6/8〜6/14のSANFRECCE Diary
<25.6.14>
日本サッカー協会は昨日、天皇杯3回戦の対戦カードと日程および会場を発表しました。それによるとサンフレッチェは藤枝MYFCとの対戦で、7/16(水)(予備日は7/23)に藤枝総合運動公園サッカー場で行われる、とのことです。
<25.6.14>
モバイルサイトによるとスキッベ監督は「(天皇杯は)別のメンバーが出て、彼らは本当にすごくいい働きを見せてくれましたし、その間にシオなんかは十分に休めている。負荷がかかっていなかったんで、またいい形で臨めるんじゃないか」と述べています。一方中国新聞によると、マルコス・ジュニオールは昨日の練習に参加しなかったそうで、欠場が濃厚だとのこと。今日は主にBrew SAGA戦に出場しなかった選手たちの力を結集して、勝利を勝ち取って欲しいと思います。
今日の試合会場はカシマサッカースタジアムで、午後6時キックオフ。当日券は「ビジター専用シート」を含めて販売予定となっています。また試合中継はDAZNで予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.6.14>
サンフレッチェは昨日、レジーナの中村楓、柳瀬楓菜、石田ひなはの3選手との契約を更新した、と発表しました。
サンフレッチェ広島公式サイト
<25.6.13>
明日からJ1リーグは後半戦。サンフレッチェは明日の第20節を鹿島アントラーズと対戦します。
前回の広島との対戦からリーグ戦で3連敗し、ルヴァンカップも敗退した鹿島でしたが、岡山を逆転で下すとそこから7連勝。横浜FMには敗れたものの前節はG大阪に競り勝って、現在首位を走っています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
8A ●0-1 広島 【広】前田
9H ●3-4 京都 【鹿】レオ・セアラ2、師岡、【京】奥川、ラファエル・エリアス3
YLC2 ●1-1 山口 【鹿】師岡、【山】小澤
PK3-5
10A ●0-1 C大阪 【C】進藤
11A ○1-2 岡山 【鹿】チャヴリッチ、ターレス・ブレーネル、【岡】佐藤
12H ○1-0 名古屋 【鹿】知念
13A ○3-0 横浜FC 【鹿】チャヴリッチ、鈴木、OG
14H ○1-0 町田 【鹿】田川
15H ○1-0 福岡 【鹿】レオ・セアラ
16H ○2-1 川崎F 【鹿】舩橋、田川、【川】佐々木
17H ○1-0 清水 【鹿】鈴木
18A ●1-3 横浜FM 【鹿】レオ・セアラ、【横FM】永戸、ヤン・マテウス2
19A ○1-0 G大阪 【鹿】レオ・セアラ
天2 ○4-0 群馬 【鹿】OG、鈴木3
前節はレオ・セアラの個人の力で先制すると、後半は負傷者が出たこともあって猛攻を受けながらも1点を死守して勝利。また水曜日の天皇杯群馬戦は、後半から登場した鈴木優磨が45分間でハットトリックを決めて快勝しています。師岡、関川、安西ら主力に怪我人が続出している鹿島ですが、シントトロイデンから小川諒也、東京Vから千田海人を補強して、後半戦に向けて万全の準備を整えているとのこと。鬼木監督は「自分たちが首位で突き放せるタイミング。強気で戦いたいし、持っているものを全てぶつけたい」と語り、4月の敗戦の「リベンジ」を期しているとのことです。
対するサンフレッチェですが、福岡戦の退場で加藤が今節も出場停止となっている一方で、日本代表から大迫が戻ってきます。15日間で5試合目の過密日程ではあるものの、天皇杯ではターンオーバーしているので、福岡戦2nd legのメンバー中心で戦うのではないでしょうか。と言うことで、メンバー予想は次の通り。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
川辺 松本
中野 菅
前田 中村
ジャーメイン
SUB:チョン、山﨑、東、新井、井上潮、越道、マルコス・ジュニオール、ジェルマン、木下
首位・鹿島との勝ち点差は8。広島の試合消化が1試合少ないとは言え、これ以上離されるわけにはいきません。明日もチーム一丸となってアグレッシブなサッカーで、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
<25.6.13>
サンフレッチェは昨日、レジーナの上野真実、松本茉奈加、塩田満彩の3選手との契約を更新した、と発表しました。
サンフレッチェ広島公式サイト
<25.6.12>
昨日福山で行われた天皇杯2回戦は、マルコス・ジュニオールの2ゴールなどで3-1でBrew SAGAを下しました。
福岡戦から中2日。また3日目には鹿島戦を控えていると言うことで、スキッベ監督は先発全員を入れ替えて以下の布陣で戦いました。
田中雄
越道 山﨑 新井
井上潮 東(→松本84分)
(→荒木88分)
仙波 小原
(→菅66分)
ジェルマン マルコスJ(→前田HT)
木下(→中村84分)
SUB:チョン、佐々木、中野、ジャーメイン
対するBrew SAGAは、GK:八尾、DF:村田、粕谷、井口、渕上、MF:吉田(→比嘉82分)、澤田(→川村82分)、崎濱(→大久保72分)、平形、有内(→永冨66分)、FW:森本、と言うメンバーでした。開始早々から攻勢に出た広島は、3分にマルコス・ジュニオールのパスから木下がシュートしましたがポストに嫌われます。しかしこぼれ球を回収して右から東が軟らかなクロス。これをマルコス・ジュニオールがヘッドで決めて、幸先良く先制点を奪いました。
この後も広島が攻め続けて、6分にはマルコス・ジュニオールのヒールパスに小原が走り込みましたがGKがキャッチ。13分には小原が左サイドを突破してシュートしましたがDFに当たり、16分には木下、ジェルマンが続けざまに決定機を迎えます。また27分にはボックス内で受けた木下が反転してシュートしましたがGKが反応します。そして前半33分、越道のミドルはGKに弾かれたものの、こぼれ球をマルコス・ジュニオールが決めてリードを2点に広げました。
この後も広島は何度か攻め込んでチャンスを作りましたが、しかし運動量が落ちたかBrew SAGAがパスを繋いで攻め入るシーンも作られるようになります。そして前半41分、崎濱が仙波をかわしてクロスを送ると、粕谷が見事なヘッドでファーサイドに流し込んで1点を返されます。広島も39分の木下や45+2分のマルコス・ジュニオールなど決定機を作ったものの決めることができず、1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半からマルコス・ジュニオールに替えて前田を投入したスキッベ監督。2分にはジェルマンが惜しいシュートを放ったもののGKに止められ、7分には前田のクロスから木下がヘッド。8分には東がロングシュートを狙ったもののGKがキャッチし、続いてクロスのこぼれを前田が狙いましたが枠外に外れます。Brew SAGAも粘り強く戦ってチャンスをうかがい、3分には左からのクロスに平形が合わせましたが枠外。また18分には崎濱のミドルがバーを叩き、21分にはカウンターから森本にシュートを打たれて冷や汗をかかされます。広島はチャンスを作りつつも得点できない時間が続きましたが、しかし後半36分、井上潮の鋭い縦パスを受けた前田がペナルティエリア内からシュートを決めて、再び点差を2点に広げます。その後も小原や中村、荒木らが決定機を迎えながらも得点は動かず、3-1のまま試合終了のホイッスルとなりました。
広島加入後初出場の木下や、今季初先発のマルコス・ジュニオール、田中雄、仙波、小原ら、フレッシュな先発メンバーで戦いました。そして「試合から離れていたメンバーが中心だったので難しい部分もあった」(井上潮/モバイルサイトによる)ものの、選手とチームのクオリティで上回った、と言うのが勝因だったと思います。特にマルコス・ジュニオールはさすがのプレーで、得点シーン以外にも何度も決定機を演出していました。また小原や井上潮らも持ち味を存分に発揮して、勝利に貢献しました。起用する選手を固定する傾向のあるスキッベ監督ですが、出場機会がなかなか掴めなかった選手もしっかりと準備していたことが、この結果を導いたと言って良いでしょう。
この日の結果から、7/16に行われる天皇杯3回戦の対戦相手はJ2の藤枝MyFC。そしてここで勝ち上がれば、8/6のラウンド16では湘南×清水の勝者と対戦することになりました。Jリーグが開幕した1993年以降、決勝に6回進出していずれも涙をのんでいるサンフレッチェ。今季もリーグ戦とACLEと平行した過密日程の中での戦いとなりますが、この日のようにチーム全体の力で勝ち抜いて、栄冠を勝ち取って欲しいと思います。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
スポナビ
佐賀新聞
<25.6.12>
サンフレッチェは昨日、レジーナの藤田七海、笠原綺乃、嶋田華の3選手との契約を更新した、と発表しました。
サンフレッチェ広島公式サイト
<25.6.11>
モバイルサイトによるとスキッベ監督は今日のメンバーについて「今までとは違うチームになる」と語っています。また、先週移籍加入した木下の起用も明言。これまで出場機会に恵まれなかった選手たちが、天皇杯の初戦を戦うことになりそうです。4年前には同じく天皇杯2回戦でおおしやす京都に1-5で惨敗を喫しているだけに、誰が出場することになっても油断することなく、全力を挙げてチームを勝利に導いて欲しいと思います。
今日の試合会場は福山通運ローズスタジアムで、午後6時半キックオフ。試合中継はスカパー!プレミアムサービスのch587とスカパー!番組配信、SPOOXで生放送・配信が、またスカパー!のCS801で6/20(金)2時から録画放送が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビや配信を見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.6.11>
サンフレッチェは昨日、レジーナの吉野真央選手がAC長野パルセイロ・レディースへ完全移籍する、と発表しました。早稲田大学から2023年にレジーナに加入した吉野は、第14節日テレ・東京ベレーザ戦で途中出場してWEリーグにデビューしました。そして2023-24シーズン当初は4試合で途中出場したもののベンチ入りもできなくなり、今季はリーグ戦でのメンバー入りはなくWEリーグカップで3試合、皇后杯で1試合出場しただけに終わっていました。
サンフレッチェ広島公式サイト
<25.6.11>
サンフレッチェは昨日、レジーナの瀧澤千聖、中嶋淑乃、藤生菜摘の3選手との契約を更新した、と発表しました。
サンフレッチェ広島公式サイト
<25.6.11>
昨日行われたモーリスレベロトーナメントのグループステージ第3節で、U-20日本代表はデンマークに0-3で敗れ、5位決定戦に回ることになりました。日本のメンバーは、GK:中村、DF:佐藤、市原、土屋、梅木、MF:小倉、石渡(→横山HT)、石井(→井上79分)、大関、西原(→平賀HT)、FW:神田(→高岡79分)。ゲキサカの記事によると前半5分にGKのミスから先制点を奪われ、その後は盛り返したものの後半33分にクロスバーに当たったシュートがGKの背中に当って2点目を与えたとのこと。更に後半40分に3点目を奪われ、デンマークの首位通過が決まりました。またもう1つの試合はメキシコとコンゴ共和国が引き分けたため日本とメキシコが勝ち点4で並んだものの、得失点差で日本は3位となり、準決勝進出を逃しました。
<25.6.11>
昨日吹田スタジアムで行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選のグループステージ第10節で、日本代表はインドネシアを6-0で下して、7勝2分け1敗で最終予選を終えました。この日の日本代表のメンバーは、GK:大迫、DF:高井、鈴木、瀬古、MF:佐野海、遠藤、久保(→細谷69分)、三戸(→佐野航61分)、鎌田(→中村HT)、森下(→佐藤69分)、FW:町野(→俵積田78分)。前半15分に三戸のクロスに鎌田がヘッドで合わせて先制すると、19分にはCKの流れから久保がシュート。これは一度は弾かれたものの、こぼれ球を右足でネット丈夫に突き刺します。更に前半アディショナルタイムには鎌田がドリブルでDF陣を翻弄してゴールを決めて、3点リードでハーフタイムを迎えました。後半も日本が主導権を握り続け、10分には町野のクロスを森下が叩き込むと、13分には久保のパスに町野が合わせて5点目。そして後半35分には中村のシュートのこぼれを細谷が決めて6点目を奪って、ゴールラッシュを締めました。なお、ちょうど1年ぶりの代表での出場となった大迫ですが、インドネシアのシュートがゼロに終わったためセーブをするシーンはありませんでした。ただ、DFラインの後ろのスペースをカバーしようとする意識は高く、裏に抜けてきたボールに飛び出してクリアする、と言う点で貢献。また相手のプレッシャーがあっても落ち着いて味方にボールを繋ぐプレーも見せて、合格点の出来だった、と言えるのではないでしょうか。
<25.6.10>
明日は天皇杯2回戦。サンフレッチェは佐賀県代表のBrew SAGAと対戦します。
1991年に九州INAX佐賀工場内に「F.C.INAXサッカー部」として生まれ、1997年に「九州INAXサッカー部」に改称したチームは、2011年の「佐賀LIXIL FC」、2022年の「Brew KASHIMA」を経て、今年の1月から「Brew SAGA」として九州リーグを戦っています。その間、天皇杯は1999年の第79回大会で初出場し、その後も数年おきに出場権を獲得して今回が12回目の出場となります。今季のこれまでの公式戦の戦績は次の通り。
九1 ●3-1 日本製鉄大分
九2 ●0-1 KMG.FC
九3 ●0-3 FC延岡AGATA
九4 △2-2 三菱重工長崎SC
九5 ○3-0 佐賀大学
九6 ○1-0 川副クラブ
九7 ○4-0 FC博多
天1 ○2-1 イロンデル熊本
九8 ○2-1 川副クラブ
九9 ●1-3 ヴェロスクロノス都農
監督に公募で決まった現役大学生の千知岩隼人氏が就任し、将来のJリーグ加盟を目指して戦うBrew SAGA。天皇杯での2度目の勝利を目指して、全力で戦いを挑んでくるに違いありません。
対するサンフレッチェですが、福岡戦で一発退場となった加藤が出場停止となる一方で、柏から移籍した木下がこの試合から出場できます。カップ戦でもメンバーをほとんど変えずに戦うスキッベ監督ですが、120分+PK戦の激闘から中2日で、しかも3日後には鹿島戦を控えていることを考えると、さすがにある程度メンバーを入れ替えてくるのではないでしょうか。と言うことで、希望を込めたメンバー予想は次の通り。
チョン
中野 山﨑 佐々木
井上潮 松本
新井 東
ジェルマン マルコスJ
木下
SUB:田中雄、荒木、川辺、菅、小原、越道、前田、中村、ジャーメイン
一発勝負の天皇杯は何が起きるか分からないのが怖いところ。明日も誰が出たとしても全力で戦って、天皇杯制覇に向けて良いスタートを切って欲しいと思います。
<25.6.10>
サンフレッチェは昨日、イヨハ理ヘンリー選手がRB大宮アルディージャに期限付き移籍する、と発表しました。2016年に広島ユースからトップ昇格したイヨハは、2018年から3年間岐阜にレンタル。2021年からは鹿児島、熊本、京都を期限付き移籍で渡り歩いて、昨年広島に復帰しました。しかし度重なる怪我に悩まされ、公式戦はリーグ戦3試合、ルヴァンカップ1試合、ACL2では2試合の出場にとどまり、今シーズンもリーグ戦3試合、ルヴァンカップ1試合にベンチ入りしただけで出場はありませんでした。J3からの「昇格組」ながら2位に付けている大宮は茂木、濱田ら守備陣に怪我人が出ているだけに、試合出場のチャンスは巡ってくるはず。くれぐれも怪我には気をつけて、J1昇格に向けて貢献して欲しいと思います。
<25.6.10>
サンフレッチェは昨日、レジーナの木稲瑠那、左山桃子、小川愛の3選手との契約を更新した、と発表しました。
サンフレッチェ広島公式サイト
<25.6.9>
昨日ホームで行われたYBCルヴァンカッププレーオフステージ2nd legは、PK戦にもつれ込む激闘の末サンフレッチェが勝利し、2年連続でプライムラウンド進出を決めました。
塩谷、前田直、中村が先発に復帰。また松本が今季初先発して、以下の布陣で戦いました。
チョン
塩谷 荒木 佐々木
川辺 松本(→東65分)
(→マルコス・ジュニオール115分)
中野 菅(→越道80分)
前田直 中村(→ジェルマンEXHT)
(→加藤65分/退場89分)
ジャーメイン
SUB:田中雄、山﨑、新井、井上潮
対する福岡は2人入れ替えて、GK:小畑(→永石EXHT)、DF:上島、田代、安藤、MF:前嶋(→湯澤68分)、松岡(→前田一EXHT)、秋野(→重見68分/退場106分)、橋本、FW:紺野(→金森95分)、ウェリントン、名古(→北島80分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは福岡の前からのプレスに押し込まれ、12分には松岡にミドルシュートを打たれましたがチョンが反応します。その後は徐々に広島がペースをつかみ、19分には松本がミドルシュートを打ちましたがDFがブロック。22分には川辺からのパスを前田直が狙いましたがぎりぎりでDFに防がれジャーメインが詰めたものの打てず。続いて26分にはジャーメインがミドルレンジから狙いましたが惜しくも上に外れます。そして前半31分、菅のスルーパスで前田直が左サイドを抜け出して送ったクロスを中村がシュート。これはGKが弾いたものの詰めていた中野が押し込んで、広島が先制点を奪いました。
これで勢いがついた広島は、追加点を狙って攻め込みます。しかし福岡も押し返してきて、39分にはウェリントンのシュートが枠外に外れ、42分には紺野のシュートをチョンが反応。また45分にもCKのこぼれを紺野に打たれましたが枠外に外れて助かります。前半は広島がシュート7本だったのに対して福岡は5本と拮抗した展開ながら決定力の差が出て、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半も一進一退の展開で、7分にはウェリントンがヘッドで狙いましたがチョンがキャッチ。8分のウェリントンのシュートは塩谷がブロックし、12分にはロングスローから混戦になりましたが何とかクリアします。その後は広島が再びペースをつかむと、17分には川辺が右に抜け出してシュートしましたがGKに止められ、18分の中村のクロスはジャーメインにわずかに合いません。そして後半19分、左タッチライン際からの中村のFKはDFに当たってコースが変わってそのままゴールへ飛び込み、2試合合計で広島がリードします。しかしその8分後に橋本のクロスをウェリントンにヘッドで決められて、再び得失点で並ぶことになりました。
この後は勢いに乗った福岡に押し込まれ、31分には橋本に抜け出されてシュートを打たれましたが枠外。32分にはウェリントンに決定的なシュートを打たれましたがチョンが好セーブで逃れます。更に後半43分、ドリブルが大きくなって橋本にタックルした加藤にイエローカードが提示されましたが、その後レッドカードに変更されて退場。広島はアディショナルタイムの5分間を全員で耐えて、延長戦突入となりました。
延長前半は攻める福岡、守る広島。3分には紺野とウェリントン、4分には湯澤にシュートを打たれます。広島は何とかカウンターからチャンスを作ろうとしますが人数をかけることができずにシュートまで行けず、福岡の猛攻を耐えに耐えます。ところが延長後半のキックオフ直後に東がボールを奪いに行くと、慌てた重見がファウルで止めて2枚目のイエローで退場となります。数的同数になったことで福岡にシュートを打たれたものの落ち着いてはね返し、延長後半14分にはジャーメインが決定的なシュートを放ち、アディショナルタイムにも荒木の折り返しをジャーメインがシュートするなど押し返します。結局120分の激闘は広島が2-1で勝利。しかし2試合合計では2-2の同点と言うことで、PK戦に突入することになりました。
そしてPK戦では先攻の広島がジェルマン以外の4人が決めたの対して、福岡は1人が外した後に迎えた5人目のウェリントンのボールをチョン・ミンギがセーブ。広島が久々のPK戦勝利で、3年ぶりのルヴァンカップ制覇に向けてスタートを切りました。
この試合のポイントは、どちらが先制点を取るかと言うことだったと思います。特にその気持ちが強かったのは福岡で、開始早々から前への圧力をかけて、点を取りに来ていました。それに対する広島は決してリスクをかけずに落ち着いて受け止めて、反撃の機会を窺っていました。そしてそれが実ったのが前半31分の先制点と後半19分の追加点。いずれも広島がペースを握っていた時間帯で、そこで点を取り切ったところまではプラン通りだったのではないかと思います。
ただその後のウェリントンのゴールと加藤の退場は、大きな誤算でした。特に加藤の投入は試合をクローズする、あるいは追加点を挙げて勝利を確実にするのが目的だっただけに、試合のプラン自体を見直さなければならなくなる事態でした。そんな中、サンフレッチェの選手たちは数的不利の中でまずは失点を防ぐ、と言うミッションを完遂し、延長後半はビッグチャンスも作って勝利への執念を見せました。PK戦の勝利は最後に止めたチョン・ミンギのおかげですが、そこまで持って行った選手全員の力を合わせてのものだったと思います。延長に入って力尽きた中村や川辺に代表されるように、選手一人ひとりが最後まで戦い抜いたことが、勝利の要因だったと言えるのではないでしょうか。「11番目の選手」「何万人ものGK」と称賛されたスタンドのサポーターも含めて、クラブ全体の力で勝ち取ったルヴァンカップの勝利。この勢いで、2度目の頂点まで駆け上がって欲しいと思います。
ブログ速報
前半
後半
延長
広島公式サイト
福岡公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
西日本スポーツ
戦評
ハイライト
ウェリントン
<25.6.8>
中国新聞によるとスキッベ監督は今日の試合は「最初から全力で戦う」と語っています。失点を恐れて守りを固めるよりも、アグレッシブに前から戦いを挑むのが広島らしいサッカー。サポーターの後押しを力にして、チーム全員で点を取りに行って勝って欲しいと思います。
今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で、午後3時キックオフ。当日券は12時半から、場外バックスタンド側2Fのチケットカウンターで販売します。試合中継はスカパー!プレミアムサービスのch587とスカパー!番組配信、SPOOXで生放送・配信が、またスカパー!のCS801で6/13(金)2時から録画放送が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビや配信を見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.6.8>
モーリスレベロトーナメントに参戦中のU-20日本代表は昨日、グループステージの第2戦をメキシコと戦い、1-1からのPK戦で敗れて勝ち点1にとどまりました。先発メンバーは前節から2人入れ替えて、GK:ピサノ、DF:髙橋(→布施73分)、櫻川、市原、梅木、MF:大関、小倉、西原(→平賀64分)、石井、中川(→佐藤73分)、FW:神田。ゲキサカの記事によると徐々に日本がペースを掴み、前半32分に中川を起点に梅木のクロスを西原が決めて先制しました。しかし後半26分に同点に追いつかれると試合は90分では決着がつかずにPK戦へ。2人が外した日本に対してメキシコは4人が決めて、メキシコには勝ち点2が、日本には勝ち点1が与えられました。
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