3/2〜3/8のSANFRECCE Diary
<25.3.8>
中国新聞によると、水曜日に行われたACL2準々決勝ライオン・シティ・セーラーズ戦が没収試合になる可能性が浮上したそうです。一昨日AFCから書面で「ジェルマンには出場資格がない」との通知があったとのこと。ジェルマンは昨年2月にマッカーサーFCで出場したAFCカップの試合後に、相手選手を平手打ちしたとして3試合の出場停止処分を受けていたとのこと。マッカーサーFCはその試合で敗退しているためその出場停止は消化されてなかったことから、ACL2に持ち越される可能性があるそうです。没収試合になれば1st legの結果は0-3での敗戦となり、2nd legに影響するのは必至。クラブはJFAやJリーグと協議して見解を伝え、AFCの裁定を待つことになるとのことです。
<25.3.8>
日本サッカー協会は昨日「天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会」の1回戦〜4回戦の組み合わせを発表し、サンフレッチェの初戦は6/11(水)の午後6時半から福山通運ローズスタジアムで、佐賀県代表と熊本県代表の勝者との対戦となりました。また3回戦は藤枝MY FC、山口県代表、岡山県代表の勝者と、4回戦は湘南、清水などからの勝ち上がりとの対戦となります。
<25.3.7>
サンフレッチェは昨日、横浜FC戦で右膝を負傷したトルガイ・アルスラン選手が治療のためドイツに一時帰国した、と発表しました。再来日の時期は未定で、スキッベ監督が「5〜6ヶ月の離脱になる」と語っていたことから、復帰は秋口になりそうです。
<25.3.6>
昨日ホームで行われたACL2準々決勝1st legは、ジャーメインの2ゴールや川辺の移籍後初ゴールなどで6-1で勝ちました。
横浜FC戦から先発4人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
田中聡 中島
(→川辺61分)
中野 菅(→東HT)
(→新井68分)
中村 加藤(→ジェルマン68分)
ジャーメイン(→越道78分)
SUB:田中雄、チョン、山﨑、小原、松本、井上潮、井上愛
対するライオン・シティ・セーラーズは、GK:マハブド、DF:ダトコヴィッチ、ハルン(→タン83分)、ヴァンヒィゼン、ライト、デイオゴ・コスタ(→アルリナ71分)、MF:ルイ・ピレス、シャヒン(→クマール83分)、レスティエンヌ(→クリャイッチ89分)、FW:シャワル・アヌアル(→ティー71分)、ラムセラール、と言うメンバーでした。両サイドがDFラインまで引いて5-4-1でブロックを作るセーラーズに対して、広島はハイプレスをかけて攻め込みます。前半8分の塩谷のミドルはGKがセーブ。また10分には菅と中島が決定的なシュートを放ちましたが止められます。そして前半12分、塩谷の股抜きのパスを受けた田中聡が反転してフリーになって左足でシュート。これが見事に決まって、広島が先制点を奪いました。
その後も広島はチャンスを作り続け、14分には田中聡と加藤が決定的なシュート。24分にはFKのこぼれを加藤が狙いましたがブロックされ、28分には中村が惜しいシュート。また33分には加藤のクロスに飛び込んだ中野のシュートはDFに当って枠外に外れ、続いてCKに合わせた佐々木のヘッドはクロスバーに嫌われます。攻め続けながらなかなか追加点が取れないでいた前半36分、CKのクリアを奪いに行った田中聡が奪われるとセーラーズのカウンターが発動し、最後はシンガポール代表のアヌアルに決められ同点に追いつかれてしまいます。しかし広島は42分、中野のパスで右に抜け出した中村がグラウンダーのクロスを送ると、これをジャーメインがワンタッチで逆サイドに流し込んで、1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半から菅に代わって東が投入されると、2分にはその東のロングクロスに飛び込んだジャーメインが右足で流し込んで3点目をゲット。その後は最終ラインを6枚に増やしたセーラーズの守備に手こずったものの、23分には中村、中野と繋いで川辺が強烈なシュートを叩き込んでリードを広げます。続いて29分には新井のクロスをジェルマンがDFと競り合いながらヘッドで5点目を奪い、更に31分には中村が強烈なシュートを決めてとどめを刺しました。
元代表を含む外国人選手を並べて「東南アジア最強」の呼び声も高かったライオン・シティ・セーラーズでしたが、アウェイと言うことを考えてか失点を防ぐことを優先して戦いを挑んできました。DFラインに5人を並べてサイドのスペースを消すとともにラインを上げてゴール前に入れさせない戦術だったと思いますが、それを打ち破ったのが広島の選手、そしてチームとしての質の高さでした。先制点は縦パスを受けた田中聡がトラップと反転でDFのマークを無力化して見事なシュートを決めましたし、2点目は中野、中村、ジャーメインの意図が完璧に合ったコンビネーションで決めたもの。そして3点目は東の高精度クロスをジャーメインがワンタッチでゴールに流し込みました。その後の3点もそれぞれクオリティの高いもので、相手にとっては悪夢のような90分間だったのではないかと思います。1点は失ったものの「広島の完勝」と言って良い試合でした。
スキッベ監督は昨年までと同様に先発メンバーをほとんど変えずに「8連戦」を戦ってきましたが、その中で生まれていた競争がチームを成長させていると思います。例えば東はリーグ戦全試合に先発していたものの、ほとんどの試合でハーフタイムに菅に交代。その菅がアシストなどの結果を出してきたため相当の危機感があったのではないかと思いますが、この試合では逆に途中出場でアシストと言う結果を出しました。また8試合で6ゴールと大爆発中の中村の台頭は言うまでもありませんし、中島の復帰によってスーパーカップ以来のベンチスタートとなった川辺も、ようやく復帰後初ゴールを決めて存在感を示しました。アルスランの怪我による離脱は大きな痛手ではあるものの、連戦を戦う中で徐々に底上げができてきて、チーム全体がレベルアップしていることが実感できる試合だったと言えるでしょう。今週末のJ1の試合は延期となったため久々に次の試合まで1週間空きますが、その中で身体的ケアを十分にして、万全の状態でシンガポールでのアウェイゲームとその4日後の柏戦に向かって欲しいと思います。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
Sports navi
テキスト速報
ゲキサカ
戦評
Soccer King
<25.3.5>
昨日の前日会見でスキッベ監督は「まずは明日の試合で良い結果を残し、シンガポールに行きたいと思っています」と決意を述べました。またヴァレール・ジェルマンに関して「直近の試合でトルガイが怪我で長期離脱してしまうので、その穴を埋めてくれる活躍を期待している」と語りました。一方ライオン・シティ・セーラーズのランコヴィッチ監督は、ラマダンによるムスリム系選手のコンディションとソン・ウイヨンの出場停止に不安を感じながらも「シンガポールの歴史上初めてこのステージに達したチームとして実力を示す」と決意を述べています。元オランダ代表のラムセラールや元ベルギー代表のレスティエンヌ、元クロアチア代表のダトコビッチら多くの欧州系選手を揃えるライオン・シティ・セーラーズ。今日は自分たちのサッカーがどこまで通用するか確かめるために、正面からぶつかってくる可能性が高そうです。
今日の試合会場は広島サッカースタジアムで、午後7時キックオフ。当日券は2Fチケットセンターで4時半から販売されます。またサンフレチケットでのWEB販売も行っています。詳細は公式ホームページをご覧下さい。試合中継はDAZNで生配信が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.3.4>
一昨日石巻で行われたWEリーグ第12節で、サンフレッチェ広島レジーナはマイナビ仙台レディースとスコアレスドローに終わりました。
レジーナの布陣は以下の通り。
木稲
塩田 左山 市瀬 藤生
小川 渡邊
(→瀧澤80分)
立花 上野 中嶋
(→柳瀬53分)(→中村69分)
髙橋(→松本69分)
SUB:福元、笠原、李
対する仙台は、GK:齊藤、DF:國武、長船、西野、MF:石坂、江崎、中島、佐々木(→高平90+7分)、大西(→津田90+2分)、遠藤、FW:廣澤、と言うメンバーでした。前半10分には仙台にシュートを許したもののその後は広島のペース。上野のミドルやCKのこぼれからの塩田のシュートなどで仙台ゴールを脅かします。前半44分には中嶋のクロスに上野が合わせましたがこれもGKがキャッチされます。後半33分には小川のクロスのこぼれを渡邊が狙いましたが枠外に外れ、後半アディショナルタイムには柳瀬のパスを受けた中嶋がミドルシュートを放ちましたがGKに抑えられて、両者とも得点を奪えず勝ち点1ずつを分け合いました。
試合後のコメントによると強風が吹き荒れていたことで「サッカーをすること自体が非常に難しかった」(吉田監督)とのこと。そんな中でも守備が集中して無得点に抑え、勝ち点1を取ったことはポジティブに考えて良いのではないかと思います。今節は上位3チームとも勝ち、首位の東京ベレーザと広島との勝ち点差は7に広がりましたが、次節のホーム・浦和戦をきっかけにして上位に迫って欲しいと思います。
サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
<25.3.4>
明日はACL2の準々決勝1st leg。サンフレッチェはホームでライオン・シティ・セーラーズFCと対戦します。
ライオン・シティ・セーラーズFCは1940年代に創設されたシンガポール警察サッカー部のポリスSAを源流とし、Sリーグ創設に「ポリスFC」として参加。翌年には内務省傘下の行政機関も加わって「ホーム・ユナイテッドFC」として戦いSリーグ2回、シンガポールカップ6回優勝の強豪として名を馳せました。2020年にはIT企業の傘下に入って「ライオン・シティ・セーラーズFC」と改名。2021年にシンガポール・プレミアリーグで初優勝を果たし、2023シーズンにはアルビレックス新潟シンガポールに次いで2位に入ってACL2の出場権を獲得しました。そしてACL2のグループステージではポートFC(タイ)、浙江緑城(中国)、ペルシブ・バンドン(インドネシア)と競り合いの末1位でグループFを突破し、ラウンド16ではムアントン・ユナイテッド(タイ)を2試合合計7-2で下して勝ち上がってきています。今年に入ってからの公式戦の戦績は次の通り。
ACC3 ○2-0 Kuala Lumpur City
SP22 ○4-2 Brunei DPMM FC
SP23 ○6-0 Albirex Niigata FC(S)
ACC4 △1-1 Briram United
SP24 ○2-1 Geylang International FC
ACC5 ●0-2 Kaya FC-Iloilo
SL25 ○4-1 Tanjong Pagar United FC
ACL-R16 ○3-2 Muanthong United
SC-MD1 ○4-1 Tanjong Pagar United FC
ACL-R16 ○4-0 Muanthong United
SP26 ○5-1 Balestier Khalsa FC
SP27 ○1-0 BG Tampines Rovers FC
シンガポール・プレミアリーグ、ACL2だけでなく、ASEANのクラブ対抗戦のACC Shopee Cupも戦いながら、1月以降の2ヶ月間に12試合を戦って10勝1分け1敗と圧倒的な戦績を収めているライオン・シティ・セーラーズFC。東南アジアのクラブとしては、強敵の一つであるのは間違いありません。
対するサンフレッチェですが、開幕からの「連戦」の8試合目で、しかも横浜FC戦から中2日ということで、選手のコンディションを見ながらの起用になるものと思われます。と言うことで相変わらずメンバー予想は難しいのですが、私の予想は次の通り。
大迫
中野 荒木 佐々木
田中聡 中島
越道 菅
中村 加藤
ジャーメイン
SUB:チョン、塩谷、山﨑、茶島、東、新井、松本、川辺、井上潮、小原、井上愛、ジェルマン
ホーム&アウェイで戦われるゲームは2nd legがホームの方が有利、と言われていますが、それは1st legの結果次第。ここで大差をつけて勝つことができれば、圧倒的有利な立場に立てるのは間違いありません。明日もチーム一丸となって、ACL2優勝に向けて重要な一歩を進んで欲しいと思います。
<25.3.3>
昨日ホームで行われたJ1リーグ第4節で、サンフレッチェは中村のゴールで横浜FCを振り切り、首位と同勝ち点の3位に浮上しました。
中村と井上潮がリーグ戦で初先発。また塩谷が先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
川辺 井上潮(→中島62分)
(→田中聡62分)
新井直 東(→菅HT)
(→中野就76分)
中村 加藤(→アルスラン71分)
ジャーメイン
SUB:チョン、山﨑大、越道、井上愛
対する横浜FCは、GK:フェリペ・メギオラーロ、DF:山﨑、ボニフェイス、福森、MF:鈴木準(→山根79分)、ユーリ・ララ(→小倉68分)、駒井、新保(→ミシェル・リマ86分)、FW:ジョアン・パウロ(→村田79分)、新井瑞(→伊藤86分)、櫻川、と言うメンバーでした。守備時には5人がDFに並び、鋭い出足でボールカットを狙ってくる横浜FCに対して、広島はなかなかチャンスを作れない立ち上がりとなります。一方横浜FCは新井のドリブルを武器に左から崩そうとします。ファーストシュートは前半10分で、塩谷がこぼれ球を打ちましたが枠外に外れます。また13分には東がドリブルから右足で打ったもののDFがブロックします。横浜FCは16分、新井のクロスに櫻川が合わせましたが枠外。20分には駒井のスルーパスで抜け出した櫻川に流し込まれましたがオフサイドのジャッジに救われます。その後広島は徐々にペースを掴むと、28分には荒木のロングパスを左に斜めに走って受けた中村のクロスから、加藤のスルーでフリーになったジャーメインがシュートしましたが上に外れます。27分には井上潮がシュートしたものの枠外。32分には東のロングフィードをペナルティエリア前でトラップしたジャーメインが打ちましたが枠外に外れ、33分にも中村の仕掛けからのクロスをジャーメインがシュートしましたがDFにブロックされます。前半の横浜FCのシュートを1本に抑えたのに対して広島は8本。ボール支配率も57%と優位に試合を進めたもののゴールは生まれず、0-0のままハーフタイムを迎えました。
後半から菅を投入した広島は、攻めの圧力を強めますが横浜FCの堅守は揺るぎを見せません。16分には菅が強烈な左足シュートを打ちましたがGKが反応。21分には新井のクロスに加藤がヘッドで合わせましたがこれも上に外れ、23分にはクロスのこぼれを田中聡がダイレクトで狙いましたが枠を捉えることができません。チャンスを作りながらも横浜FCの堅い守備を崩せなかった広島でしたが、しかし後半33分、ジャーメインのポストで前を向いたアルスランのスルーパスに中村が走ると、飛び出してきたGKに当ったボールが中村に当ってゴールに飛び込み、広島が先制点を奪いました。
その後も広島が主導権を握り続け、38分には中島のCKに佐々木が合わせましたが枠外。38分にはアルスランがシュートしましたが枠外に外れ、続いてこぼれ球をアルスランが打ちましたが枠に嫌われます。後半42分にはアルスランが倒れ込み、立ち上がることができずに担架に乗せられてピッチを去ります。交代枠を使い切っていた広島は10人で守らざるを得なくなりましたが、しかしジャーメインがポジションを下げてブロックを作り、高い位置から当たりに行って横浜FCの攻撃を許しません。後半アディショナルタイムには「悪魔の左足」の福森にセットプレーから狙われましたが中野がクリアして、広島が1点差を守って勝利の凱歌をあげました。
立ち上がりこそ横浜FCの出足の速さに戸惑ったものの、前半途中からペースを掴むとその後は広島がチャンスを量産。終了後のスタッツは広島がシュート17本だったのに対して横浜FCは3本。またゴール期待値も1.98:0.13で、内容的には圧倒した試合だったと言えます。横浜FCの闘志と集中力は素晴らしかったと思いますが、それを広島のチームと選手のクオリティが上回った、と言えます。連戦の疲労が蓄積しているにも関わらず戦い抜いたレギュラー選手だけでなく、リーグ戦で初先発を果たした中村と井上潮を含めたチーム全員の力で勝ち取った勝利だった、と言えるでしょう。アルスランの負傷など心配な要素もあるものの、厳しい連戦の中でも序盤のリーグ戦4試合を3勝1分けで終えたことは上々の結果だったと言えます。まずは今週と来週のACL2準々決勝を勝ち抜いて、次の柏戦に向かって欲しいと思います。
広島公式サイト
横浜FC公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
Soccer King
Football LAB
<25.3.2>
中国新聞によるとU20アジア杯に出場していた中島と井上愛は2/27に帰国して、チーム練習にも復帰しているそうで、中島は今日の試合のメンバー入りが濃厚だとのことです。一方のジェルマンですが、Aリーグで出場停止となった2試合がJリーグに適用されて、横浜FC戦と柏戦は出場できないとのこと。広島デビューはACL2のライオン・シティ・セーラーズ戦になりそうです。
今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後2時半キックオフ。チケットはビジターシートと思いやりシート以外は完売となっています。試合中継はRCC中国放送とDAZNで予定されています。今日は現地観戦の予定のためブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビやDAZNを見れない方は、モバイルサイトなどの速報をどうぞ。
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