9/1〜9/7のSANFRECCE Diary
<24.9.7>
明日はYBCルヴァンカップ準々決勝2nd leg。サンフレッチェはホームに名古屋グランパスを迎えます。
1st legは広島が1-0で勝ったものの、試合内容は「苦戦」と言えるもの。名古屋の堅守速攻の戦術になかなかチャンスを作れず、逆にオフサイドと川浪のスーパーセーブ連発に助けられての勝利でした。名古屋の長谷川監督は「正直、展開的には難しくなった」と言う一方で「今日は狙いどおりの攻撃もできました」とも語っているだけに、1st legの内容には手応えを感じているはず。明日は基本的には1st legの戦術を踏襲しつつ、より強度を高めるメンバーを起用してくるのではないでしょうか。
対するサンフレッチェですが、中3日の試合なのでメンバーはそのままで戦うのではないかと思われます。ただ、180分の戦いで1点リードしているとは言え先制点を許してしまうと難しくなるので、やや守備重視の布陣でスタートする可能性もありそうです。
川浪
中野 荒木 佐々木
川辺 塩谷
新井 東
満田 松本泰
加藤
SUB:田中、イヨハ、青山、志知、越道、中島、アルスラン、Dヴィエイラ、パシエンシア
昨年はグループステージ最終戦で名古屋に敗れてルヴァンカップ連覇を逃しただけに、今年は名古屋の壁を乗り越えたいところ。明日もハイプレスのサッカーを貫いて、準決勝進出を勝ち取って欲しいと思います。
<24.9.7>
サンフレッチェは10/24に開催すると発表されていたACL2のMD3シドニー戦を、1日繰り上げて10/23に行う、と発表しました。会場は広島サッカースタジアム(=エディオンピースウイング広島)で、キックオフは午後7時となります。
<24.9.6>
昨日埼玉スタジアム2002で行われたW杯アジア最終予選の中国戦は、日本代表が7-0で勝って幸先良いスタートを切りました。日本代表のメンバーは、GK:鈴木彩、DF:板倉(→高井71分)、谷口、町田、MF:守田、遠藤(→田中71分)、堂安(→伊東63分)、南野、久保、三苫(→前田63分)、FW:上田(→小川79分)。先制点は前半12分で、ペナルティエリア内のポジション争いから完全にフリーになっていた遠藤が、久保のCKをヘッドで叩き込みました。その後は守りを固める中国に手を焼く時間帯が長かったのですが、前半アディショナルタイムに右からカットインした堂安がクロスを送ると、逆サイドに走り込んだ三苫がヘッドで決めて2点リードで前半を折り返しました。後半から5-3-2に変更して守備を固める中国に対して、日本は後半7分、三苫のパスを受けた南野が個人技を生かしてペナルティエリア内からのシュートを決めると、13分にも上田のポストプレーから南野が追加点を挙げます。さすがに守ってばかりいられなくなった中国も選手交代で反撃を試み何度か日本ゴールに迫りますが、しかし得点はまたしても日本。後半32分に伊東のシュートが相手DFに当ってゴールネットを揺らし、42分には伊東のクロスに走り込んだ前田がゲット。最後は後半45+5分に久保が中央からシュートを決めて、ゴールラッシュを締めました。この試合の前に2週間の合宿をして戦術を練り上げてきた、と言う中国に対して日本の準備期間は2日間だけでしたが、さすがに欧州の高いレベルで揉まれてきた選手たちだけあって「個の強さ」で相手を圧倒した、と言う勝利でした。
<24.9.5>
昨日アウェイで行われたJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝1st legで、サンフレッチェ広島はアルスランのゴールで名古屋に先勝しました。
GKに川浪が入った以外はFC東京戦と同じメンバーで、以下の布陣で戦いました。
川浪
中野 荒木 佐々木
川辺 松本泰
(→中島82分)
新井 東
満田 アルスラン(→塩谷73分)
(→DヴィエイラHT)
加藤
SUB:田中、イヨハ、青山、志知、越道、井上
対する名古屋は、GK:ランゲラック、DF:河面、三國、内田、MF:徳元(→菊地75分)、椎橋(→カラバリ88分)、稲垣、森島(→和泉63分)、野上(→中山63分)、FW:山岸、ユンカー(→永井63分)、と言うメンバーでした。最初のチャンスは名古屋で、4分にはユンカーがミドルシュートを放ちましたが川浪が防ぎ、5分にはCKのこぼれを稲垣に打たれましたが枠外に外れます。その後は広島がボールを支配して名古屋が自陣に構える、と言う時間帯が続き、11分には満田がシュートしたもののブロック。19分にはCKのこぼれを東が狙いましたがDFにクリアされます。前半の後半も広島がパスを繋いで攻めの糸口を探そうとしますが、名古屋の守備ブロックは堅くなかなかシュートまで行けず。逆に39分には徳元のクロスに山岸がフリーで合わせましたが枠外で助かります。更に43分にはGKからのロングパスを起点にユンカーのポストプレーから山岸に決められましたがオフサイドのジャッジに救われます。前半は広島がボールをキープする時間が長かったもののシュート数は互角のまま、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半も最初にチャンスを作ったのは名古屋で、2分にユンカーの抜け出しから稲垣に決められましたが、しかしこれもオフサイドで取り消しとなります。これに対して広島は後半12分、加藤の右スペースへのパスで抜け出した新井がゴール前を横切るクロス。ここに走り込んだアルスランがヘッドで押し込んで、先制点を奪いました。
対する名古屋は3枚替えで反撃に出ます。17分にはCKに山岸が飛び込みましたが枠外に外れ、18分には山岸のパスに永井が合わせましたがこれも枠外。29分の山岸のヒールシュートは川浪がキャッチします。また34分にはロングフィードに永井が抜け出しましたが川浪が素晴らしいセーブ。続いて41分には中山が抜け出してフリーでシュートしましたがこれも川浪が防ぎ(ジャッジはオフサイド)、43分の永井、44分のカラバリのシュートは枠外に外れます。後半は広島のシュートは2本だったのに対して名古屋は7本。押し込まれる時間帯が長かったものの川浪の活躍で無失点に抑えて、1-0のまま「前半90分」を終えました。
3週間前の対戦では広島に圧倒されたと言うことで、名古屋は対策を十分に立ててきました。まず前半立ち上がりこそプレスをかけてきたものの、その後は自陣にブロックを作ってスペースを与えず広島の攻撃を封印し、ロングボールで広島のDFラインの裏を狙って来ました。前半43分と後半2分のシーンではいずれもオフサイドのジャッジに救われましたが、これこそ名古屋の狙い通りだったと言って良いでしょう。広島の得点シーンは加藤、新井のコンビネーションとここぞと言う場所に飛び込んだアルスランの戦術眼が生み出した素晴らしいものでしたが、それ以上に守備の充実が大きかった、と言えます。スーパーセーブ連発でチームを救った川浪だけでなく、ユンカー、山岸、永井と違うタイプのFWと対峙して一歩も引かず抑えこんだことが、この試合の勝因だったと言えるでしょう。
この試合の結果、広島は1勝のアドバンテージを持ってホームに戻ることができました。2nd legは引き分け以上で準決勝進出が決まりますが、しかし1点リードしただけであることを考えればまだまだこれから。より広島対策の精度を上げてくるであろう名古屋相手に、チーム全員で戦い抜かなければなりません。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
名古屋公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
サッカーダイジェストWeb
ゲキサカ
戦評
<24.9.4>
モバイルサイトによるとスキッベ監督は昨日の練習前に「ちゃんとプレーできれば、我々は日本一の実力があるんだ」と選手たちに語りかけていたとのこと。今日はアウェイでの戦いとなりますが、「前半90分」で日本一の実力を発揮して、2nd legに繋がる結果を持ち帰って欲しいと思います。
今日の試合会場は豊田スタジアムで午後7時キックオフ。試合中継はフジテレビNEXT(スカパー!CS309とスカパー!プレミアムサービスのch613)、スカチャン8(ch588)で生放送が、またスカパー!番組配信やスカパー!SOCCERアプリ、SPOOX、FODで生配信が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&スカパーや生配信を見れない方はこちらをご覧下さい。
<24.9.4>
プレスリリースによると、エゼキエウが右股関節の治療のため、昨日ブラジルに一時帰国しました。中国新聞によると7/5の神戸戦で負傷後リハビリを進めていたものの、8月下旬に再度負傷していたそうで、再来日の時期は未定だとのことです。
<24.9.4>
サンフレッチェは昨日、ゴンサロ・パシエンシア選手の加入会見を行いました。会見ではまず雨野強化本部長が獲得の意図を説明。「センターフォワードとしてしっかりと(前線で)構えてもらうことで、周りの選手をより活かすことができる」と期待を語りました。続いてパシエンシアが質問に答えて、「自分の持っている力を出し切ってチームに貢献したい」と決意を述べました。日本には8年ほど前に旅行で訪れたことがあるそうで、良い印象を抱いていたそうで、いつか日本でプレーしたいと思っていたそうです。コンディションについては以前所属したチームでずっとトレーニングをしていて悪くはないとのことです。
なおモバイルサイトによると、ビザの手続きや台風によるフライトへの影響などにより予定よりも来日が遅れてしまったそうで、その期間はトレーニングができなかった様子。登録上は日曜日の名古屋戦からの出場が可能だそうですが、スキッベ監督は「長い目で見ていきたい」と語っているとのことです。
サンフレッチェ広島公式サイト
<24.9.3>
明日はYBCルヴァンカップ準々決勝1st leg。サンフレッチェはアウェイで名古屋グランパスと対戦します。
第27節の広島での対戦では「今日は本当に完敗」(長谷川監督)だった名古屋は、翌週の湘南戦では前半7分にセットプレーから先制点を奪い、その後は湘南に押し込まれながらも粘り強く守り切って、3ヶ月ぶりのアウェイ勝利を挙げています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
27H ●1-2 広島 【名】ユンカー、【広】荒木、加藤
28A ○1-0 湘南 【名】三國
週末に予定されていた第29節新潟戦は台風10号の影響で中止(9/18に延期)となったことから、明日は名古屋にとって11日ぶりの公式戦。リーグ戦の優勝は絶望的になっているだけに、残されたタイトルであるルヴァンカップ制覇に向けて、チームの総力を挙げて勝ちに来るに違いありません。
対するサンフレッチェは代表招集で大迫が不在。また前節FC東京戦から中3日の試合となりますが、連戦はまだ2試合目であることを考えるとフィールドプレーヤーの先発変更はない、と予想します。
川浪
中野 荒木 佐々木
川辺 松本泰
新井 東
満田 アルスラン
加藤
SUB:田中、イヨハ、塩谷、志知、茶島、中島、井上
前回対戦では出足の速さとハイプレスで圧倒したサンフレッチェ。明日もチーム全体で走り回って、勝って広島に戻ってきて欲しいと思います。
<24.9.3>
サンフレッチェは昨日、FWゴンサロ・パシエンシア選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。背番号は99番で、中国新聞によると年俸は8,000万円。前所属のセルタ・デ・ビーゴとの契約は終了しているため、移籍金は発生しないことになります。
1994年生まれのパシエンシアはポルトの出身で、地元のポルトのアカデミーで育ち2014年にポルトBでプロデビューし、翌年はトップチームデビューを果たしました。その後、コインブラ、オリンピアコス、セトゥーバルなどへのレンタル移籍を経て2018年にアイントラハト・フランクフルトに移籍。シャルケ04へのレンタル移籍を挟んで、ブンデスリーガ1部で67試合に出場し14ゴールを挙げました。また2022/23シーズンはセルタに移籍して25試合2ゴール。昨シーズンはボーフムで19試合3ゴールを挙げています。更に年代別のポルトガル代表にも継続的に選出されて、2016年のリオ五輪では3ゴールをゲット。A代表でも2試合に出場して1ゴールを決めています。187cmの高さを生かしたヘディングや利き足の右足だけでなく左足でもゴールできる「万能型ストライカー」だそうで、広島の求めるワントップに適した選手だと言えそうです。パシエンシアは今日から練習に合流するとのこと。コンディション次第では、来週の天皇杯G大阪戦あたりからの試合出場もあるのではないでしょうか。
<24.9.3>
サンフレッチェは昨日、ACL2グループステージ第5節のカヤFCイロイロ戦の試合会場とキックオフ時間を発表しました。それによると会場はリサール記念スタジアムで、キックオフは11/28(木)の現地時間8時(日本時間9時)となります。リサール記念スタジアムはマニラ市内にあり、マニラ国際空港からのアクセスも30分圏内と言うことなので、チームやサポーターの移動も大きな負担にはならなそう。因みに香港の旺角スタジアムもシドニーのジュビリースタジアムも国際空港の近くにあるので、ACL2のアウェイ移動に関しては比較的恵まれた、と言って良さそうです。
<24.9.2>
中国新聞によると、元ポルトガル代表のFWゴンサロ・パシエンシアの獲得が確実になった、とのことです。パシエンシアは184cmで、フィジカルの強さと足下の技術を持ち味にしているとのこと。昨シーズンはレンタル先のボーフムで浅野とともにプレーして、21試合出場で3得点1アシストを記録。その後セルタに戻ったものの8月中旬に契約解除となり、現在無所属となっています。Jリーグの移籍ウインドウは8/21まででしたが、無所属の選手の追加登録は9/6まで可能だとのこと。パシエンシアは既に来日している模様なので、メディカルチェックを経て今日にでも正式契約を結ぶのではないでしょうか。
<24.9.2>
一昨日アウェイで行われたWEリーグクラシエカップ第1節AC長野パルセイロ・レディース戦で、サンフレッチェ広島レジーナは後半に突き放して幸先良いスタートを切りました。
吉田監督は自らのレジーナでの初陣を戦うメンバーとして、以下の選手を送り出しました。
木稲
近賀 左山 市瀬 藤生
(→島袋57分)
小川 笠原
渡邊 瀧澤 中嶋
(→松本77分)(→柳瀬77分)
古賀(→上野64分)
SUB:藤田、呉屋、髙橋美
対する長野はレジーナから移籍した大内が先発して、GK:梅村、DF:岩下(→安倍73分)、坂井、奥川、岡本、MF:髙橋雛、源間(→中野69分)、村上、稲村、伊藤(→菊池73分)、FW:大内(→中村84分)、と言うメンバーでした。広島の先制点は開始早々の1分で、右サイドに抜け出した小川のクロスに3列目から走り込んだ藤生が強烈なシュートを叩き込みました。対する長野は前半19分、右からのCKを坂井が高い打点から叩き込んで、同点でハーフタイムを迎えました。広島が勝ち越したのは後半28分で、CKのボールははね返されたものの、こぼれ球をつないで呉屋のパスを藤生がヘッドで押し込みます。更に32分、前からのプレスで得たセットプレーのチャンスに、小川のFKを上野がヘッドで流し込んで突き放しました。この日は台風10号の影響で交通が混乱する中でのアウェイ遠征でしたが、厳しい条件下で勝ち切ったことはチームの成長を表している、と言って良いかも知れません。
サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
試合動画
<24.9.1>
昨日ホームで行われたJ1リーグ第29節FC東京戦は、アルスランのハットトリックで連勝を7に伸ばし、第3節以来半年ぶりに首位に立ちました。
アルスランが4試合ぶりに先発して、サンフレッチェは以下の布陣で戦いました。
大迫
中野 荒木隼 佐々木
川辺 松本泰
(→塩谷56分)
新井 東俊希
(→越道67分)
満田 アルスラン(→Dヴィエイラ67分)
(→中島67分)
加藤
SUB:川浪、イヨハ、茶島
対するFC東京は前節から3人入れ替えて、GK:野澤大、DF:中村、土肥、森重、白井、MF:高(→東慶悟71分)、小泉、荒木遼(→遠藤64分)、FW:ディエゴ・オリヴェイラ(→小柏71分)、仲川、エヴェルトン・ガウディーノ(→俵積田64分)、と言うメンバーでした。立ち上がりの1分、大迫のパスをカットされてディエゴ・オリヴェイラに決定的なシュートを大迫がセーブする、と言うシーンがありましたが、しかし先制点は広島。前半4分、満田のクロスを加藤が折り返したボールは弾かれたものの、高のコントロールミスを奪ったアルスランがDFの股抜きのシュートを決めました。
これで勢いのついた広島は、ボールを支配して相手陣内に攻め込みます。6分には佐々木のクロスに新井が飛び込んだもののDFがクリア。8分の新井のクロスは加藤にわずかに合わず、10分の加藤のミドルは枠外。19分にはCKに中野が合わせましたがGKが反応します。飲水タイム後にはFC東京に攻め込まれたものの押し返すと、前半31分には右サイドでのパス交換から加藤がクロス。これははね返されたものの、こぼれを右のスペースで拾ったアルスランがGKの股を抜くシュートを決めて、リードを2点に広げます。その後は広島が41分にカウンターから満田がシュートしたのに対して、42分にはFC東京のエヴェルトン・ガウディーノの強烈なミドルを大迫が危うく弾くなどお互いにチャンスを作ったものの得点は生まれず、2-0のまま前半を折り返すことになりました。
後半もお互いに持ち味を発揮して攻め合います。8分には東京のカウンターからエヴェルトン・ガウディーノがシュートしましたが枠外。12分にはCKからの森重のヘッドをゴール前で仲川がコースを変えましたが枠外に外れて助かります。流れがFC東京に傾きつつあった後半14分、左サイドのパス交換でポケットに抜け出した松本泰が股抜きでペナの中に入り込むと高がたまらずファウル。得たPKをアルスランがGKの飛んだ方向と逆に蹴り込んで、3点差としました。
この後も20分に新井の決定的なシュートや26分のドウグラス・ヴィエイラのミドルなどで追加点を狙う広島。逆にFC東京は鋭いパス回しと俵積田、小柏の推進力で反撃に出ます。前からのプレスが嵌まらず押し込まれる広島。特に右サイドはなかなかボールが奪えず危ないシーンを作られます。33分には俵積田のドリブルからのクロスに飛び込んだ小柏に決められて1点返されると、45分にはショートコーナーから仲川に持ち込まれ、クロスが東俊希に当ってゴールが決まってしまいます。ヒートアップするスタジアム。しかし広島は48分に加藤が決定機を作ってCKをもらい、敵陣でパスを回して時計を進めます。FC東京も最後のパワーを出して来たものの広島もはね返して、1点のリードを保ったままで試合終了のホイッスルとなりました。
ハットトリックで広島に勝利をもたらしたトルガイ・アルスランですが、1点目のDFの股抜きシュートは自ら「スペシャルショット」と呼んでいるとのこと。また2点目のGKの股抜きも「GKも体をかなり大きく見せないと防げないので、手も足も広げてくる。そういう予測はありました」ことによるものだそうです。リーグ戦5試合に出場して5ゴールのアルスランには「紫の魔法使い」のニックネームが定着していますが、決して魔法を使っているわけではなく技術と思考で「必然」のゴールを生み出していることが分かります。インタビューでは満田、泰志、加藤を高く評価していますが、逆にアルスランのプレーによって周りの選手の成長してきている、のも間違いないところ。この試合の後半の後半はFC東京に押し込まれて2点を失いましたが、チーム全体がアルスランのプレーから学んで成長することが、今後のチームにとって重要なのかも知れません。
因みにこの試合は台風10号の影響でFC東京は新幹線の移動を途中で断念し、当日の朝に羽田から山口宇部空港に飛んでバスで広島入りしたそうです。またFC東京のサポーターも移動ができず、泣く泣く観戦を断念した人も多かったとのこと。試合開催の可否はJリーグの判断ではあるのですが、それに向けてFC東京のスタッフと選手たち、そしてサポーターが最大限の努力をしたからに間違いありません。それを受けて広島側も試合前にはFC東京の選手たちを拍手で迎え、試合終了後にはサンフレッチェの選手たちがFC東京側に挨拶に行き、それに対してFC東京のサポーターも拍手を返してくれたそうです。天候などの不可抗力が原因でベストコンディションで試合を迎えることができない、と言うのはどのチームにも起こりうること。実際に広島は全てのアウェイが遠隔地なので、常に同様のリスクを抱えているわけです。そんな中でお互いの関係者がこの試合の開催に向けて最大限の努力をし、結果として素晴らしい試合が展開できたこと、そしてそれをお互いにリスペクトしあったことは、両チームが誇るべきことだと言って良いのではないでしょうか。
今節は町田が引き分けたことにより、サンフレッチェは勝ち点で並び得失点差で首位に立ちました。第22節終了時点では首位・町田と12の勝ち点差が開いていたことを考えると、わずか7試合でその差をひっくり返したのは奇跡的な結果だったと言って良いでしょう。ただ、そのような良い流れがいつまでも続くことはないのが長丁場のリーグ戦。特にサンフレッチェは今後リーグ戦に加えてACL2、ルヴァンカップ、天皇杯の4つのコンペティションを戦わなければならないだけに、勝負はまだこれから、と言って間違いありません。8月の再開以降はほぼメンバー固定で戦ってきたサンフレッチェですが、さすがにこのまま続けることはできません。となれば、この試合で途中出場した選手だけでなく、それ以外の選手も含めた総力戦で戦わなければならないのは必定。来週から3週間は週2試合の過密日程が続くだけに、これまで以上にチーム一丸となって、これらの戦いを乗り越えなければなりません。
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広島が圧巻の7連勝
ハットトリック達成
トルガイの股抜き弾にファン歓喜
「FC東京」がトレンド入り
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