め込みます。20分には成宮のシュートは枠外。また23分には愛川のシュートが左山に当って枠外に外れるなど神戸にペースを握られます。しかし前半32分、柳瀬が左サイドをドリブルで攻め上がって中央の中嶋に渡すと、DFに囲まれながらも粘って左のスペースに出します。これを後ろ向きで受けた上野が反転してシュートを放つと、ボールはDFに当ってコースが変わりゴールネットへ飛び込み、広島が先制点を奪いました。
この後は神戸が反撃。スアレスのポストプレーを生かした攻めで広島を押し込みます。そして成宮や愛川、守屋にシュートを打たれたものの得点は許さず、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半早々のチャンスも神戸で、桑原がシュートを放ちましたが木稲が落ち着いて処理します。その後桑原の怪我によってモレラを投入した神戸。そのモレラは4分にロングフィードをペナルティエリア内で受けてフリーでシュートしましたが、木稲が素晴らしい反応で防ぎます。成宮をボランチに落とし、外国人選手のパワーでゴールを割ろうとする神戸。対する広島は5バックで後ろを厚くするとともに、積極的なラインアップで神戸の自由を奪います。広島は後半26分に3枚替えで押し返し、29分には左サイドの突破からCKを獲得。43分には髙橋がロングシュートを狙いましたがGKにキャッチされ、45分には速攻から瀧澤が決定機を掴みましたがGKに当ててしまいます。神戸は後半アディショナルタイムに守屋が決定的なシュートを放ちましたが木稲がファインセーブ。続くCKは木稲ががっちりキャッチしてゴールに鍵をかけます。広島は相手陣内でのボールキープも使って時計を進め、6分間のアディショナルタイムも凌いでタイムアップ。スタジアムにはレジーナの選手とサポーターの歓喜の声が鳴り響きました。
皇后杯の神戸戦では開始早々に失点。後半はほぼ一方的に攻め続けたもののゴールを奪えず敗退したレジーナは、その教訓を生かした戦いができていたと思います。相手のキープレーヤーの1人である右SBの守屋に対しては松本と藤生が連携して、右からの攻撃参加を抑え込みました。また1週間前に脚を痛めて途中退場した市瀬は分厚い包帯を巻いての出場でしたが、気迫のこもった守備でスアレスに自由を与えませんでした。得点シーンは柳瀬の思い切った攻撃参加が起点で、そのボールを受けた中嶋がDFに囲まれながらも落ち着いてパスを出し、これを上野が強いシュートを打ったからこそ決まったもの。女子代表経験者による質の高いプレーの連続が、この試合の唯一の得点を生み出しました。そして木稲の度重なるファインセーブ。更に途中出場の選手は5人とも自らの役割を果たし、押し込まれたチームを活性化させて勝利に導きました。吉田新監督の下で「全員で戦う」をコンセプトにして来たレジーナが、その言葉通りに選手を入れ替え、布陣を変えながら戦ったことがこの優勝に繋がったと言えます。チーム創設4年で2つ目のタイトルを取った、と言うことはもちろん素晴らしいのですが、それ以上に選手一人ひとりの成長があったことがこの結果をもたらした、ということが、レジーナにとっての一番の収穫だったと言えます。WEリーグはこの後3月の再開までお休みに入りますが、そこでここまでの激闘で痛んだ身体を休めるとともにチームとしての力をより上げて、リーグ戦のタイトル獲得に向かって欲しいと思います。
試合経過
広島公式サイト
WEリーグ特設サイト
WEリーグ公式サイト
試合動画
Soccer King
WE Love女子サッカー
<24.12.30>
中国新聞によると、湘南のMF田中聡選手を獲得することが明らかになりました。湘南U-18から2020年にトップ昇格した田中聡は、初年度こそ17試合出場にとどまったものの2年目はレギュラーを獲得。2002年にはベルギーのコルトレイクに期限付き移籍し、昨年6月に湘南に復帰していました。プロ入り初ゴールは2021シーズン第8節の広島戦。また今季の第34節広島戦でも後半アディショナルタイムに決勝ゴールを叩き込まれて、12試合ぶりの敗戦を喫するなど「広島キラー」でした。田中聡は複数クラブでの争奪戦になっていたそうで、獲得には移籍金が発生するとのことです。
<24.12.30>
中国新聞によると、松本泰志選手が浦和に完全移籍することが明らかになった、とのことです。埼玉県出身の松本泰は、豊富な運動量と疲れを知らない体力でトップ下とボランチで今季のリーグ戦36試合に出場し、初めてJリーグ優秀選手賞にも輝いていました。浦和は出身地であること、クラブワールドカップに出場することから、移籍を決断した模様です。
<24.12.30>
サンフレッチェは昨日、川辺駿、中野就斗、井上愛廉の3人と来季の契約を更新した、と発表しました。
<24.12.29>
サンフレッチェは昨日、荒木隼人、新井直人、松本大弥、中島洋太朗の4人と来季の契約を更新した、と発表しました。
<24.12.29>
サンフレッチェは昨日、木吹翔太選手がいわきFCの育成型期限付き移籍する、と発表しました。ガーナ人の父親と日本人の母親の間に生まれた木吹は、広島ユース加入後しばらくはFWなど攻撃的なポジションでプレーしていましたが、昨年6月にセンターバックにポジションを移すとU-17代表やU-18代表に選出され、今年3月には井上愛廉とともにプロ契約を締結していました。そしてユースではキャプテンとして高円宮杯プレミアリーグウエスト3位とJユース杯準優勝に貢献したものの、トップチームでの出場はACL2での1試合にとどまっていました。いわきFCは「日本のフィジカルスタンダードを変える」と言うコンセプトから身体作りに重点を置いた選手強化を進めていて、今季は初めてJ2での一桁順位を達成するなどチーム力も向上しています。木吹にはしっかりと身体を作り経験を積んで、大きく成長して戻ってきて欲しい、と思います。
<24.12.29>
今シーズン限りでの退団が決まっていた柏好文選手が、甲府に完全移籍することが決まりました。山梨県出身で甲府でプロのキャリアをスタートさせた柏にとっては、2013年以来12年ぶりの古巣への復帰で、甲府の公式サイトによると「みなさんと共に、J1へ昇格するために戻ってきました」とのこと。現在37歳と言うことで残りのサッカー人生は少ないかも知れませんが、これまでの経験を生かして、チームをJ1に引き上げて欲しいと思います。
SANFRECCE Diaryトップページに戻る