今週のSANFRECCE Diary
<24.6.29>
モバイルサイトによるとスキッベ監督はドウグラス・ヴィエイラとソティリウを交互に起用していることについて「筋肉系のケガが2人とも多いので、負荷をこういう形で分けていかないといけない」と答えています。一方で「塩谷司選手がさすがに疲れてるように見える」と言う問いに対しては「大丈夫。賢いし経験も豊富ですから、そのあたりのところはうまくやる」と考えているとのこと。今日はこれまで連戦を戦ってきたメンバーが力を振り絞って、チームを勝利に導いてくれるのではないでしょうか。
今日の試合会場はUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで、午後7時キックオフ。チケットは一部残っていますが、ビジターは指定席、自由席ともに完売となっているようです。試合中継は今日もDAZNのみで、ブログでの速報も行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<24.6.29>
サンフレッチェは昨日、レジーナの上野真実、中嶋淑乃、柳瀬楓菜、中村楓、藤田七海、塩田満彩、吉野真央、木稲瑠那、市瀬千里の9選手との契約更新を発表しました。これで、2023/24シーズンに在籍した全選手の契約更新が終了しました。
<24.6.28>
明日はJ1リーグ第21節。サンフレッチェはアウェイで川崎フロンターレと戦います。
今季は第2節から3連敗するなどスタートダッシュに失敗した川崎は、第9節から5試合負けなしと持ち直して12位まで上がったものの、このところ3試合は2分け1敗と勝ち切れない試合が続いています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
10A △2-2 広島 【川】小林、山田、【広】大橋、加藤
11H ○3-1 浦和 【川】脇坂、佐々木、家長、【浦】大久保
12A △1-1 福岡 【川】山田、【福】紺野
13H ○3-0 札幌 【川】ゴミス3
14A ●2-5 鳥栖 【川】高井、家長、【鳥】横山2、マルセロ・ヒアン、原田、河田
15A ●1-3 G大阪 【川】瀬川、【G】中谷、福岡、倉田
16H △1-1 柏 【川】脇坂、【柏】木下
17H ○2-1 名古屋 【川】家長2、【名】ハ・チャンレ
天2 ○2-0 ソニー仙台【川】山田、マルシーニョ
18A ●0-1 神戸 【神】武藤
19A △2-2 新潟 【川】マルシーニョ、山田、【新】藤原、鈴木
20H △1-1 湘南 【川】マルシーニョ、【湘】田中
先発7人を入れ替えて臨んだ前節湘南戦は立ち上がりから主導権を握り、後半17分に先制点を奪いました。ところが後半33分に田中のスーパーシュートが決まって同点に追いつかれ、その後は両者ともに得点は奪えず引き分けに終わっています。主力の移籍が相次いだことから戦力的には転換期にある川崎ですが、ただ若手が徐々に育ってきている上に前節長期離脱していた大島が復帰した、と言う好材料もあります。明日は中2日とは言えホームの連戦、しかもジェジエウや家長らは休養十分と言うことで、万全のコンディションでアウェイチームを迎え撃とうとしているのではないでしょうか。
対するサンフレッチェですが、天皇杯ではターンオーバーしたもののリーグ戦はほぼメンバー固定で戦ってきたことを考えると、先発を大きく変える可能性は低い、と思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
大迫
塩谷 中野 佐々木
松本泰 東
新井 満田
大橋 加藤
Dヴィエイラ
SUB:川浪、志知、茶島、中島、エゼキエウ、マルコスJ、ソティリウ
1ヶ月で9試合を戦う過密日程でしたが、ここまで8試合を6勝1分け1敗と好成績を挙げてきたサンフレッチェ。明日も厳しい戦いが予想されますが、これまで通りにチーム全員で一丸となって、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
<24.6.28>
サンフレッチェは昨日、レジーナの瀧澤千聖、小川愛、島袋奈美恵、渡邊真衣、立花葉、福元美穂、巻胡花、森宙舞、呉屋絵理子の9選手との契約更新を発表しました。
<24.6.27>
昨日ホームで行われたJ1リーグ第20節新潟戦は、前半にそれぞれ1点ずつを取りあったものの勝ち越し点は生まれず、勝ち点1を分け合うことになりました。
出場停止明けの満田は左WBで先発。またソティリウも2試合ぶりに先発して、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 中野 佐々木
松本泰 東(→中島87分)
新井 満田
大橋 加藤(→エゼキエウ76分)
(→マルコスJ76分)
ソティリウ(→Dヴィエイラ66分)
SUB:川浪、志知、茶島
対する新潟は前節から5人入れ替えて、GK:阿部、DF:藤原、デン、稲村、早川、MF:秋山、島田、松田(→鈴木66分→堀米87分)、長谷川(→奥村66分)、FW:谷口(→小野81分)、小見、と言うメンバーでした。立ち上がりから攻勢に出た広島は、4分に東のクロスを新井がシュートを放つと、直後には相手のパスミスを奪った大橋がシュートしたもののGKが触ってわずかに外れます。続いてCKのボールを佐々木がヘッドで叩きつけましたがGKが好反応で防ぎ、7分には松本泰のクロスにソティリウが合わせましたが枠外に外れます。逆に11分、ワンタッチパスの連続から小見が右サイドを抜け出して入れたクロスを逆サイドに走り込んだ谷口に押し込まれて、先制点を許してしまいました。
これで勢いのついた新潟は、13分には小見がシュートするなど追加点を狙ってきます。しかし広島も押し返して、19分には松本泰のクロスにソティリウがヘッドで合わせましたが枠外。また23分には満田がゴール前に入れますがGKが弾きます。そして前半26分、新井のワンタッチクロスを大橋とソティリウが「ツインヘッド」でゴールに叩き込んで同点に追いつきました。
これで広島が再びペースをつかみ、前半29分にはCKの折り返しを松本泰が狙い、続いて満田が強烈なミドルを放ちましたがGKがファインセーブ。39分には松本泰が決定的なシュートを放ちましたがこれもGKに弾かれ、41分にはCKのクリアを塩谷が狙いましたが大きく上に外れます。前半は新潟の4本に対して広島は12本と3倍のシュートを放ったもののGKの好守に阻まれ1点にとどまって、同点のままハーフタイムを迎えました。
後半も立ち上がりは広島が攻勢を仕掛けたものの、徐々に新潟のパス回しのリズムが良くなりなかなかボールを奪えない時間が長くなります。それでも広島は長い距離のカウンターからチャンスを作り、18分には満田のシュート性のクロスが惜しくもバーに弾かれます。また24分にはCKのこぼれを満田が狙いましたがGKの正面を突き、26分には大橋が抜け出してシュートまで持ち込んだものの枠を捉えることができません。終盤にはドウグラス・ヴィエイラのポストプレーとエゼキエウのキレのある動きで点を取りに行く広島。しかし新潟も堅い守備とパス回しで粘り強く戦い、45分にはロングパスを収めた小野に危ういシュートを打たれます。最後はドウグラス・ヴィエイラのパスで前を向いた中島がDFをかわしてシュートを放ったものの惜しくも枠外に外れ、お互いに特徴を出し切ったゲームは痛み分けに終わりました。
Football Labによると広島のシュートは21本。うち枠内シュートは7本で、ゴール期待値1.883は今季平均を上回る数字でした。にもかかわらず1点しか取れなかったのは、相手GKの阿部がスーパーセーブを連発していたから。実際新潟のセーブポイントは今季平均の0.44を大きく上回る0.84でした。スキッベ監督は試合後に「最後の(中島)洋太朗のシュートが入っていたならば、本当にサンフレッチェ史上に残るような素晴らしい素晴らしい物語になったんじゃないかと思うので、そこは少し残念です」と語っていますが、それよりも立ち上がりの時間帯に1点でも取っていれば流れは全然違うものになっていたのではないでしょうか。
対する新潟も、立ち上がりの時間帯を凌ぐとこのチームらしい攻撃で先制点を奪いました。広島としてはパスワークで左サイドを崩され、逆サイドから飛び込んで来た谷口を捕まえ切れなかったということで反省が必要だとは思いますが、それよりも相手チームを褒めるべきではないかと思います。むしろ前半のうちに同点に追いついたこと、またその後も新潟にパスを回されながらも粘り強く対応して決定機を作らせなかったことは評価すべきでしょう。連戦で体力的に厳しい中、両チームとも持ち味を出しあって戦って勝ち点1ずつを分け合ったのは、両チームにとって妥当な結果だったと言えるのではないでしょうか。今節は上位陣が軒並み引き分けに終わっただけに、貴重な勝ち点1だったと言って良いかも知れません。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
新潟公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
超Worldサッカー!
戦評
Football LAB
<24.6.26>
サンフレッチェは昨日、レジーナの近賀ゆかり、左山桃子、髙橋美夕紀、松本茉奈加、笠原綺乃、藤生菜摘、古賀花野、李誠雅、早間美空の9選手との契約更新を発表しました。
<24.6.26>
中国新聞によると、スキッベ監督は後半戦のキーマンに満田誠選手を指名したとのことです。昨年は怪我で離脱していた期間以外は全試合に先発出場した満田でしたが、今季は第15節以降は先発を外れることが多くなり、磐田戦では出番のないままに終わっています。また5試合ぶりに先発した横浜FM戦ではプロ入り後初の退場になって前節は出場停止。満田は「迷惑をかけた。自分は疲れていないので、走って勝利をもたらす」と語っているそうです。今日の試合がどのような展開になったとしても、満田が本来のアグレッシブなプレーでチームを勝利に導いてくれるに違いありません。
今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で、午後7時キックオフ。今日は午後3時半から当日券販売が予定されていますが、チケットカウンターの混雑が予想されますのでなるべくサンフレチケットでご購入下さい。また試合中継はDAZNのみとなっています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<24.6.25>
明日からJ1リーグは後半戦。サンフレッチェは第20節をアルビレックス新潟と戦います。
宮本、高木、長谷川ら怪我人の続出で一時は16位まで順位を落とした新潟でしたが、奥村、小見ら若手の成長で勝ち点を拾ってきた新潟。ルヴァンカップは9年ぶりにベスト8に進出し、天皇杯も3回戦に進出するなど、虎視眈々と上位進出を狙っています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
11H △1-1 広島 【新】高木、【広】荒木
12A ●2-3 神戸 【新】藤原、遠藤、【神】佐々木、宮代、OG
13H ●2-4 浦和 【新】太田、長倉、【浦】チアゴ・サンタナ2、グスタフソン、前田
14H ○3-1 横浜FM 【新】鈴木、谷口、奥村、【横】渡辺晧
15A ●1-2 湘南 【新】長倉、【湘】ルキアン2
YLC3 ○2-0 秋田 【新】石山、奥村
16H ●1-2 福岡 【新】早川、【福】前、紺野
17A ○3-1 町田 【新】小見、藤原、OG、【町】藤尾
YPO1 ○2-1 長崎 【新】小見、長倉、【長】山田
YPO2 △1-1 長崎 【新】長倉、【長】OG
天2 ○4-4 北九州 【新】小見、谷口、奥村、鈴木、【北】髙橋、坂本、渡邉、高吉
PK3-1
18A △1-1 鹿島 【新】小見、【鹿】藤井
19H △2-2 川崎F 【新】藤原、鈴木、【川】マルシーニョ、山田
前節は先制点を奪われながらも後半に追いつき、アディショナルタイムに勝ち越しながら、試合終了間際に追いつかれて勝ち点2を落としています。どんな状況でも最後まで勝利を目指す、と言うスピリットに満ちている新潟。明日も試合終了のホイッスルが鳴るまで勝ち点3を目指して、戦いを挑んでくるに違いありません。
対するサンフレッチェですが、前節出場停止だった満田が戻ってきます。中2日、3日の連戦が続いていることから選手の疲労蓄積が気になりますが、柏戦のあと2日オフを取ったことを考えると、メンバーを大きく変えることはない、と考えます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
大迫
塩谷 中野 佐々木
松本泰 満田
新井 東
大橋 加藤
ソティリウ
SUB:川浪、柏、志知、茶島、エゼキエウ、マルコスJ、Dヴィエイラ
暑い中での連戦が続きますが、明日は3試合ぶりのホームゲーム。スタンドも含めたクラブ全体の力で、過密日程を乗り越えて欲しいと思います。
<24.6.25>
サンフレッチェは昨日、川村拓夢選手がオーストリア1部リーグのFCレッドブル・ザルツブルクに完全移籍する、と発表しました。中国新聞によると、ザルツブルクとの契約は2028年までだとのことです。
広島市生まれの川村は、地元の原サッカークラブからサンフレッチェのジュニアユース、ユースを経て2018年にトップ昇格しました。しかしプロ初年度は怪我もあってルヴァンカップの3試合出場だけにとどまり、翌年愛媛に期限付き移籍。1年目のリーグ戦出場は4試合だけでしたが、2年目からレギュラーに定着して2年目は39試合で6ゴール、3年目には34試合で8ゴールを挙げて、2022年に広島に復帰しました。その年は3月に左膝外側側副靭帯損傷で長期離脱があったもののシーズン途中からレギュラーを確保すると、16試合出場で3ゴール。特に第28節清水戦で決めた超ロングシュートは、同年のJリーグアウォーズで最優秀ゴール賞に選ばれました。そして昨年はリーグ戦32試合に出場して3得点、今季も14試合出場で2得点。更に日本代表でも今年最初のタイ戦で初出場、初ゴールを決めるなど、日本と広島を代表する選手に成長しました。愛媛時代には運動誘発性喘息を発症し、選手生命の危機に陥りながらも乗り越えて成長してきた川村。新しい環境で更に大きく成長して、いずれまた広島に戻ってきて欲しいと思います。
<24.6.24>
昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第9節で、サンフレッチェ広島ユースは神村学園高に1-3で敗れ、2位のままとなっています。広島のメンバーは、GK:小川、DF:小谷、木吹、児玉、MF:橋本(→井上証30分)、桝谷、中島、長沼(→菊山HT)、FW:井上愛、大上免、廣重。前半15分に先制点を許したものの、前半アディショナルタイムに中島が直接FKを決めて同点でハーフタイムを迎えました。しかし後半27分、29分に連続ゴールを決められて突き放され、その後の反撃も及ばず敗れました。第8節の残り試合と第9節の結果、及び順位表は次の通り。
【第8節】
静岡学園高 2-3 帝京長岡高
【第9節】
米子北高 1-4 名古屋U-18
帝京長岡高 2-2 東福岡高
岡山U-18 2-3 静岡学園高
大津高 4-0 鹿児島城西高
神村学園高 3-1 広島ユース
勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 大津高 22 9 7 1 1 +20
2 広島ユース 19 9 6 1 2 +10
3 名古屋U-18 16 8 5 1 2 +8
4 帝京長岡高 16 9 5 1 3 +7
5 東福岡高 13 9 3 4 1 +2
6 神戸U-18 11 7 3 2 2 +2
7 鳥栖U-18 10 7 3 1 3 -1
8 神村学園高 10 8 3 1 4 -5
9 米子北高 9 8 3 0 5 -8
10 静岡学園高 7 9 2 1 6 -6
11 岡山U-18 7 9 2 1 6 -11
12 鹿児島城西高 2 9 0 2 7 -18
<24.6.23>
昨日アウェイで行われたJ1リーグ第19節柏戦は、大迫の好セーブ連発で「ウノゼロ」で勝利し、5位をキープしました。
ドウグラス・ヴィエイラが今季初先発。9試合ぶりにマルコス・ジュニオールが先発し、また加藤をボランチで起用して、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 中野 佐々木翔
松本泰 加藤(→エゼキエウ82分)
新井 東
大橋 マルコスJ(→志知HT)
(→小原90+1分)
Dヴィエイラ(→ソティリウ69分)
SUB:川浪、柏、茶島
対する柏は、GK:佐々木雅、DF:関根、野田、古賀、ジエゴ、MF:戸嶋(→白井76分)、高嶺(→鵜木86分)、山田(→島村76分)、FW:小屋松(→木下57分)、マテウス・サヴィオ、細谷、と言うメンバーでした。静かな立ち上がりから最初にチャンスを作ったのは柏。前半8分、マテウス・サヴィオの斜めのフィードを受けた山田がペナルティエリア内でフリーになりましたが、思い切って前に出た大迫がプレッシャーをかけて東がクリアします。続いて10分にはショートコーナーからのボールが細谷に渡りましたがシュートはブロック。続いて細谷を狙ったクロスは中野がクリアします。対する広島も前半14分、高い位置でボールを奪うとドウグラス・ヴィエイラのパスを受けたマルコス・ジュニオールが右足で巻いたシュートを放ったものの、わずかに枠を外れます。その後は再び柏にペースを握られ、17分にはクロスに合わせた小屋松のヘッドは枠外。19分には小屋松に決定的なシュートを打たれ、27分にも細谷にシュートを許しましたが枠外に外れます。柏に攻められながらも我慢の展開が続いた広島でしたが、それをひっくり返したのは32分の中野のロングフィード。東がワンタッチで左のスペースに出すと、これを受けた大橋がドリブルで突破してゴールライン際からラストパス。これをドウグラス・ヴィエイラが冷静に押し込んで、広島が先制点を奪いました。
これで勢いの出た広島。35分には東がフリーでシュートしましたがサイドネット。39分にはFKを大橋がヘッドで狙いましたが枠を捉えることができず、41分にはマルコス・ジュニオール、42分には大橋、松本泰が惜しいシュートを放ちます。前半は柏のシュートが8本だったのに対して広島は11本。押し込まれる時間は長かったものの効率的な攻撃で、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
スキッベ監督は後半からマルコス・ジュニオールに代えて志知を送り込み、東をボランチに据えて追加点を狙いに行きます。1分にはFKに佐々木翔が合わせましたが枠外。4分にはFKのこぼれを加藤が打ちましたがこれも枠外に外れます。その後は柏がマテウス・サヴィオを起点にチャンスを作り、広島を押し込んで次々とチャンスを作ります。18分には山田の折り返しを高嶺に打たれましたが大迫がスーパーセーブ。後半29分にはマテウス・サヴィオのスルーパスから木下に決定的なシュートを打たれましたが、大迫は逆を突かれながらも左手で弾き出します。終盤は柏に波状攻撃を受ける広島。しかし大迫を中心に高い集中力ではね返し、またシュートミスを誘います。後半は広島のシュートは3本だけだったのに対して柏には11本も打たれましたが得点は許さず、1-0のままで逃げ切りました。
広島は中2日のアウェイ連戦だったのに対して、ホームの柏は中5日。広島は先発3人を入れ替えたとは言え、コンディションの差は明らかだったと思います。広島は前から奪いに行っても寄せ切れず、柏のパス回しを許してゴール前にブロックを作って我慢するしかありませんでした。また川村、野津田の移籍と満田の出場停止によりボランチ専門の選手が少なかった影響で、バイタルエリアに入ってくるマテウス・サヴィオや山田、小屋松らを捕まえ切れないシーンが多く見られました。特にボランチとして初めて先発した加藤は「かなり難しかった。プレーに集中できなかった。もう頭がいっぱい、いっぱいで」(モバイルサイトによる)と振り返るほど。前半途中でポジションチェンジしたのはマルコス・ジュニオールの提案だったそうですが、それによって流れをつかむと中野のフィードを起点に先制点を奪いました。この得点は中野の正確性とワンタッチで裏に出した東の判断、DFに付かれながらもゴールライン際まで持ち込んだ大橋のキレ、そして良いタイミングでペナルティエリアに入ってきてワンタッチでゴールに流し込んだドウグラス・ヴィエイラの技術。4つの高いレベルのプレーが結実した得点でした。苦しい状況を自ら修正し、高い技術の連続で得点を奪った、素晴らしい前半だったと思います。
そしてメンバー交代によってバランスを修正した後半は、耐える時間が長い展開となりました。その中で輝いたのは、大迫の好守。特に2度の超決定機を防いだシーンはチームを救いました。スキッベ監督は「耐え忍んだ、素晴らしい後半だった。そして今日は、本当にケイスケに助けられた」と語っていますが、大迫を中心にチーム全員が高い守備意識で戦い抜いたことが、勝利の原動力だったと言って良いでしょう。6月の「9連戦」の残り2試合も新潟、川崎Fと強敵が控えていますが、この試合のようにチーム全体で力を合わせて戦えば、必ず勝ち抜いて行けるに違いありません。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
柏公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
大迫
Football LAB
<24.6.23>
一昨日サンフレッチェは、レジーナの大内梨央選手がAC長野パルセイロ・レディースに完全移籍する、と発表しました。静岡県出身の大内は、東洋大学在籍中の2019年にユニバーシアードイタリア大会に出場して2ゴールを決めた、と言う実績を持ってレジーナの立ち上げから参加。2021-22シーズンはサブとして9試合に出場し、翌年はシーズン途中からレギュラーに定着して、第7節新潟戦ではWEリーグ初ゴールも決めるなど成長を見せていました。そして2023-24シーズンは開幕戦こそ先発出場したものの、その後はベンチ入りもできなくなって2試合の出場にとどまっていました。広島では移籍組や新人選手に押し出されるような形になった大内ですが、長野では新たな気持ちで挑戦し続けて欲しいと思います。
SANFRECCE Diaryトップページに戻る