8/25〜8/31のSANFRECCE Diary


<24.8.31> 中国新聞によるとスキッベ監督は今週のミーティングで「試合の立ち上がりから全力で行かないといけない」と強調していたとのこと。柏戦の前半の前半は危ないシーンを作られていただけに、チーム全体で連動してボールを奪いに行くように強調していたそうです。一方のFC東京ですが、台風10号の影響による交通の混乱で一昨日は急きょ静岡で1泊し、昨日はバスで帰京して今日の朝に飛行機で広島への移動を試みるとのこと。広島の天候は回復していることから、FC東京の選手・スタッフが到着することが試合開催の鍵となるのは間違いありません。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で、午後6時半キックオフ。チケットは前売りで完売しているため当日券はありません。試合中継は今日もDAZNのみで、ブログでの速報を行う予定です。スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<24.8.30> 明日はJ1リーグ第29節。サンフレッチェはホームでFC東京と対戦します。
 第13節には4位まで上がっていたFC東京でしたが、中断期間中に松木がサウサンプトンに移籍。チームの中心選手を失った影響は大きく深刻な得点力不足に陥って、8月の4試合は無得点で勝ち無しのトンネルに入り込んでいます。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
LPO2 ●1-3 広島  【FC】尾谷、【広】加藤2、大橋
天2 ○3-0 三重  【FC】東、森重、原川
18H △1-1 磐田  【FC】安斎、【磐】グラッサ
19A ○1-0 湘南  【FC】徳元
20H ○1-0 札幌  【FC】安斎
21H ●0-1 福岡  【福】重見
22A ●2-3 柏   【FC】ディエゴ・オリヴェイラ、岡、【柏】ジエゴ、高嶺、戸嶋
天3 ●1-2 千葉  【FC】松木、【千】林、呉屋
23H ○2-0 新潟  【FC】遠藤、野澤零
24A ●1-2 鹿島  【FC】遠藤、【鹿】名古、濃野
25A △0-0 G大阪
26H ●0-3 川崎F 【川】山田2、高井
27H △0-0 東京V
28A ●0-3 京都  【京】ラファエル・エリアス、原、平戸
 前節は開始早々にセットプレーから先制点を許すと、その後も京都の勢いに飲まれて3失点。終盤に決定機を作ったもののシュートの精度を欠いて、無得点で敗れています。苦しい戦いが続くFC東京ですが、しかし広島でのアウェイゲームは10勝4分け7敗と相性が良いだけに、ここで勝利して再浮上のきっかけにしたい、と思ってくいるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、こちらは30年ぶりの6連勝と勢いに乗っています。特にここ数試合は川辺、塩谷の2ボランチと加藤、満田、松本泰の「0トップ」が機能しているだけに、前節と同じ先発メンバーで戦う可能性が高そうです。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

     塩谷  川辺

新井              東

   松本泰     満田

       加藤

SUB:川浪、イヨハ、志知、越道、中島、アルスラン、Dヴィエイラ
 前節の勝利で首位・町田との勝ち点差を2に縮めたサンフレッチェですが、優勝のために重要なのは残り10試合。特に次々節からは鹿島、横浜FM、町田と上位対決が控えているだけに、この試合を落とすわけにはいきません。明日も満員の観客をバックにチーム一丸となって戦って、連勝を更に伸ばして欲しいと思います。
<24.8.30> Jリーグは昨日、第36節浦和戦を11/10(日)の午後3時から埼玉スタジアム2002で開催する、と発表しました。この週は木曜日にシドニーとのアウェイゲームがあるため、長期遠征から中2日で浦和戦を戦うことになります。また当初11/10に予定されていたWEリーグ第8節浦和戦の日程が、11/9(土)に変更となりました。
<24.8.30> 日本サッカー協会は昨日、W杯アジア最終予選を戦う日本代表を発表し、広島から大迫敬介選手が選ばれました。今回選出されたのは次の27人。
【GK】大迫(広島)、谷(町田)、鈴木彩(パルマ)
【DF】長友(FC東京)、谷口(シントトロイデン)、板倉(ボルシアMG)、町田(サンジロワーズ)、
    中山、望月(町田)、菅原(サウサンプトン)、高井(川﨑F)
【MF/FW】
    遠藤(リバプール)、伊東、中村(ランス)、浅野(マジョルカ)、南野(モナコ)、
    守田(スポルティングCP)、鎌田(クリスタル・パレス)、三苫(ブライトン)、
    小川(NEC)、前田、旗手(セルティック)、堂安(フライブルク)、細谷(柏)、
    上田(フェイエノールト)、田中(デュッセルドルフ)、久保(レアル・ソシエダ)
 6月の2次予選の代表から前川(神戸)、冨安(アーセナル)、伊藤(バイエルン)、橋岡(ルートン・タウン)、相馬(町田)、鈴木唯(ブレンビー)、川村(ザルツブルク)が外れ、鈴木彩、中山、望月、高井、伊東、浅野、三苫、細谷が選ばれています。このメンバーは9/2からトレーニングを開始して、9/5に中国戦、9/10にバーレーン戦を戦います。
<24.8.29> プレスリリースによると、ACL2のホームゲーム3試合のチケットが9/3より発売となります。9/3はシーズンチケット保持者限定で、どの席種も10%割引となります。続いて9/4はプレミアム会員、9/5はその他有料会員限定で、一般販売は9/6からとなります。詳細はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。
<24.8.28> サンフレッチェ広島レジーナは昨日、安芸高田市の清神社で必勝祈願を行いました。また2024-25シーズンのスローガンを「共に」と決定。1年目の「共感」、2年目の「共鳴」、3年目の「共闘」から、新監督の下で更なる進化を起こし、その進化をファミリーと共に分かち合い、歩みを進めて行くと言う思いを込めているとのことです。

サンフレッチェ広島公式サイト  必勝祈願  2024-25スローガン
<24.8.27> 遅くなりましたが、先々週発売の「紫熊倶楽部」9月号(Vol. 319)を紹介します。表紙もトップ記事も川辺選手。3年前にグラスホッパーに移籍する時の言葉とそこまでの成長の軌跡を振り返って、今後に向けての期待を綴っています。続く記事はトルガイ・アルスラン。セリエAで3年間レギュラーとして活躍した彼がオーストラリアに移籍した理由とともに、プレーの特徴について書いています。また、イングランドに移籍した大橋選手に関して、監督と選手たちの反応を紹介しています。
 インタビュー記事で登場しているのは茶島選手。スキッベ監督の下でなかなか試合出場できていない彼ですが、しかしそれでも腐ることなく突然のチャンスに備えている日々を描いています。「紫熊短信」のあとは、レジーナの吉田監督が目指す「前からボールを奪いに行くサッカー」について。「レジーナ選手名鑑」と「READERS AREA」が続きます。
 「シリーズ・スポーツジャーナリストが見た広島の新スタジアム」は、国際派ジャーナリストの木丿原句望氏が「エディオンピースウイング広島が生み出す文化」と言うタイトルで書いています。
 後半のインタビュー記事では雨野強化本部長が登場して、アルスランと川辺を獲得した経緯について語っています。続いて川浪、イヨハ、加藤、青山、木吹、井上各選手に加えて、シュツットガルトのカラソル選手とヘーネス監督のインタビューを掲載しています。そして天皇杯のいわき戦、J1リーグの福岡戦、鳥栖戦、ピースマッチのシュツットガルト戦のMatch Reportと「SIGMA CALENDER」、選手・スタッフ全員で黙とうを捧げた8/6に黙とうを捧げた記事となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。エディオンピースウイング広島のオフィシャルショップ、広島県内の大手書店、及び東京・銀座のtauで販売中です。また通販は公式オンラインショップからどうぞ。
<24.8.26> 昨日ホームで行われたJ1リーグ第28節柏戦は中野のゴールなどで2-0で勝ち、30年ぶりの6連勝で首位との勝ち点差を2に詰めました。
 先発は前節および天皇杯と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  中野   荒木  佐々木

     塩谷  川辺(→中島85分)
     (→Dヴィエイラ77分)
新井             東(→イヨハ90+6分)
(→越道90+6分)
   松本泰     満田(→アルスラン85分)

       加藤

SUB:川浪、志知
 対する柏は、GK:松本健、DF:片山(→土屋71分)、犬飼、古賀、ジエゴ、MF:白井、戸嶋(→熊澤85分)、山田(→島村59分)、FW:マテウス・サヴィオ、小屋松(→木下59分)、細谷(→垣田71分)、と言うメンバーでした。前半立ち上がりは柏のペースで、高い位置からのプレスと速攻でチャンスを作られます。5分には細谷にシュートを打たれましたが中野がクリア。8分のマテウス・サヴィオのシュートは大迫がキャッチします。また15分にはショートコーナーからマテウス・サヴィオのシュートはクリアします。しかし徐々に広島が押し返すと、27分には川辺のクロスに荒木が合わせましたが枠外。28分には松本泰のパスから満田がシュートしましたが枠外に外れ、30分には満田のパスで抜け出した松本泰がGKの前で浮かせてシュートを打ちましたがDFがぎりぎりでクリアします。そして前半36分、加藤のキープからの絶妙なパスでフリーになった新井がクロス。これはインナーラップしていた中野の背中に当ったものの、コントロールした中野がそのまま蹴り込んで広島が先制点を奪いました。その後柏もマテウス・サヴィオのキープと細谷の飛び出しで反撃を試みたものの、広島は堅い守備ではね返して1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半は立ち上がりから広島が攻勢に出て、柏陣内に攻め込みます。4分には波状攻撃から川辺のシュートは枠外。6分には加藤がCKに合わせましたが枠外に外れます。柏もその直後に細谷が荒木と入れ替わってゴール前に侵入し、フリーでシュートを放ちましたが枠外に外れます。11分には東のFKに中野が合わせましたが細谷がゴールラインぎりぎりでクリア。そして後半19分、佐々木、東とのコンビネーションで左のスペースに抜け出した松本泰がGKとDFの間に鋭いクロスを送ると、犬飼が自陣に蹴り込んでしまって広島のリードは2点となりました。
 その後も広島はペースを譲らず、21分には東がシュートをはなちましたがわずかに枠外に外れます。37分には加藤の抜け出しを古賀が手で止めて一発退場となり、44分にはアルスランのパスで抜け出したドウグラス・ヴィエイラがGKとの1対1から打ちましたが枠外。45+3分には新井の突破からのクロスにアルスランが合わせましたが枠外に外れます。最後は中島が強烈なミドルを放ったもののGKに弾かれ、試合終了のホイッスルが吹かれました。
 試合後にスキッベ監督が振り返っているように、レイソルは前半の前半は「速いカウンターがうまくできて」いました。そこで監督は飲水タイムの時に「もう少しプレスの部分で当たりにいこう」と指示したそうで、それによってペースをつかむことができました。3試合連続で同じメンバーが先発したと言うことで、相手に比べてやや身体が重いのかな、とも思ったのですが、前からボールを奪いに行くと言うサンフレッチェのサッカーの基本を思い出すことによって、試合全体としては相手を圧倒できていたと思います。柏も質の高いサッカーをしていて、特にマテウス・サヴィオのドリブルと細谷の抜け出しは脅威でしたが、チームの総合力で柏を上回ることができたことが勝利に繋がった、と言って良いと思います。
 ところで先制点のシーンはストッパーながら長駆相手陣内まで駆け上がり、パスが背中に当たったにも関わらず落ち着いてコントロールしてシュートを決めた中野の戦術眼と技術の勝利、と言って良いものでしたが、その起点となった加藤のプレーがあったからこそ、と言えます。もともと加藤は1.5列目タイプのFWだと思いますが、大橋の移籍とソティリウ、ドウグラス・ヴィエイラの怪我によってこのところワントップを務めています。広島のワントップは前線に張る役割ではなく、シャドウとの頻繁なポジションチェンジと前からの守備がミッションではあるものの、それでも後ろ向きでボールを受ける回数は増えているはず。この得点シーンでも塩谷からのクサビのパスを中盤まで下りて受け取り、ボディフェイントを駆使しながらキープして右のスペースでフリーだった新井にはたいています。DFを背負ってキープするのではなく、技術とクイックネスを生かした、彼らしいポストプレーだったと思います。スキッベ監督も加藤については「ゴールに背を向けたプレーも、ボールをしっかりキープするところも、それからボールをはたくプレーも、すべてにおいて成長したと思います。その部分は非常に満足しています」と語っていますが、この加藤の成長が、大橋が離脱した後も連勝を続けることができている要因の一つであるのは間違いありません。アルスラン、川辺の加入だけでなく、中野や加藤ら選手たちの成長によって一気に首位に迫ったサンフレッチェ。「3冠」の可能性がある中で、9年ぶりのリーグ制覇が最も現実味を帯びてきたような気がします。

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<24.8.25> モバイルサイトによるとスキッベ監督は、「塩谷司選手は非常に疲れが見えてましたが」と言う問いに対して「回復しました」と答えています。柏はマテウス・サヴィオやジエゴ、細谷ら能力の高い選手が多いだけに、誰が出ることになったとしても心を一つにして、連勝を伸ばして欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で午後6時半キックオフ。チケットは前売りで売り切れているので当日券の発売はありません。試合中継はDAZNのみで、今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<24.8.25> 指宿キャンプ中のレジーナは昨日、なでしこリーグ1部のヴィアマテラス宮崎との練習試合を45分×3本で行い、5-1で勝ちました。得点は、2本目の17分に小川、31分に古賀、3本目の29分に髙橋、34分と45+3分に上野。失点は3本目の10分でした。
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