11/23〜11/29のSANFRECCE Diary


<25.11.29> 明日は3週間ぶりのJ1リーグ第37節。サンフレッチェはアウェイで川崎フロンターレと対戦します。
 ACLEでは決勝まで進出しながら準優勝に終わった川崎Fは、その後の目標を国内に切り替えて戦ってきました。しかし天皇杯は3回戦で敗れたのに続いてルヴァンカップも準決勝で敗退。またリーグ戦も粘り強く勝ち点を積み重ねてきたものの上位進出は果たせず、現在6位となっています。8月以降の公式戦の戦績は次の通り。
25H ●2-5 福岡  【川】橘田、エリソン、【福】名古2、上島、碓井、紺野
26A △1-1 新潟  【川】伊藤、【新】白井
27A ○4-3 名古屋 【川】伊藤2、エリソン2、【名】森、原、和泉
28H ○5-3 町田  【川】伊藤、エリソン2、宮城、マルシーニョ、【町】ナ・サンホ、下田、藤尾
YQF1 △1-1 浦和  【川】伊藤、【浦】中島
YQF2 ○3-2 浦和  【川】エリソン、伊藤、宮城、【浦】テリン、中島
29A ○3-0 横浜FM 【川】伊藤、エリソン、宮城
30H ●0-1 FC東京 【FC】遠藤
31A ○2-1 湘南  【川】脇坂、伊藤、【湘】舘
32H △4-4 柏   【川】ロマニッチ2、伊藤、脇坂、【柏】垣田、ジエゴ、中川、三丸
33A △1-1 京都  【川】伊藤、【京】須貝
YSF1 ○3-1 柏   【川】山本、ファンウェルメスケルケン、伊藤、【柏】小泉
YSF2 ●1-4 柏   【川】脇坂、【柏】垣田、仲間、細谷2
34H ○5-3 清水  【川】脇坂、佐々木、伊藤、エリソン、河原、【清】小塚、髙橋、北川
35A ●0-2 C大阪 【C】ラファエル・ハットン、田中
36H △1-1 岡山  【川】山本、【岡】松本
 前節は終盤に先制点を奪って守り切ろうとしたものの、後半アディショナルタイムにカウンターから同点に追いつかれて勝ち点1にとどまっています。中断期間中にはトレーニングマッチを行いながら、課題の改善に努めてきたと言う川崎F。リーグトップの得点力をベースに守備に修正を加えて、ホーム最終戦では絶対に勝利すると言う気持ちでいるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、成都蓉城戦を出場停止で欠場した佐々木が戻ってくるはずですが、他の選手の状況は分からないので、成都蓉城戦のメンバーを基本に予想しておきます。
       大迫

   塩谷  荒木 佐々木

    田中聡 アルスラン

中野             新井

  ジャーメイン   中村

       木下

SUB:田中雄、山﨑、茶島、越道、菅、アルスラン、加藤、前田、ジェルマン
 リーグ優勝は無くなったサンフレッチェですが、3位の可能性は残っているだけに何としても勝ちたいところ。明日もチーム一丸となって、勝ち点3を取って広島に戻ってきて欲しいと思います。
<25.11.28> 月曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第19節で、サンフレッチェ広島ユースは帝京長岡高に0-1で敗れ、首位との勝ち点差が5に広がりました。広島のメンバーは、GK:小川、DF:林、長沼、森井、MF:児玉、山里(→佐藤HT→髙橋72分)、浅沼(→原60分)、太田、河上(→野口52分)、FW:宗田、土井川(→小林52分)。前半44分に先制点を許し、後半7分にはU-17W杯から帰国したばかりの小林と野口を投入しましたが得点は奪えず、そのまま敗れました。第19節の全結果と順位表は次の通り。
【第19節】
G大阪ユース 2-1 神戸U-18
鳥栖U-18   1-1 東福岡高
福岡U-18   2-1 静岡学園高
名古屋U-18  2-0 岡山U-18
帝京長岡高  1-0 広島ユース
大津高    0-3 神村学園高

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18    41    19   13   2   4   +19
2 神戸U-18    40    19   13   1   5   +16
3 広島ユース   36    19   11   3   5    +9
4 G大阪ユース  32    19   10   2   7   +14
6 神村学園高   29    19    9   2   8   +11
6 名古屋U-18   29    19    9   2   8     0
7 大津高     28    19    9   1   9    +3
8 帝京長岡高   23    19    7   2  10   -13
9 福岡U-18    19    19    6   1  12    -9
10 静岡学園高   18    19    4   6   9   -12
11 岡山U-18    17    19    5   2  12   -16
12 東福岡高    15    19    3   6  10   -22

<25.11.27> サンフレッチェは昨日、ミヒャエル・スキッベ監督の今シーズン限りでの退任を正式に発表しました。公式サイトによると「双方合意の上」だとのことで、ACLEの上海申花戦で最後の指揮を執ることになります。また、12/6のリーグ最終戦となる湘南戦で、ファン・サポーターからのメッセージを直接伝える予定だ、とのことです。なおこちらによると、スキッベ監督の片腕として働いてきたセハット・ウマルコーチの退任も同時に発表されました。
 サンフレッチェに超攻撃的なサッカーを叩き込み、2度のルヴァンカップ制覇と天皇杯準優勝、そしてリーグ戦では常に上位争いをする、と言う結果を残したスキッベ監督は、サンフレッチェの歴代でも指折りの名将だったと言えます。特に「練習で結果を残した選手を試合で起用する」と言うブレない方針はチームに緊張感をもたらして、チームと選手の力を伸ばすことになりました。またその一方で、選手に多くの休みを与えながらコンディションを整えながら戦う、と言うやり方は、年間60試合以上をこなしながらそれぞれのコンペティションで結果を残すことができました。新スタジアムのオープンによって新たな時代を迎えたサンフレッチェを率いてJリーグを代表するチームに育て上げたと言う実績には、感謝の言葉しかありません。できればせめてあと半年は監督を続けて、未完だったアジア制覇とJリーグ優勝(半分だけのリーグですが)を果たして欲しかったと思いますが、そこは監督自身の考えとクラブの考えがあったと言うことで、止むを得ないことだったのだろう、と思います。クラブフロントにはぜひともスキッベ監督の路線を引き継ぎ、更に上を目指せる監督を連れてきて欲しい、と思います。
<25.11.26> 昨日アウェイで行われたACLEのグループステージ第5節で、サンフレッチェは加藤のゴールで追いつき勝ち点1ずつを分け合いました。
 出場停止の佐々木に代わって左ストッパーに入ったのは山﨑。またアルスランが9ヶ月ぶりに先発して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   塩谷  荒木  山﨑

    田中聡 アルスラン(→前田86分)

中野             新井(→菅60分)

  ジャーメイン   中村

       木下(→加藤60分)

SUB:田中雄、ヒル、茶島、越道、井上愛、ジェルマン
 対する成都蓉城は、GK:ジャン・タオ、DF:フー・ファエタオ、レツフェルト、グルフィンケル、ドン・ヤンフォン(→ユアン・ミンチェン70分)、リー・ヤン、MF:チョウ・ディンヤン、ロムロ(→デルガド58分→リャオ・ロンシャン90+2分))、ヤン・ミンヤン、FW:ヤン・ミンヤン(→イェン・ディンハオ90+2分)、ウェイ・シーハオ(→リー・モユ90+2分)、フェリペ・シウバ、と言うメンバーでした。3万人の観衆が詰めかけ、凸凹のピッチでボールが不規則にバウンドする、と言う「完全アウェイ」の雰囲気の中で、序盤にチャンスを作ったのは成都。2分と5分にはウェイ・シーハオにシュートを打たれましたが大迫がセーブします。その後は広島がボールを支配し、塩谷のパスやセットプレーから成都のゴールに迫ります。前半40分にはジャーメインの右からのパスを中野が打ちましたが惜しくも枠外。43分には中野のクロスのこぼれをジャーメインがシュートしましたが弾かれます。その後も広島が波状攻撃を仕掛けましたが成都の守備陣の集中も高く、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半最初のチャンスも広島で、1分には田中聡のクロスをジャーメインがシュートしましたが弾かれ、その後もCKやロングスローで攻め込みましたがクリアされます。逆に後半5分、ティム・チョウを荒木が倒したとしてPKのジャッジ。微妙なシーンだったことからVARが介入しオンフィールドレビューが行われたものの判定は変わらず、PKをフェリペ・シウバに決められて先制点を取られてしまいました。
 追いつきたい広島は、14分には中村がミドルレンジからシュートしましたがDFにブロックされます。加藤と菅を投入して流れを変えようとするスキッベ監督。そしてその3分後に采配が当たります。菅の1本目のクロスはクリアされたものの、菅の2本目のクロスを中村が受けてDFラインの間へのパス。これを加藤が蹴り込んで、同点に追いつきました。
 その後はオープンな展開となって、23分にカウンターからフー・フェアタオのシュートは大迫がセーブ。29分にはグルフェンケルのクロスを大迫がキャッチし、31分にはカウンターからデルガドに打たれましたが田中聡が防ぎます。対する広島は、33分に菅がシュートしましたがブロックされ、37分にはジャーメインがペナルティエリア内で倒されましたがノーファウル。38分にはロングスローのこぼれをジャーメインがシュートしましたがDFに弾かれ、続くCKにジャーメインが合わせましたがクリアされます。終盤は広島が攻め続け、成都がカウンターを狙う展開が続き、後半アディショナルタイムにはチョウ・ディンヤンにクロスのこぼれを打たれたものの枠外に外れ、1-1のまま試合終了のホイッスルとなりました。
 モバイルサイトによると試合後にスキッベ監督は「非常に難しい試合でした。まずピッチコンディションが良くありませんでしたね。また相手は、とてもタフだったし、マンツーマンで強く当たってくるチームでした...それでも我々は試合を通してとても良いプレーができたし、多くのチャンスをつくれました。コーナーキックも多く獲得しましたね。ただPKを与えてしまったのは、不運でした。この勝点1は妥当であり、とても重要なものだと思っています」と語っています。この中で特にPKのシーンは確かに荒木が相手に接触しているものの身体を止めに行ったというものではなく微妙なもの。オンフィールドレビューで確認したため主審は確信があったのだとは思いますが、広島にとっては厳し過ぎる判定でした。ただ、そのような不運な形で先制点を奪われたにも関わらず、チーム全員でしっかりと戦って同点に追いつき、その後も攻め続けたことは、胸を張って良いと思います。現地に駆けつけた約70人の広島サポーターとともに、改めてアジアにサンフレッチェの力を示すことのできた試合だった、と言って良いでしょう。
 この試合の結果、5試合を終えて広島の勝ち点は8で、暫定5位となっています。ACLEのグループEは神戸が抜け出しつつありますが、2位以下は勝ち点3差に8チームがひしめく大混戦で、今後の展開はまだまだ予断を許しません。広島としては次のホームゲームに絶対に勝って、有利な状況で年内の試合を終わらせなければなりません。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  AFC公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
Soccer King
Sportsnavi
<25.11.26> 中国新聞によると、スキッベ監督はシーズン終了後に退任することが明らかになりました。監督本人は来季に関して「もう4年もやったから」と語っていて、クラブ側も「円満な別れを強調していた」とのこと。在任期間の4年間を常に上位で戦い、2度のルヴァンカップ優勝をもたらした「名将」と一緒に戦えるのは、今季の残り3試合だけとなってしまいました。
<25.11.25> 中国新聞によると、キム・ジュソンと東は怪我のため出場できないとのこと。また川辺も遠征メンバーから外れているそうです。スキッベ監督は公式会見で相手チームについて「オフェンスの選手に身体の強い選手がいますので、セットプレーに気をつけたい」と語っていますが、誰が出ることになっても全員で力を合わせて、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
 今日の試合会場は成都市の鳳凰山体育公園専用足球場で、日本時間の午後9時15分キックオフ。試合中継はDAZNで予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.11.24> 明日はACLエリートのグループステージ第5節。サンフレッチェはアウェイで成都蓉城と対戦します。
 2018年に解散した「成都銭宝」の一部を引き継いで「成都興城」として設立された成都蓉城は、2022年に中国スーパーリーグに昇格すると、5位、4位、3位と順位を上げてACLEの出場権を獲得。今季も好調を持続して、先週末に終了した中国スーパーリーグは首位との勝ち点差6で3位でフィニッシュしています。(成都蓉城についての詳細はこちら。)8月以降の公式戦の戦績は次の通り。
C18 ○2-1 山東泰山  【成】フェリペ・シウバ2、【山】カザイシュヴィリ
C19 ○2-0 大連智行  【成】フェリペ・シウバ、甘超
ACL1 ●1-2 蔚山HD   【成】ペドロ・デルガド、【蔚】オム・ウォンサン、ヘオ・ヨル
C20 △0-0 青島海牛
FASF ●0-0 河南
   PK3-4
C21 ○5-1 雲南玉崑  【成】周定洋、フェリペ・シウバ、リャオ・ロンジャン、リ・モユ、【雲】サテル
C22 ○4-1 上海海港  【成】ガンフィンケル、フェリペ・シウバ2、レツヘルト、【海】李帥
C23 ○1-0 長春亜泰  【成】韋正豪
ACL2 ○1-0 江原    【成】周定洋
C24 △1-1 上海申花  【成】周定洋、【申】陳晋一
C25 △3-3 浙江    【成】ロムロ2、周定洋、【浙】オウス=セキエレ、カリエロ2
C26 ○1-0 江原    【成】周定洋
C27 ○3-1 梅州客家  【成】楊明洋、レツヘルト、ロムロ、【梅】ロドリゴ・エンリケ
ACL3 ●0-2 ジョホール 【ジ】オスカル・アリバス、ナチョ・メンデス
C28 △2-2 青島青春島 【成】フェリペ・シウバ、【青】ダヴィドソン・ペレイラ
C29 ●1-2 河南    【成】厳鼎皓、【河】チョン・イーハオ、何超
ACL4 △0-0 ソウル
C30 △1-1 深圳新鵬城 【成】フェリペ・シウバ、【深】マット・オア
 ACLEはここまで4試合で1勝1分け2敗で11位と言うことで、ノックアウトステージ進出のためにはもう負けられない成都蓉城ですが、しかし土曜日にリーグ戦を戦っているため明日は中2日で迎えることになる、と言う状況を考えると、ターンオーバーで明日の試合に臨む可能性もありそうです。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると昨日の夕方に関西空港を出発し、夜に成都に到着したとのこと。メンバーですが、佐々木が前節の退場で出場停止ですが他の情報は無いので、一応次のように予想しておきます。
       大迫

  塩谷   荒木   新井

     川辺  田中聡

中野              東

  ジャーメイン   中村

       木下

SUB:チョン、田中雄、山﨑、越道、菅、茶島、アルスラン、前田、加藤、ジェルマン、井上愛
 現在グループステージでは勝ち点7で3位のサンフレッチェですが、11位との勝ち点差は3しかないため1つの勝ち負けで順位は大きく変わります。ACLはアウェイでは厳しい戦いになりますが、いつものようにチーム全員で戦って、1つでも多くの勝ち点を取って戻ってきて欲しいと思います。
<25.11.23> 昨日行われた皇后杯の3回戦で、サンフレッチェ広島レジーナは日テレ・東京Vベレーザを2-1で下し、5大会連続でベスト8進出を決めました。
 2回戦に続いてGKに石田を起用し、たぶん以下の布陣で戦いました。
       石田

塩田   嶋田  市瀬   藤生
(→李73分)
    渡邊    柳瀬

       伊藤め(→島袋60分)

小川            中嶋(→松本90+5分)
(→古賀73分)
       上野

SUB:藤田、中村、早間、立花
 対するベレーザは、GK:大場、DF:土光、村松、松田、MF:隅田(→樋渡43分)、菅野、青木(→坂部64分)、北村(→猶本64分)、眞城(→氏原89分)、塩越、FW:小林(→ダネル・タン89分)、と言うメンバーでした。レジーナの先制点は前半12分で、相手陣内でこぼれ球を拾った伊藤めぐみが右足でゲットしました。続いて前半45分、相手DFからボールを奪った中嶋がそのままゴールし、2点リードでハーフタイムを迎えました。後半はベレーザの反撃を受け、24分にはクリアボールを繋がれ小林に決められて1点差に追いつかれます。その後も攻め込まれたものの粘り強く守り切って、そのまま勝利しました。準々決勝の対戦相手はなでしこリーグ1部のASハリマアルビオンで、12/6(土)の午後1時から栃木県グリーンスタジアムで行われます。

サンフレッチェ広島公式サイト  日テレ・東京ヴェルディベレーザ公式サイト
公式記録
SANFRECCE Diaryトップページに戻る