2/9〜2/15のSANFRECCE Diary
<25.2.15>
昨日行われたAFC U20アジアカップのグループステージ初戦で、U-20日本代表はタイに3-0で勝ち、幸先良いスタートを切りました。この試合のメンバーは、GK:荒木、DF:梅木、髙橋(→桒原HT)、市原、塩川、MF:小倉(→中島HT)、大関(→シュミット81分)、石井、中川、佐藤(→井上愛73分)、FW:高岡(→道脇60分)。ゲキサカによるとU-20日本代表は序盤から果敢に攻めたそうで、前半13分に石井が決定機を作ると、直後のCKの流れから石井が決めて、先制点を奪いました。続いて33分には中川がファウルを受けてPKを獲得。これを市原が決めてリードを広げます。後半は中島らを投入したU-20日本代表は、24分に梅木のクロスを佐藤が決めて、そのまま勝利しました。
<25.2.15>
明日は2025シーズンのJ1リーグ開幕戦。サンフレッチェはアウェイで町田ゼルビアと対戦します。
昨年はJ1初年度ながら旋風を巻き起こし3位でフィニッシュした町田は、攻撃で西村、守備で岡村、菊池とピンポイントながら強力な補強を敢行。また昨シーズン終盤に採用した3バックを採用するとともに、自らボールを動かして相手の弱点を突く戦い方にモデルチェンジして、より高い順位とACLでの躍進を目指しています。中でも広島に対しては昨年「シーズンダブル」を食らっただけに、絶対に負けない、と言う強い気持ちで明日の試合に臨もうとしているに違いありません。
対するサンフレッチェですが、神戸戦、ナムディン戦と複数得点&無失点で連勝した勢いでアウェイゲームに臨むことになります。中3日、中3日の3連戦で、しかも長距離移動をしていることから疲労の蓄積が気になるところですが、しかしまだ3試合目であること、また来週のホーム・ナムディン戦は3点のアドバンテージを持って戦えることを考えると、この試合でのメンバーの大きな入れ替えはなしで戦うのではないか、と予想します。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
川辺 田中聡
中野 東
加藤 アルスラン
ジャーメイン
SUB:田中雄、山﨑、松本、新井、菅、井上潮、越道、満田、中村
スーパーカップで今季初のタイトルを獲得し、ACL2でも初戦勝利を挙げたサンフレッチェですが、しかし最も重要なJ1リーグで優勝を争うライバル相手に負けるわけにはいきません。明日は誰が出ることになってもチーム全員で「スキッベサッカー」を表現して、リーグ戦も良いスタートを切って欲しいと思います。
<25.2.14>
3/2に開催される第4節横浜FC戦と3/16開催の第6節柏戦の前売り券のプレミアム会員先行販売が一昨日から、有料会員先行販売が昨日から始まりましたが、その販売状況が公式サイト(横浜FC戦、柏戦)に掲載されています。いずれの試合もカテゴリー4までの全席とアッパースペシャルシート、カテゴリー5が完売。またバラエティシートもかなり少なくなっていて、指定席はメインスタンド、バックスタンドともに2層目しか残っていない、と言う状況になっています。開幕戦の横浜FM戦はプレミアム会員先行販売で車いす席以外は完売してしまったので、それに比べれば残っている方だと思いますが、横浜FC戦、柏戦ともに早々に完売するのはほぼ間違いないところ。一般販売は今日の12時からですので、観戦したい方はお早めにご購入下さい。
なお、2/26(水)に開催されるアウェイ清水戦のチケットも一昨日から一般販売が始まっています。こちらもSS指定席など一部の席は完売になっているものの、ビジター2F指定席など残席はたくさんあるようですので、観戦する予定の方はJリーグチケットからどうぞ。
<25.2.13>
昨日アウェイで行われたACL2のラウンド16 1st legで、サンフレッチェは3-0でナムディンに勝利しました。
中島が川辺に代わった以外は神戸戦と同じ先発メンバーで、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
川辺 田中聡
中野 東(→菅HT)
(→新井90+7分)
加藤 アルスラン(→中村64分)
(→越道84分)
ジャーメイン(→満田90+7分)
SUB:田中雄、チョン、山﨑、茶島、小原、松本、井上潮
対するナムディンは、GK:チャン・グエン・マイン、DF:ルーカス、チャン・バン・キエン(→ゴ・ドゥック・フィ83分)、グエン・ヴァン・ヴィ、ウォルバー、MF:ジョセフ・ムパンデ、チャイナ(→ルーカス・シルバ64分)、ロムロ(→チャン・バン・ダット83分)、カイオ・セザール、FW:ヘンドリオ、ブレネー・マルロス(→リー・コン・ホアン・アイン64分)、と言うメンバーでした。最初のチャンスは広島で、前半3分に中野のクロスに走り込んだ東がダイレクトでシュートしましたが上に外れます。対するナムディンも5分にはカウンターからチャイナにシュートを打たれましたが枠外に外れて助かります。その後は自陣に引いてブロックを作るナムディンに対して、広島がパスを回しながら隙を窺います。18分にはロングスローのこぼれを田中聡が打ちましたが枠外。29分には塩谷のクロスをペナルティエリア内で川辺が落とし、飛び込んだ東がヘッドで狙いましたが惜しくも外れます。ナムディンも25分にチャイナ、26分にはヘンドリオがチャンスを作りましたが大迫が対応します。前半は広島が6割近いボール支配で主導権を握っていたもののナムディンの堅い守備を崩せず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半もパスを回しながら攻撃の糸口を探す広島。ナムディンは13分にマルロスがロングシュートを狙いましたが枠外に外れ、15分にはクロスにマルロスが合わせましたが大迫がキャッチします。後半の後半はナムディンの運動量が低下して、広島がチャンスを作るシーンが増えます。後半19分にはFKに佐々木が合わせましたがGKが好反応で防ぎ、21分にはジャーメインと佐々木がシュートしましたがブロックされます。そして後半27分、ジャーメインのスルーパスで右サイドに抜け出した中村が強烈なシュートを逆サイドのネットに突き刺して、先制点を奪いました。
これで勢いのついた広島は、追加点を狙って攻め込みます。30分には菅がシュートしましたがブロック。31分には中村のパスを加藤が打ちましたがヒットせず枠外に外れます。そして42分、高い位置でボールを回収した田中聡がドリブルで相手をかわしてシュートを決めます。更に後半アディショナルタイムにも高い位置で奪ったボールをジャーメインがシュート。これはGKが何とか弾いたものの、走り込んでいた越道が押し込んでリードを3点に広げます。ナムディンも最後まで諦めずに戦う姿勢を見せたものの広島は隙を見せず、3点リードで第1ラウンドを終えました。
ベトナムフットボールダイジェスト+によるとナムディンのベト監督は「新加入のブラジル人選手たちはコンディションが万全ではなく、90分フル出場させることが難しかったので、後半は国内選手と交代させるしかなかった」とのこと。後半途中まではフィジカルの強さと個人技で苦しめられましたが、やはり交代選手も含めたチーム全体の力で広島が上回った、と言って良いでしょう。
一方の広島ですが、やはり長距離移動を含めた中3日の試合で、しかも先発メンバーは1人代えただけと言うこともあって、なかなか運動量が上がらず手こずった、と言う感じでした。ただ、選手にとっても監督にとってもそれはおそらく想定の範囲内。選手交代をきっかけにしてギアを上げて、点を取って勝ち切ることができました。2nd legはホームゲームとは言え町田戦から中2日。もし1st legで負けていれば非常に難しい戦いになるところだっただけに、ここでしっかりと勝てたこと、しかも3点差を付けたことで、大きなアドバンテージを得たのは間違いありません。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
Sports navi
テキスト速報
ゲキサカ
戦評
中村草太
Soccer King
<25.2.12>
サンフレッチェ広島公式サイトによると、公式会見でスキッベ監督は、「神戸戦に向けて良い準備をしてきました。それから中3日での戦いと考えると、コンディションは分からない部分があります。それに対して相手はシーズンも中盤で彼らのほうがシェープしている状況にあると思います。コンディションの面では少し相手に分があるのではないかと思っています」と語っています。また同じく公式会見に出席した東選手は「明日の試合で勝ち、アドバンテージを持って日本で戦いたいと思います」と決意を述べました。一方ベトナムフットボールダイジェスト+によると、ナムディンのブー・ホン・ベト監督は、ホームアドバンテージを生かして勝利を目指す、と語っています。ナムディンは帰化選手として活躍しているエースFWのグエン・スアン・ソン(ラファエルソン)が長期離脱中ですが、新たに3人の外国人選手を補強して「チームに馴染んできている」とのこと。今日はそれ以外の外国籍選手(こちらの記事によると、元Jリーガーやブラジル出身者、元ウガンダ代表など10人いるらしい)も起用して、「個の力」で勝利を目指してくるのではないでしょうか。
今日の試合会場はベトナム・ナムディン市のティエンチュオンスタジアムで、日本時間の午後9時(現地時間の午後7時)キックオフ。試合の中継はDAZNで予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.2.11>
明日はACL2のラウンド16 1st leg。サンフレッチェはナムディンFCとアウェイで対戦します。
1985年に前身のハーナムニン工業がベトナムサッカーリーグを制したものの1989年に解散。その2年後に再建されたナムディンは、ベトナム3部から徐々にランクを上げて1997年にV1リーグに昇格し、2023-24シーズンにナムディンFCとしては初めてリーグ優勝を遂げました。そして今シーズンはここまでリーグ戦13試合を戦って、7勝3分け3敗で首位に立っています。またバンコク・ユナイテッド(タイ)、タンピネス・ローヴァース(シンガポール)、理文(香港)と同組だったACL2のグループステージは、3勝2分け1敗の2位で勝ち抜きを決めています。ACL2と今年の国内戦の戦績は次の通り。
ACL2-1 ●2-3 Bangkok [N]Nguyen Xuan Son2, [B]Aozic, Al Ghassani, Jradi
ACL2-2 ○3-0 Lee Man [N]Lucas Silva, To Van Vu, Nguyen Xuan Son
ACL2-3 ○3-2 Tampines [N]Caio Cesar da Silva Silveira, Mpande, Lucas, [T]Adli, Kunori
ACL2-4 △3-3 Tampines [N]Nguyen Xuan Son, Mpande, Ngyuen Tuan Anh, [T] Shahiran, Kunori, Yamashita
ACL2-5 △0-0 Bangkok
ACL2-6 ○2-0 Lee Man [N]Nguyen Xuan Son, Lucas Silva
VC-R16 ●1-1(PK4-5) Binh Duong [N]Caio Cesar da Silva Silveira, [B]Tran Trung Hieu
V1-12 △1-1 Thanh Hoa [N]Mbolimbo, [T]Lucas Ribamar Lopes dos Santos Bibiano
V1-10 ●0-1 Cong-Viettel [V]Nham Manh Dung
V1-11 △0-0 Binh Dinh
V1-13 ○2-1 Hanoi [N]Cesar da Silva, Araujo Dasilva, [H]Luka
第13節ハノイ戦を2/5に消化し、先週末は試合がなかったナムディン。明日は1週間の準備期間を経て、万全の体制で広島を待ちかまえているに違いありません。
対するサンフレッチェですが、中国新聞によると神戸戦後に広島に戻り、1日のオフを経て昨日現地入りしたとのこと。中島、井上愛がU-20日本代表に合流して離脱したこと、また中3日で町田戦が控えていることを考えると、ある程度メンバーを入れ替えて戦う可能性が高いのではないでしょうか。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
川辺 井上潮
中野 東
加藤 満田
ジャーメイン
SUB:田中雄、山﨑、松本、新井、菅、田中聡、仙波、茶島、越道、小原、アルスラン、中村
大寒波襲来中の日本から亜熱帯に移動しての試合、と言うことで厳しい試合が予想されますが、誰が出場することになってもチーム全員で力を合わせて、少なくとも勝ち点1を取って戻ってきて欲しいと思います。
<25.2.11>
先週発売された「紫熊倶楽部」3月号(Vol. 325)を紹介します。表紙とトップ記事で取り上げられているのはトルガイ・アルスラン選手。彼のこれまでのサッカー人生を振り返りながら、彼が常々チームに必要だと語っている「ウィニング・メンタリティ」の意味を解説しています。これに続くインタビュー記事で登場しているのはイヨハ理ヘンリー選手。キャプテンとしてプレーしていたユース時代、力の足りなさを痛感したプロ1年目、そしてその後のレンタル修業を経ていかに成長してきたか、その軌跡を追っています。
トルコキャンプレポートは、チームスタッフの頑張りと日本食への慕情がテーマとなっています。また続く記事ではレジーナに新加入した嶋田華選手と石田ひなは選手の会見の模様をレポートしています。そして「レジーナ選手名鑑」と「紫熊短信」「READERS AREA」が続きます。
後ろのカラーページの最初は雨野強化本部長のインタビューで、新加入選手たちの特徴と獲得の経緯を紹介しています。そして新加入のジャーメイン、井上潮音、菅大輝、田中聡、中村草太、ヒル袈依廉、井上愛廉、仙波大志にインタビューしています。そして最後は「SIGMA CALENDER」と日本女子サッカーアワードを受賞した小川愛選手のインタビューとなっています。
サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。エディオンピースウイング広島のオフィシャルショップ、広島県内の大手書店、及び東京・銀座のtauで販売中です。
<25.2.10>
スーパーカップの前座試合として開催された「NEXT GENERATION MATCH」は、6年ぶりに編成されたU-18Jリーグ選抜が、小林志紋(広島ユース)の3アシストの活躍で日本高校選抜に4-1で勝ちました。U-18Jリーグ選抜のメンバーは、GK:小川(→萩HT)、DF:森(→千田HT)、林、大川、今井(→野口50分)、MF:長南、小林、和田、新川(→坂井70分)、FW:吉田(→佐々木54分)、大西(→恩田54分)。U-18Jリーグ選抜の先制点は前半19分で、右サイドをドリブルで駆け上がった森(名古屋U-18)がゴール前を横切るクロス。ここに逆サイドから走り込んだ吉田(鹿島ユース)がダイレクトで決めました。続いて24分には右から切れ込んだ小林がスルーパスを送ると、これをDFのギャップで受けた大西(名古屋U-18)が流し込みます。その後は日本高校選抜の攻撃をGK萩(名古屋U-18)の好セーブで凌いでいたものの、後半25分に粕谷(流経大柏高)に決められ1点差に迫られました。しかしU-18Jリーグ選抜は35分に小林のCKを林(川崎FU-18)がヘッドで流し込み、更に後半アディショナルタイムにはGKのロングキックが小林が落とし、これを長南が豪快に決めて試合を締めました。
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ゲキサカ
小林志紋
粕谷悠とジャーメイン
森壮一朗
<25.2.9>
昨日、国立競技場に史上最多の53,343人を集めて行われた富士ゼロックススーパーカップで、サンフレッチェは神戸に2-0で勝利し、2025年シーズンの最初のタイトルを獲得しました。
サンフレッチェの先発は仙台戦の1本目と同じで、以下の布陣で戦いました。
大迫敬
塩谷 荒木 佐々木翔
田中聡 中島
(→川辺69分)
中野 東(→菅69分)
(→新井直89分)
加藤 アルスラン(→中村76分)
(→越道89分)
ジャーメイン
SUB:田中雄、山﨑、井上潮、満田
対する神戸は、GK:新井章、DF:日高(→鍬先85分)、山川、岩波、MF:本山(→酒井64分)、齊藤、飯野(→汰木HT)、山内、小池(→武藤64分)FW:富永、佐々木大(→大迫勇64分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりからハイプレスで神戸に襲いかかり、6分にはアルスランのパスを高い位置で受けた佐々木のクロスは合わず、8分にはアルスランのクロスにジャーメインが反応しましたが枠外に外れます。そして前半12分、塩谷のパスを受けて右から仕掛けた中野のクロスにアルスランが戻りながらヘッドで合わせると、このボールはクロスバーに当ってゴール内に跳ね返り、広島が幸先良く先制点を奪いました。
これで勢いのついた広島はその後もボールを支配しつつ神戸を押し込み、15分には中野のロングスローから荒木がヘッドで狙いましたが枠外に外れます。23分には右からカットインした加藤がシュートしたものの岩波がブロック。23分のアルスランのシュートは惜しくも左に外れます。神戸も33分にCKに山川が合わせましたが枠外。39分にはカウンターから齊藤にシュートを打たれましたtが大迫敬が止めます。広島はその後もジャーメインや中野、荒木らがチャンスを得たものの決めることができず、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半に入ると神戸は汰木を投入して流れを変えようとします。しかし最初のチャンスは広島で、4分にアルスランのクロスをジャーメインがヘッドで狙いましたが枠外。また8分にはこぼれ球を田中聡が狙いましたが上に外れます。9分には神戸がカウンターを発動して、汰木のパスから山内に打たれましたが大迫が好反応で弾き、こぼれ球を富永に打たれましたが塩谷がブロックします。逆に広島はその直後のCKをはね返してカウンターを仕掛け、ジャーメインが決定的なシュートを放ちましたが惜しくも上に外れます。温存していた大迫勇、武藤、酒井を投入して流れを変えようとする神戸。21分には大迫勇のクロスに富永が合わせましたが大迫敬がセーブします。そして後半25分、右からのCKを入ったばかりの菅が蹴ると、高く舞い上がった荒木がヘッドで叩き込んでリードを2点に広げました。
追いつきたい神戸は、サイド攻撃から活路を見いだそうとします。しかし広島は一歩も引かず、次々とボールホルダーに襲いかかってリズムを作らせません。後半45分には左に抜け出した大迫勇がゴールネットを揺らしましたが明らかなオフサイド。広島は中村や越道が躍動して、神戸守備陣に脅威を与え続けます。最後は菅が強烈な左足シュートを見せましたがGKの正面を突いて、そのまま試合終了のホイッスルとなりました。
Jリーグ公式サイト試合データによると広島のボール支配率は59%。またシュート数は20:7、パス成功数は422:243など、あらゆる数値で広島が神戸を上回りました。試合後にスキッベ監督が「今日の試合に関しては自分たちが勝利に値するパフォーマンスを見せた」と胸を張った一方で、吉田監督は「内容的にもあまり良いゲームじゃなかったし、敗戦したことを申し訳ない」と肩を落としていたそうですが、まさに両監督の言葉通り。点差以上の差を見せつけた、広島の「圧勝」と言って良いゲームだったと言って良いと思います。神戸は怪我人続出でメンバーが揃わず、加えて2日後にACLEを控えていると言うことでメンバーを落として臨んだことが影響していたのは確かだと思いますが、それでも得点の可能性を感じられたのは2回ぐらい。大迫勇、武藤、酒井を投入した後も流れは変わらず、むしろ広島側の交代選手がそれぞれ持ち味を出して試合を締めました。今シーズンは例年よりも開幕が早く「2週間ほど準備期間が短かった」(スキッベ監督)そうですが、そんな中でも順調にチーム作りを進めて、昨年以上の戦力を整備したマネージメントの勝利だった、と言えるのではないでしょうか。
ところでこの試合は井上潮以外の新戦力が登場しましたが、それぞれ持ち味を出していたと思います。ジャーメインの魅力は何と言ってもスピード。後半10分のカウンターからのシュートは完全に「1点もの」でしたし、また相手守備陣がボールを持った時のプレスの迫力も素晴らしいものでした。加えて後方からのロングボールを収める力も見せました。クロスにはまだ合わない様子は見られたものの、今後得点を量産してくれそうな気配を感じさせてくれました。一方の田中聡は攻撃は中島に任せ、サポートに徹していて無難なプレーだったと思いますが、モバイルサイトによると「個人的にパフォーマンスがあんまり良くなかったので悔しい」と語っていたとのこと。こちらも今後コンビネーションが合ってくれば、もっと良いものを見せてくれるのではないでしょうか。ファーストプレーがアシストになった菅や、どんどん仕掛けて見せた中村も持ち味を発揮して、チーム全体の底上げが進んでいることが明らかになったと、と言って良いと思います。
そしてこの試合の最大の収穫は、中島が大きく成長した姿を見せたことだと思います。スキッベ監督が「本当にJリーグのトップクラスのプレーヤーだと証明してくれた」と語り、アルスランが「ソン・フンミンのようにアジアを代表する選手になる」と絶賛していた通り。驚きのパスを連発しただけでなく、守備でも一歩も引かずに戦って、チームを勝利に導きました。この後しばらくはU-20代表でチームを離れますが、それがチームにとって大きな損失と言えるほどの、大きな存在感を示したと言えるでしょう。
広島公式サイト
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戦評
アルスラン
中野
Soccer King
昨季2冠の神戸が広島に完敗
最後のスーパー杯で歴代最多入場者数
荒木が「ヤバいシーズンにしましょう!」
中島洋太朗をチームメイトが絶賛!
日刊スポーツ
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