1/5〜1/11のSANFRECCE Diary
<25.1.11>
サンフレッチェは昨日、今シーズンの新加入選手の記者会見を行いました。中国新聞によると移籍組のジャーメイン、田中聡、菅、井上潮、大学から加入したヒル、中村とユースから昇格した井上愛が登壇して、それぞれ意気込みを語りました。
まず磐田から加入したジャーメインは「広島のスタイルにフィットできると思う。今季は20点以上とって得点王を取る」と宣言しました。続いて湘南から移籍の田中聡は「昨年対戦して一番強いチームだった。中盤はうまい選手が多いので、強みの守備を出したい」と語りました。札幌から移籍の菅は「初めての移籍で不安。左足のパンチあるシュートを見て欲しい」、横浜FCからの井上潮は「攻撃で決定的な仕事を増やし、ポジション争いに加わる」と決意を述べました。
関東サッカーリーグ1部で2年連続で得点王とアシスト王となり、ベストイレブンとMVPも受賞した中村は「ゴールは2桁を目指す。まずはチャンスをもらえるよう、練習からがむしゃらにやりたい」と宣言。鹿児島で生まれ育ったヒルは「大迫選手から吸収し、いずれは超えたい」と目標を掲げました。更に昨シーズンリーグ戦4試合に出場し、ACL2ではゴールも決めた井上愛は「昨年以上にぎらぎら全開で、2桁得点を目指す」と表明しました。
このオフの広島は青山と柏に加えて松本泰が移籍。ドウグラス・ヴィエイラ、ソティリウ、パシエンシア、エゼキエウ、薄井の5人が退団し、志知と細谷も期限付き移籍で10人がチームを離れることになりました。それに対して入ってきたのは、新加入の7人に加えてレンタルバックの仙波。全体の数は減ったものの、各ポジションに実力者が揃い、昨年に比べて戦力はアップした、と言って良いのではないでしょうか。住吉が完全移籍してしまったのは誤算でしたが、怪我でほぼ1シーズンを棒に振った山﨑が戻り、イヨハのコンディションも整えばDF陣に問題はないはず。また高さに特徴のあるFWがいなくなりましたが、逆にアジリティが高くスピードのある選手が増えたことによるメリットも多いでしょう。今季のサンフレッチェは新しい選手の特徴を生かすことによって、昨年以上にバリエーションの高い戦い方ができるのではないでしょうか。
<25.1.10>
サンフレッチェは昨日、広島市内で全体練習をスタートしました。中国新聞によると練習前の円陣では、不在のスキッベ監督に代わって迫井ヘッドコーチが富士フイルムスーパーカップの神戸戦を見据えて「タイトルの懸かった試合まで30日しかない。短い期間だが、しっかり仕上げて行こう」と声を掛け、その後雪の舞う中でボール回しとランニングで約1時間汗を流したそうです。チームは今日も練習して日曜日にトルコに向けて出発し、帰国までの約2週間の間にトレーニングマッチ5試合を予定しているとのことです。
1/15(水)PFCルドゴレツ・ラズグラド(ブルガリア)
1/18(土)FKヤブロネツ(チェコ)
1/20(月)FCジンブル・キシナウ(モルドバ)
1/22(水)CSKA1948ソフィア(ブルガリア)
1/24(金)KSクラコヴィア(ポーランド)
<25.1.9>
サンフレッチェは昨日、今季の体制と背番号を発表しました。それによると背番号は次の通り。
1 大迫敬介 12 【ファミリー】 23 35 中島洋太朗
2 13 新井直人 24 東俊希 36 井上愛廉
3 山﨑大地 14○田中聡 25 茶島雄介 38◎ヒル袈依廉
4 荒木隼人 15 中野就斗 26 39◎中村草太
5 松本大弥 16 27 イヨハ理ヘンリー 40 小原基樹
6 川辺駿 17 28 44□仙波大志
7 18○菅大輝 29 51 加藤陸次樹
8 19 佐々木翔 30 トルガイ・アルスラン
9○ジャーメイン良 20○井上潮音 31
10 マルコス・ジュニオール 21 田中雄大 32 越道草太
11 満田誠 22 川浪吾郎 33 塩谷司
◎は新加入、○は完全移籍、△は期限付き移籍、□は復帰
昨年から在籍する選手の背番号変更は無しで、レンタルから復帰した仙波は以前と同じ44番となりました。一方新加入の選手は、ジャーメインがプロ入り前に付けていた9番、井上潮は東京Vと神戸で付けていた20番で、菅と田中聡は新たに14と18になっています。なおこれまでの背番号の変遷はこちらにまとめてありますのでご覧下さい。
一方のコーチングスタッフですが、スキッベ監督以下コーチ陣は、昨年ヘッドコーチだった有馬賢二氏が町田に移ったことから、迫井深也氏がヘッドコーチに復帰。また青山敏弘氏がコーチに就任した以外は昨年と同様となりました。
<25.1.9>
サンフレッチェは昨日、ゴンサロ・パシエンシア選手との契約を、双方合意の下で解除する、と発表しました。
昨年9月に広島入りしたパシエンシアは、9/8のルヴァンカップ準々決勝2nd legに途中交代でデビューすると、続く天皇杯のG大阪戦の途中出場を経てJ1リーグ第30節の鹿島戦で初めて先発出場して来日初ゴールをゲット。続くACL2のカヤFC戦でも見事なミドルシュートを決め、更に町田戦では開始早々に先制ゴールを決めて、ポテンシャルの高さを見せました。しかしその後はベンチに座る時間が長くなり、リーグ戦の出場は8試合にとどまっていました。シーズン途中からの加入で戦術に合わない面はあったものの、それは時間が解決すると思っていましたが、しかし中国新聞によると「スキッベ監督が求める前線からの守備に適応できず...出場機会を求める本人の強い希望」があったとのこと。クラブとしては契約更新に向けて交渉したもののまとまらず、退団することになりました。今季は外国人FWが3人ともチームを離れることになったことから、「追加登録が可能な3/26まで指揮官のスタイルに合う国内外の選手を調査する方針」だとのことです。
<25.1.8>
サンフレッチェは昨日、昨年限りで現役を引退した青山敏弘氏が、トップチームのコーチに就任すると発表しました。昨年の引退会見で「このクラブで監督として日本一になるのが次の夢」と語っていた青山氏は、スキッベ監督もその指導者としての資質を評価していてコーチ就任をクラブに進言していたとのこと。サッカー批評Webの記事によると2022年にB級コーチライセンスを取得しているようなので、今後スキッベ監督の下で学びながらS級取得を目指すことになりそうです。
<25.1.8>
サンフレッチェは昨日、トルガイ・アルスラン、マルコス・ジュニオール、満田誠、佐々木翔、茶島雄介、小原基樹の6選手との契約を更新した、と発表しました。これで昨年所属した選手のうち、日本人選手全員の契約更新が完了。また外国人選手も、ブラジル移籍の噂が出ているパシエンシア以外の契約が完了しました。
<25.1.7>
サンフレッチェは昨日、横浜FCから井上潮音選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると移籍金は2,000万円だとのことです。
神奈川県出身の井上潮音は、東京Vユースから2016年にトップチームに昇格して1年目からリーグ戦12試合に出場し、4年目の2019年にはチームで4番目に多い38試合に出場して4ゴールを挙げて翌年神戸に移籍。怪我で出遅れたイニエスタに代わってレギュラーとしてプレーしました。しかしイニエスタの復帰と入れ替わるように控えに回ることが多くなって、2022年のリーグ戦出場はわずかに7試合出場にとどまり横浜FCに移籍。昨年は怪我のため出遅れたものの、第10節に復帰するとその後はほぼ全試合に先発出場してJ1昇格に貢献しました。横浜FCの公式サイトによると「今回この決断をするにあたって短いサッカー人生、そして一度しかない人生で後悔したくないと思い移籍する決断」したとのこと。「タイトルを取るためにこのチームに来た」と言う言葉を実現するために、全力を尽くしてくれるのではないでしょうか。
<25.1.6>
中国新聞によると、横浜FCのMF井上潮音選手の獲得が明らかになりました。東京Vユースから2016年にトップ昇格した井上は、2021年に神戸、2023年に横浜FCに在籍して、J1通算63試合、J2通算145試合に出場しています。「巧みなボールさばきなどテクニックがあり、中盤で試合を組み立てることができるボランチ」(中国新聞)だとのことです。
<25.1.6>
サンフレッチェは昨日、志知孝明選手が福岡に期限付き移籍する、と発表しました。
2023年に福岡から広島入りした志知は、ルヴァンカップ第1節の横浜FC戦で初先発すると、第5節柏戦でリーグ戦に初めて先発出場。その後も左サイドの「職人」としてリーグ戦23試合、ルヴァンカップ4試合、天皇杯2試合に起用されました。しかし昨年のリーグ戦出場はわずか11試合。特に夏以降はベンチ入りもできなくなって、公式戦出場はACL2の5試合にとどまっていました。中国新聞によると「出場機会を求めて移籍を模索していた」そうで、公式サイトでは「この決断をリスペクトしてくれた強化部の雨野さん、栗原さんには感謝しかありません」とコメント。広島との契約が残っていたことから、期限付き移籍になったのではないかと思われます。サンフレッチェとしては残念な流出だと思いますが、本人の希望であれば止むを得ません。
<25.1.5>
プレスリリースによると、いわきFCに期限付き移籍していた棚田遼選手が今シーズンは鳥取に育成型期限付き移籍することになりました。昨年いわきに期限付き移籍した棚田は怪我で出遅れ、6月から試合に絡むようになったもののレギュラーはつかめず、10試合の出場に終わりました。
<25.1.5>
プレスリリースによると、仙波大志選手が期限付き移籍から復帰することになりました。サンフレッチェ広島ユースから流通経済大に進学した仙波は、2022年に広島でプロのキャリアをスタートしました。そして開幕戦に先発したもののその後は出場機会に恵まれずシーズン途中で岡山に期限付き移籍。2023年はほぼ全試合に出場して2得点を挙げました。しかし昨年は第23節までに11試合の出場にとどまり7月に群馬に移籍。第25節から全試合に出場して1ゴールを挙げたものの、チームはJ2最下位から抜け出せないままにシーズンを終了しています。J2での2年半で63試合に出場した経験を、今度は広島で生かして欲しいと思います。
<25.1.5>
サンフレッチェは昨日、スキッベ監督との契約更新を発表しました。スキッベ監督自身は昨シーズンのホーム最終戦のスピーチで「続投」を宣言しており、また先月にはクラブ関係者も認めていたそうで、今回は改めて正式に発表したと言うことになります。今季は前半にACL2、後半にACLEを戦うことが決まっていて昨年以上の過密日程になることが確実ですが、スキッベ監督はACL2のタイトル獲得を宣言。ホーム&アウェイで戦われるノックアウトラウンドは1st legで敗れると後が苦しくなるだけに、グループステージのように控え組を出場させる、と言うわけにはいきません。キャンプから開幕に向けて新戦力を融合させ、2チーム分の戦力を整えることができるかどうかが今季のポイントになりそうです。
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