3/30〜4/5のSANFRECCE Diary


<25.4.5> 明日はJ1リーグ第9節。サンフレッチェはホームでC大阪と対戦します。
 3年半指揮官として務めた小菊監督が退任してパパス監督が就任したC大阪は、攻撃的なサッカーでシーズンをスタートしました。そして開幕戦となった大阪ダービーでは大量5得点で快勝スタートしたものの、その後はなかなか勝てずに現在13位となっています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ○5-2 G大阪 【C】北野2、香川、田中、中島、【G】ネタ・ラヴィ、黒川
2H ●1-2 湘南  【C】進藤、【湘】鈴木章2
3A ●1-2 柏   【C】北野、【柏】垣田、木下
4A △2-2 新潟  【C】中島、ラファエル・ハットン、【新】矢村、長谷川
5H △1-1 名古屋 【C】北野、【名】マテウス・カストロ
6A ●0-2 横浜FC 【FC】山田、山根
YLC1 ○5-1 讃岐  【C】チアゴ・アンドラーデ、ラファエル・ハットン、ルーカス・フェルナンデス、ヴィトール・ブエノ、上門、【讃】OG
7H △1-1 浦和  【C】ラファエル・ハットン、【浦】渡邊
8H ○2-1 岡山  【C】チアゴ・アンドラーデ、ラファエル・ハットン、【岡】佐藤
 前節は試合開始早々に先制点を奪い、前半のうちに追いつかれましたがすぐに突き放し、後半アディショナルタイムにゴールネットを揺らされたもののVARの介入により取り消されて、1点を守って今季のホーム初勝利を挙げています。ここまでの8試合で13失点と決して守備が堅いとは言えないだけに、ラファエル・ハットン、チアゴ・アンドラーデ、ルーカス・フェルナンデスの強力攻撃陣をどう封じ込めるか、が勝敗を分けることになりそうです。
 対するサンフレッチェですが、前節から中3日でホームでの連戦だと言うことを考えると、前節と同じ先発メンバーで戦う可能性が高いのではないでしょうか。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

     田中聡 川辺

新井              菅

   前田   ジェルマン

     ジャーメイン

SUB:チョン、山﨑、中野、東、田中潮、小原、中村、加藤、越道
 理不尽なACL2敗退のショックを乗り越え、リーグ制覇に向けて再スタートを切ったサンフレッチェ。明日もホームの「サンフレッチェファミリー」と心を一つにして戦って、勝利して上位に食らいついて欲しいと思います。
<25.4.5> 昨日「AFC U17アジアカップ2025サウジアラビア」の初戦が行われ、U-17日本代表は4-1でUAEに勝って幸先良いスタートを切りました。ゲキサカの記事によると先発は、GK:松浦、DF:篠崎、藤田、藤井、MF:長南(→田中73分)、針生、樺山(→野口64分)、神田(→加藤64分)、FW:吉田(→小林57分)、加茂(→瀬口57分)、浅田。前半3分に浅田のヘッドのこぼれを吉田が決めて先制点を奪うと、15分には藤井のクロスを再び吉田が決めました。そして前半34分、カウンターから加茂が決めて3-0でハーフタイムを迎えました。後半26分に1点を返されたものの、38分に小林のパスを浅田が決めて突き放しました。
<25.4.4> 日本サッカー協会は昨日、モンテギュー国際大会に参加するU-16日本女子代表を発表し、サンフレッチェ広島レジーナユースからMFの中島采音選手とDFの長谷川芽衣選手が選出されました。
<25.4.3> 昨日ホームで行われたJ1リーグ第8節で、サンフレッチェは前田の移籍後初ゴールで鹿島を下し、3試合ぶりの勝利を挙げました。
 前節から先発3人を入れ替え前田、新井、菅を起用して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木隼  佐々木
  (→中野HT)
     田中聡 川辺

新井              菅(→東70分)
(→越道90+6分)
   前田   ジェルマン(→中島70分→中村75分)
   (→加藤62分)
     ジャーメイン

SUB:チョン、山﨑、小原
 対する鹿島は前節と同じで、GK:早川、DF:濃野(→田川78分)、植田、関川、安西(→松村88分)、MF:樋口(→三竿78分)、舩橋、小池、チャヴリッチ(→師岡35分)、FW:レオ・セアラ(→荒木遼88分)、鈴木、と言うメンバーでした。立ち上がりは鹿島の前からのプレスが効いて、3分には舩橋にファーストシュートを打たれ、4分には速攻から樋口に打たれましたが枠外に外れて助かります。広島も前半6分には相手陣内で細かく繋いで前田が打ちましたが強く打てずにGKがキャッチ。9分の川辺のスルーパスは惜しくもジャーメインに合いません。その後も球際での激しい奪い合いが続き、20分には安西のクロスに鈴木が合わせましたが枠外に外れます。そんな中の前半22分、右サイドでスローインのボールを受けたジャーメインがDFをかわしてゴールライン際からクロスを入れると、前田のシュートは防がれたもののこぼれをジェルマンが繋いで前田がねじ込み、広島が先制点を奪いました。
 これで勢いのついた広島は、追加点を狙って攻め込みます。25分には波状攻撃からクロスにジャーメインが合わせましたがブロック。26分には塩谷のシュートはクリアされ、27分には佐々木のインナーラップからのパスを前田が狙いましたが惜しくも枠外に外れ、29分にも前田がミドルレンジから狙いましたが枠を捉えることができません。しかし前半30分、頭を打っていたチャヴリッチが座り込み、担架で運び出されるまでの5分間で再び流れが変わります。そして両チームともに激しく攻め合ったままアディショナルタイムの10分が過ぎて、広島1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは鹿島が前に出てきたものの、すぐに広島が攻撃のリズムを掴みます。後半3分には菅のシュートはDFに当たり、直後のCKからの荒木のヘッドは惜しくも上。6分にも前田のクロスにジャーメインがヘッドで合わせましたが枠外に外れ、前田やジャーメインが裏を突く動きを繰り返します。その後は選手を入れ替えながら流れを掴もうとする両チーム。後半20分にはカウンターからジェルマンがドリブルで持ち上がり、クロスにジャーメインがダイビングヘッドを見せますが早川が驚異的な反応で弾き、後半33分には東のクロスにジャーメインが合わせましたが決めることができません。後半の後半は鹿島がパスを回す時間が長くなり、41分には小池がミドルを放ちましたがクリア。続いてクロスにレオ・セアラが合わせましたが枠外に外れます。終盤は鹿島が力攻めに来ましたが広島守備陣は高い集中力ではね返し、決定機を与えないままに試合終了のホイッスルとなりました。
 試合後にスキッベ監督は「本当に内容的にどちらも素晴らしいサッカーを展開しました。試合のテンポも速かったですし、至るところで素晴らしい1対1がありました」と語っていますが、まさにこの言葉の通り。両チームの攻撃的なサッカーを真正面からぶつかり合って、ハイレベルの戦いになりました。前半も後半も立ち上がりは鹿島がペースを握ったものの、広島はすぐに対応して押し返し、素晴らしいコンビネーションから何度も決定機を作りました。スタッツを見るとシュート数も攻撃のチャンスビルディングポイントも鹿島が上回っていますが、枠内シュートは鹿島の1に対して広島は4。ゴール期待値は鹿島の1.009に対して広島は2.017と、「全体的に数多くチャンスを作れたのはサンフレッチェだった」(スキッベ監督)のは数値にも表れています。過密日程の影響もあってかリーグ戦は2試合続けて勝てなかった広島でしたが、リーグ優勝に向けて再スタートを切れたと言って良いでしょう。
 そしてこの勝利の立役者となったのは、「新戦力」のジャーメイン、ジェルマン、前田の3トップでした。特に前田は得意のドリブルだけでなく最終ラインへのプレスや裏抜けなどで攻撃のリズムを作りました。また得点シーンはジャーメインの単独突破からの正確なクロスと、こぼれ球をつないでゴールに流し込んだジェルマンと前田の冷静さが際立ちました。前節までリーグ最多得点だった鹿島を零封した守備陣の頑張りを含めて、収穫の多い試合だったと言えるでしょう。
 この第8節を終えてサンフレッチェは勝ち点14で4位となりましたが、上位4チームがいずれも試合数に対する平均勝ち点が2.0だと言うことを考えると、完全に並んだと言って良いでしょう。上位にお馴染のチームが揃った一方で、横浜FMや神戸が下位に低迷するなど例年以上に「戦国」状態となっている今年のJ1リーグ。広島としては過密日程から開放されて週1試合ペースで戦える4月に勝ち点をいかに積み重ねることができるかが、重要になりそうです。

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Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
Soccer King
Football LAB
<25.4.2> モバイルサイトによるとスキッベ監督は鹿島について「ディフェンスは素晴らしいし、カウンターも速い。ヘディングが強いフォワードが2人いて、攻撃力もある。本当に難しい試合になるんじゃないかと思います」と語っています。今季の広島は守備ブロックを固めてくる相手に苦戦していますが、今日はおそらくはハイプレスのかけ合いになるはず。控えメンバーも含めたチーム全体の力で、ガチンコの戦いに勝利して欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンピースウィング広島で、午後7時キックオフ。チケットは前売りで完売しているため当日券販売はありません。今日の試合中継はDAZNのみとなっています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.4.1> 明日はJ1リーグ第8節。サンフレッチェはホームに鹿島アントラーズを迎えます。
 2016年を最後にJリーグのタイトルから遠ざかっている鹿島は、川崎Fで7つのタイトルを獲得した鬼木達監督を招聘。また昨年21得点を挙げたレオ・セアラを加えてシーズンをスタートしました。そして開幕戦こそ敗れたもののその後の6試合は5勝1分けで、堂々の首位に立っています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ●0-1 湘南  【湘】福田
2H ○4-0 東京V 【鹿】レオ・セアラ2、鈴木2
3H ○2-1 新潟  【鹿】小池、OG、【新】矢村
4H ○2-0 FC東京 【鹿】鈴木、師岡
5A ○3-1 柏   【鹿】レオ・セアラ3、【柏】久保
6H △1-1 浦和  【鹿】知念、【浦】松本
YLC1 ○1-0 栃木C 【鹿】濃野
7H ○1-0 神戸  【鹿】レオ・セアラ
 前節は得点こそGKからのロングパスからレオ・セアラが個人技で決める、と言うものでしたが、試合全体を通して神戸を上回って昨年の王者を退けています。ハイプレスと強力な2トップを生かした攻撃構築、そして粘り強い守備で勝ち点を積み重ねている鹿島。現在のJ1では最強の敵なのは間違いありません。
 対するサンフレッチェですが、前節欠場した中島は膝の痛みがあったとのことで、決して重い症状ではないとのこと。ただ、長いシーズンを考えると無理をさせる必要はないので、前節と同じ先発メンバーで戦うと予想します。
       大迫

  塩谷   荒木   佐々木

     田中聡 川辺

中野              東

   ジャーメイン 加藤

      ジェルマン

SUB:チョン、山﨑、松本、新井、菅、井上潮、前田、中村、越道
 前節は今季初めて無得点に終わったサンフレッチェですが、ジェルマンと前田が絡んで4度の決定機を作っています。今後コンビネーションが合ってくれば、得点力アップを期待しても良いでしょう。明日も厳しい戦いになることが予想されますが、いつも通りのアグレッシブなサッカーで、ホームのファミリーに勝利をプレゼントして欲しいと思います。
<25.3.31> 一昨日ホームで行われたWEリーグ第16節は、嶋田のプロ初ゴールでAC長野パルセイロ・レディースを下しました。
 レジーナの先発は前節から2人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       木稲

嶋田   左山  市瀬   藤生(→呉屋71分)

     渡邊  小川(→中村84分)

瀧澤     上野     早間(→柳瀬52分)
       (→松本71分)
       中嶋(→古賀84分)

SUB:石田、李
 対する長野は、GK:伊藤(→梅村HT)、DF:安倍、橋谷(→坂井78分)、岩下、岡本、MF:三谷、稲村、山本(→宮本58分)、FW:髙橋(→タニガーン・デーンダー74分)、大内(→玉井58分)、川船、と言うメンバーでした。全体的に広島ペースで試合が進み、前半9分に嶋田のクロスに上野がヘッドで合わせましたがGK正面。後半9分には市瀬のフィードから抜け出した小川がペナルティエリアまで行きましたが、DFに対応されてシュートは打てず。18分にも左からペナルティエリアに侵入した小川がシュートしましたがGKに防がれます。そして後半35分、右のスペースでボールを持った嶋田がゴールに向かって仕掛けつつミドルシュートを放つと、これが見事に決まって先制点を奪いそのまま逃げ切りました。マイマイさんのレビューによると「意図のあるポゼッションを機能させ、何度も決定機を作っていたため、内容としては非常にポジティブ」だったとのこと。代表ウィークを挟んで迎える東京、神戸との上位2連戦でこれまで培ってきた力をぶつけて「トップ3」に食らいついて欲しいと思います。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
マイマイさんのレビュー
<25.3.30> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第7節京都戦は、カウンターからの失点を取り返すことができず今季初の敗戦を喫しました。
 ジェルマンが加入後初めて先発して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木   佐々木

     田中聡 川辺
     (→越道86分)
中野              東(→菅72分)
(→新井64分)
   ジャーメイン 加藤(→前田72分)

      ジェルマン(→中村64分)

SUB:チョン、山﨑、松本、井上潮
 対する京都は、GK:太田、DF:アピアタウィア、須貝、鈴木、MF:川﨑(→米本90+1分)、福岡、松田(→ジョアン・ペドロ53分)、平戸(→永田86分)、佐藤、FW:ラファエル・エリアス、原、と言うメンバーでした。立ち上がりは京都が積極的なプレスでペースを握り、2分にはFKから川﨑がシュートしましたが大迫がセーブ。8分には原の落としを平戸がシュートしましたが枠外に外れます。その後は広島が京都のプレスをかわして攻撃の形を作れるようになり、14分にはジャーメインのポストから加藤が打ちましたがブロック。17分にはCKの折り返しを田中聡が打ちましたがブロックされ、続いて塩谷のロングリードから加藤が打ちましたがこれもDFに弾かれます。また21分には塩谷がミドルを放ちましたが枠外に外れ、27分には中野のシュートがわずかに枠外に外れます。京都はタイトな守備で奪ってからの速攻を狙い、28分には荒木から奪ったラファエル・エリアスが持ち込みましたが佐々木がクリア。32分にはセットプレーから須貝がミドルレンジから狙い、アピアタウィアがコースを変えましたが枠外に外れます。更に45分にはラファエル・エリアスが単独突破からシュートしましたがDFが戻って対応します。前半は京都のシュート数は4本だったのに対して広島は9本。またボール支配率は広島が58%と広島優勢の前半だったもののゴールは生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半最初にチャンスを作ったのは広島で、4分に川辺のパスで抜け出したジェルマンがGKの逆を突いてシュートを放ちましたが、GKが残っていた足でクリアして防がれます。続いて7分には中野のロングスローにジャーメインがヘッドで合わせましたがクリア。その後も広島が攻め込みましたが京都の堅い守備は崩れません。そして後半15分、京都の鮮やかなカウンターが発動し、最後はラファエル・エリアスに決められて先制点を許しました。
 何とか追いつきたい広島は、中村と新井、更に菅と前田を投入して攻めに攻めます。後半35分には前田のクロスに菅が飛び込んでフリーで合わせましたが惜しくも枠外。37分には川辺のパスで抜け出した前田が決定機を迎えましたがGKのスーパーセーブに防がれます。更に44分には前田のクロスに塩谷がボレーで合わせましたが、GK太田が信じられない反応の速さで弾きます。広島は最後まで攻め続けたものの京都の強固な守備ブロックを崩すことはできず、悔しい敗戦となりました。
 試合後にスキッベ監督は「本当にアンラッキーだった」と敗因を語っていますが、試合の全体的な流れとしては広島が優勢だったのは確か。Football LABによるとチャンスビルディングポイントは広島が14.87だったのに対して京都は5.06、ゴール期待値は広島の1.093に対して京都は0.44と広島が上回っていました。ただ、このような展開になると言うのは京都も想定済みで、ミドルブロックでしっかり守りカウンターからの得点を狙う、と言う意図がはっきりしていました。モバイルサイトによると田中聡は失点シーンについて「(自分が)ボールウォッチャーになってしまって、後ろにいる(相手の)選手が見えていなかった。その一瞬の隙でやられた」と語っていますが、前掛かりになり過ぎていたのは彼だけではないでしょう。無得点のままで推移しても質の高いベンチメンバーを信じて戦っていればいずれは点を取れたと思うのですが、攻め続ける中で相手の術中にはまってしまったように思います。シーズン初めての敗戦は痛いのは確かですが、ここからチーム全体として学ぶことがあるはず。この教訓は今後に生かさなければなりません。
 ところでこの日はジェルマンが初めて先発起用されて、最前線にジェルマン、1.5列目にジャーメイン、そのまわりを自由に動き回る加藤と言う布陣でしたが、ジャーメインと加藤が良くボールを触っていたのに対してジェルマンには合わないシーンが多く、コンビネーションの熟成不足を感じました。そんな中で迎えた後半4分のシーンはパスがややずれたにも関わらず収めて決定機に結びつけたところに非凡さは感じたものの、トップコンディションになるまでにはもう少し時間がかかりそうです。一方の前田は20分余りの出場ながら、3本の決定機を演出するなど持ち味を十分に見せました。今後もこの京都戦のように相手に守られる試合が増えると思いますが、ジェルマンや前田がフィットすればチームとしての攻撃力が上がるのは間違いなさそうです。

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