11/9〜11/15のSANFRECCE Diary


<25.11.15> 明日は天皇杯準決勝。サンフレッチェは吹田でヴィッセル神戸と対戦します。
 J1リーグ3連覇を目指していた神戸は、序盤の不調を乗り越えて第23節には首位に立ち、その後も勝ち点を積み重ねて第32節終了時点では2位に付けていました。ところがその後の4試合は3分け1敗と失速して、前節でリーグ優勝の可能性が消滅しています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
30A ○1-0 広島   【神】OG
27A △1-1 C大阪 【神】エリキ、【C】香川
天QF ○1-1 相模原 【神】小松、【相】加藤
   PK4-2
28H ○1-0 横浜FM 【神】武藤
YQF1 ●0-1 横浜FC 【FC】ジョアン・パウロ、小倉
YQF2 ○1-0 横浜FC 【神】大迫
29H △0-0 柏
ACL1 ○3-0 上海海港【神】エリキ、宮代、大迫
31H ○4-0 東京V 【神】大迫、宮代2、エリキ
32H ○2-1 清水  【神】鍬先、酒井、【清】小塚
ACL2 ○1-0 メルボルンC【神】汰木
33A ●0-1 浦和  【浦】テリン
34H △0-0 鹿島
ACL3 ●3-4 江原  【神】宮代2、パトリッキ、【江】イ・サンホン、モ・ジェヒョン、ソン・ジュンソク、キム・ゴンヒ
35A △2-2 新潟  【神】大迫2、【新】島村、若月
ACL4 ○1-0 蔚山  【神】パトリッキ
36A △1-1 G大阪 【神】佐々木、【G】奥抜
 リーグ戦を落としてしまった神戸としては、年内に取れるタイトルは天皇杯だけ。前節終了後に吉田監督も「しっかりレスト(休息)をとって、また天皇杯でタイトルを獲るチャンスがあるので切り替えていきたい」と語っていることから、明日は天皇杯連覇に向けて切り替えて来るのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、荒木が累積で出場停止となります。中国新聞によると山﨑が「3バックの中央に入る見込み」だとのことなので、次のようにメンバーを予想します。
       大迫

  塩谷   山﨑  佐々木

     川辺  田中聡

中野             東

  ジャーメイン   中村

       木下

SUB:チョン、新井、菅、中島、アルスラン、前田、加藤、ジェルマン
 3年前にはモノにできなかった「2冠」のチャンスを、今年こそは生かしたいところ。今季リーグ戦では2戦2敗の神戸が相手ですが、チーム全体の力を合わせて、2つ目のタイトルに向けて前進して欲しいと思います。
<25.11.14> レジーナは明日「皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会」の初戦となる2回戦を戦いますが、その観戦情報が愛媛県サッカー協会の公式サイトに出ています。対戦相手は関東第4代表のVONDS市原FCレディース。現在なでしこリーグ2部の首位を走っていて、1回戦では北海道リラ・コンサドーレを6-0で下しています。会場は松山市のニンジニアスタジアムで、午前11時キックオフ。公共交通機関は路線バス(いよ立花駅から20分ほど)のみとなっています。またスタジアムでの飲食販売は予定されていないとのことなので、観戦する方は中心部で買って行った方が良さそうです。
 一方、ユースが「冬の王者」を賭けて戦うJユースカップの決勝は明後日の午後1時キックオフで、会場はヤマハスタジアムとなっています。対戦相手は、高円宮杯プレミアリーグイーストの首位を走っている鹿島ユース。広島はU-17代表で小林と野口、U-18代表で小川を、鹿島はU-17代表で元砂、平島、吉田、U-18代表で大川を欠いていることから、お互いにチームの総合力が試されることになりそうです。
<25.11.13> 今週発売の「紫熊倶楽部」12月号(Vol. 334)を紹介します。表紙はルヴァンカップ優勝時の集合写真で、内容もルヴァンカップ決勝戦の大特集。最初の記事は「ルヴァンカップ・ドキュメンタリー 10月29日、優勝へのリスタート」と題して、10/29に選手が自発的に集まって行ったミーティングを紹介しています。続いてMVPを受賞した荒木選手、ニューヒーロー賞の中島選手、3点目をゲットしたジャーメイン選手と、FKを決めた東選手の記事。そして、選手として初めてタイトルを取った加藤選手のスペシャルインタビューが続いています。特別インタビューは久保雅義社長で、クラブ史上初めて獲得した「Jリーグマネジメントカップ2024」を題材に、チーム運営全般について語っています。
 「READERS AREA」を挟んで後ろのカラーページはエルゴラッソの寺田記者の優勝コラムで、中野選手を取り上げています。また、スキッベ監督とチョン・ミンギ選手、塩谷選手のミニインタビューを掲載しています。
 「MARCH REPORT」は、ルヴァンカップ準決勝の横浜FC戦2試合、と決勝の柏戦、J1リーグのFC東京戦、蔚山HD戦、横浜FM戦と、レジーナの長野戦、千葉戦、神戸戦、大宮戦です。そして最後はレジーナの選手名鑑と、SIGMA CALENDER、紫熊短信となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。エディオンピースウイング広島のオフィシャルショップ、広島県内の大手書店、及び東京・銀座のtauで販売中です。また通販はオフィシャルオンラインショップからどうぞ。
<25.11.12> 「FIFA U-17ワールドカップ カタール2025」に参戦中のU-17日本代表はグループBを首位で通過して、32チームで戦われるノックアウトステージに進出しました。まず11/3に行われたモロッコとの試合のメンバーは、GK:村松、DF:藤田、藤井、元砂、MF:長南、平島、川本、和田、瀬口(→姫野68分)、FW:吉田、浅田(→マギー68分)。ゲキサカの記事によると序盤はモロッコに押し込まれましたがGKの好セーブで凌ぐと、後半12分に浅田のパスを瀬口が決めて先制点を奪うと、試合終了間際にロングパスに反応したマギーが相手のパスミスを誘い、こぼれ球を平島が押し込んで2-0で勝利しました。
 続いて11/6に行われたニューカレドニア戦のメンバーは、GK:松浦、DF:田中、藤井、メンディー、竹野、MF:野口、小林柚(→浅田HT)、川本(→和田56分)、姫野(→瀬口56分)、FW:吉田(→平島70分)、マギー(→小林志88分)。ゲキサカの記事によると日本は30本以上のシュートを放ったものの無得点に終わり、痛い引き分けとなりました。なお広島ユースから選出されている小林志紋選手は体調不良で初戦のメンバーから外れていましたが、復調して初出場を果たしました。
 「欧州王者」との対戦となった11/9のポルトガル戦のメンバーは、GK:村松、DF:藤田、元砂、メンディー、MF:野口、長南(退場71分)、小林志(→吉田57分)、平島(→マギー57分)、和田、瀬口(→藤井75分)、FW:浅田(→竹野88分)。ゲキサカの記事によると日本は序盤から攻め込むと、前半35分には浅田のポストプレーから和田が決めて先制点を奪ったとのこと。続いて前半45分には野口、平島とつないだボールを瀬口が決めてリードを広げます。後半27分には長南が一発退場で数的不利になり、後半35分には混戦から1点を奪われたもののその後はGKの好守で逃げ切りました。
 ノックアウトステージの初戦はA組を2位で突破した南アフリカ。勝てばベネズエラと北朝鮮の勝者と対戦します。

ゲキサカ
<25.11.11> 一昨日行われたJユースカップの準決勝で、サンフレッチェ広島ユースは3-1で仙台ユースを下し、2年連続の決勝進出を決めました。広島のメンバーは、GK:枝川、DF:森井、林、児玉、MF:太田、河上(→小柳83分)、梅田(→浅沼HT)、原、FW:土井川(→牧野72分)、宗田(→田中83分)、信重(→宮内58分)。日刊スポーツによると、試合は前半から広島が攻守に圧倒していたとのことですが、宗田がPKを決めることができずにスコアレスで前半を終えました。そして後半12分にカウンターから土井川が右足で決めて先制点を奪うと、18分にはCKを森井が頭で決めて追加点を奪ったとのこと。後半27分に1点差に迫られたものの、31分に宗田が左足からのループシュートを決めて突き放しました。決勝は11/16(日)の午後1時からヤマハスタジアムで、11年ぶりに決勝進出を果たした鹿島ユースとの対戦で、お互いに4回目の優勝を目指すことになります。

公式記録
<25.11.10> 昨日ホームで行われたJ1リーグ第36節浦和戦は、木下、加藤、前田のゴールで3-0で快勝し、5位をキープしました。
 広島の先発はルヴァンカップ決勝と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木
(→山﨑86分)(→新井86分)
     川辺  田中聡(→越道90+3分)

中野             東

  ジャーメイン   中村(→前田75分)
  (→ジェルマン75分)
       木下(→加藤54分)

SUB:チョン、菅、茶島
 対する浦和は、GK:西川、DF:長沼、ボザ、ホイブラーテン、荻原(→石原79分)、MF:安居(→中島72分)、グスタフソン(→柴戸61分)、渡邊、マテウス・サヴィオ(→大久保84分)、関根(→松本61分)、FW:テリン(→小森72分)、と言うメンバーでした。最初のシュートは木下。また7分にはジャーメインがシュートし、10分には東のクロスを中村が決めましたがオフサイドとなります。続いて14分には塩谷のロングパスにジャーメインが合わせましたが枠外に外れます。浦和も序盤はパス回しでプレスを外して広島ゴールに迫る場面を作り、5分には渡邊、10分にはテリンがシュートしましたが、しかし広島はハイプレスと縦に速い攻撃で流れを渡しません。18分には田中聡のクロスに中野が合わせましたが当たり損ない、20分にもロングスローのクリアを川辺がシュートしましたが枠外。26分には中村の突破から川辺がシュートしましたが西川が抑えます。続いて27分にはジャーメインが決定機を迎えましたが西川が防ぎ、31分にもジャーメイン、東が立て続けに決定機を迎えましたが決めることができません。40分にはマテウス・サヴィオに抜け出されてシュートを打たれましたが前半のピンチはそれぐらいで、広島がほぼ一方的に攻め続けます。そして前半44分、相手のミスパスから田中聡が右のポケットに抜け出すと、中央に送ったショートクロスを木下が押し込んで、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは浦和がボールを支配して、6分にはマテウス・サヴィオがカットインからシュートを狙ってきましたが枠外に外れます。荻原と頭がぶつかり、脳震盪の疑いで木下から加藤が入ると、再び広島がゲームを握ります。後半21分にはカウンターから加藤のパスをジャーメインが打ちましたが枠外。25分には中村がカットインからシュートを放ちましたが枠外に外れ、27分の加藤のシュートも枠を捉えることができません。更に29分にはジャーメインのクロスに逆サイドから飛び込んだ東が強烈なシュートを放ちましたが、DFがぎりぎりで足に当ててクリアします。そして後半30分、右サイドでのパス交換から中野が逆サイドにクロスを送ると、東の折り返しを加藤が叩き込んでリードを2点に広げました。
 これで勢いがついた広島は、その後もほぼ一方的に攻め続けます。36分には中野のシュートがバーを叩き、こぼれを狙った前田のシュートも西川が身体に当ててセーブ。38分には相手ゴール前でパスミスを奪った加藤がドリブルで相手を外してクロスを入れ、これを前田が身体ごと押し込んでリードを3点に広げます。その後も45分のジェルマンのシュートや新井のシュートで追加点を狙いつつ、浦和の攻撃を寸断してそのまま勝利のホイッスルが鳴り響きました。
 試合終了後のスタッツによると、浦和のシュートは5本だったのに対して広島は24本。浦和の枠内シュートはゼロでゴール期待値は0.397だったのに対して広島は3.696と、点差だけでなく数字上でも圧倒していたことが分かります。スキッベ監督は試合後に「サッカーの面においてすべて相手を上回った良い試合だった」と語り、敵将のスコルジャ監督も「あらゆる側面で広島が上回っていた試合でした」と振り返っていますが、まさにその通りだったと言えるでしょう。そしてその要因となったのは、勇気を持って戦いを挑んだことでした。序盤の浦和はパスで広島のプレスを裏返そうとしていましたし、また何度かそのようなシーンを作られてもいたのですが、しかし前線からDFラインまで含めた前に出る守備ではね返すとその後はペースを握り続けました。先制点を奪ったシーンは相手のミスからでしたが、しかしこれもボランチの田中聡がグスタフソンに背後からプレスをかけてミスを誘い、そのままボールを持ち出して相手に後ろ向きの守備を強いたからこそ得られたもの。中島のパスミスを奪って得点に結びつけた3点目も含めて、高い位置からプレスをかけ続けたことが勝利を呼んだと言って間違いありません。今節の結果によりリーグ優勝の可能性は無くなりましたが、しかし今週末の天皇杯準決勝に向けて、弾みをつける勝利だったと言って良いのではないでしょうか。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  浦和公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
Sportsnavi  Summary
ゲキサカ  戦評
Football LAB
<25.11.9> 昨日ホームで行われたWEリーグ第13節で、サンフレッチェ広島レジーナはマイナビ仙台レディースに0-2で敗れ、6位に後退しました。
 レジーナは上野と中嶋が先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
       藤田

島袋   嶋田  市瀬   藤生
(→伊藤凛69分)
    渡邊    柳瀬

小川            中嶋(→李85分)

     上野  古賀(→伊藤め69分)
     (→早間85分)

SUB:石田、中村、笠原
 対する仙台は、GK:清水(→横堀83分)、DF:安倍、三浦、西野、石坂、MF:江崎、井上、太田(→坂井88分)、FW:津田、矢形(→大西90分)、遠藤、と言うメンバーでした。前半はお互いに持ち味を消しあうような展開でなかなかシュートまで行けず、広島のシュートは2本、仙台は1本でスコアレスで終わりました。後半は動きが出てきたものの、30分にCKから三浦にヘディングシュートを決められて先制点を許すと、39分にはゴール前の混戦からの矢形のシュートのこぼれを津田に押し込まれてしまい、そのまま敗れました。

サンフレッチェ広島公式サイト  マイナビ仙台レディース公式サイト
WEリーグ公式サイト
Soccer King
<25.11.9> モバイルサイトによるとスキッベ監督は浦和について「選手たち個々が持っている能力はすごい。本当にトップレベルのチームだと思っています。今は上位にあがれていない状況ですが、個人の能力は高いし、すごく組織されたディフェンスもある。トップクラスのチームかなと思っています」と語っています。このところ調子が出ていない浦和ですが、しかし2週間のブレイク中に立て直しを図っていたはずなので、十分な警戒が必要です。リーグ優勝の可能性が消滅した広島ですが、来週の天皇杯準決勝も見据えながら、全力で勝ちに行って欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で午後1時キックオフ。チケットは前売りで完売しているので当日券はありません。試合中継はDAZNとテレビ新広島で予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&DAZNやテレビを見れない方はこちらをご覧下さい。
SANFRECCE Diaryトップページに戻る