9/28〜10/4のSANFRECCE Diary
<25.10.4>
モバイルサイトによるとスキッベ監督は「ヘディングが強い選手がたくさん、ディフェンスにもオフェンスにもいて、速い選手もいる。そういうところと闘うわけで、すごく面白い試合になる」と語っています。ビルドアップの形こそやや違うものの布陣も戦い方も同じような両チームは、ここまで16勝7分け9敗で得失点差+15と成績も同じ。実力的に拮抗した両チームの戦いの勝敗は、クロスの精度や身体の寄せなど微妙なところで決まることになりそうです。となればホームのサポーターの強い後押しが、その差を生み出すことになるかも知れません。
今日の試合会場はエディオンピースウイング広島で午後4時キックオフ。チケットは前売りで完売しているため当日券の販売はありません。試合中継はDAZNとNHK広島放送局で予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&中継を見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.10.3>
明日はJ1リーグ第33節。サンフレッチェはホームで町田と対戦します。
6月からの8連勝で一時は首位に立った町田でしたが、その後はやや調子を落として現在の勝ち点は55。広島を総得点で上回って5位となっています。6月以降の公式戦の戦績は次の通り。
天2 ○2-1 京産大 【町】藤尾、相馬、【産】長谷川
20A ○2-1 湘南 【町】藤尾、ナ・サンホ、【湘】福田
21H ○2-1 鹿島 【町】相馬、岡村、【鹿】鈴木
22A ○4-0 新潟 【町】西村、相馬2、藤尾
23H ○3-0 清水 【町】菊池、相馬、沼田
天3 ○2-1 富山 【町】西村、岡山、【富】武
24A ○1-0 東京V 【町】菊池
天4 ○1-0 京都 【町】藤尾
25H ○2-0 神戸 【町】中山、相馬
26H ○3-0 C大阪 【町】ナ・サンホ、林、オ・セフン
30H ○3-1 G大阪 【町】昌子、林、西村、【G】ヒュメット
27A △0-0 横浜FM
天QF ○3-0 鹿島 【町】増山、藤尾、下田
28A ●3-5 川崎F 【町】ナ・サンホ、下田、藤尾、【川】伊藤、エリソン2、宮城、マルシーニョ
29H △1-1 横浜FC 【町】デューク、【横】伊藤
ACL1 △1-1 ソウル 【町】望月、【ソ】ドゥガンジッチ
31A △1-1 京都 【町】岡村、【京】原
32H ○1-0 岡山 【町】昌子
ACL2 △0-0 ジョホール
前節は1点を争う拮抗した展開となりましたが、後半アディショナルタイムにCKの流れから昌子がヘッドで押し込んで、リーグ戦5試合ぶりの勝利を挙げました。また火曜日に行われたACLエリートの第2節は、相馬のPK失敗もあって得点を奪えずスコアレスドローに終わっています。このところ勝ち切れない試合が多い、とは言え、4ヶ月間に敗れたのは川崎F戦だけ、と言う町田。優勝戦線への生き残りをかけて、広島に乗り込んでくるに違いありません。
対するサンフレッチェですが、前節は累積警告で出場停止だったジャーメインが戻ってきます。その一方で、ACLEで負傷退場したマルコス・ジュニオールと頭を打った木下の出場は微妙なところ。上海海港戦から中3日であることを考えてメンバーを入れ替えてくるか。それとも基本はそのままで戦うか難しいのですが、私は次のように予想します。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
田中聡 川辺
中野 東
中島 アルスラン
ジャーメイン
SUB:チョン、山﨑、キム、新井、菅、前田、加藤、ジェルマン、木下
首位との勝ち点差が9あることを考えると、優勝のためには残り6試合に全勝して上位が勝ち点を落とすのを待つしかありません。明日も厳しい試合になることが予想されますが、スタンドも含めたサンフレッチェファミリー全体の力を結集して、勝利を掴んで欲しいと思います。
<25.10.3>
日本サッカー協会は昨日、パラグアイ、ブラジルと対戦する日本代表メンバーを発表し、広島から大迫が選ばれました。今回選出されたのは次の27人。
【GK】早川(鹿島)、大迫(広島)、鈴木彩(パルマ)
【DF】長友(FC東京)、谷口(シントトロイデン)、板倉(アヤックス)、安藤(福岡)、
渡辺(フェイエノールト)、瀬古(ル・アーヴル)、鈴木淳(コペンハーゲン)
【MF/FW】
遠藤(リバプール)、伊東(ヘンク)、南野(モナコ)、鎌田(クリスタルパレス)、
相馬、望月(町田)、小川(NEC)、前田(セルティック)、上田(フェイエノールト)、
堂安(アイントラハト・フランクフルト)、田中(リーズ)、町野(ボルシアMG)、
中村(ランス)、佐野(マインツ05)、久保(レアル・ソシエダ)、藤田(ザンクトパウリ)、
斉藤(クイーンズパーク)
アメリカ遠征の代表から荒木(広島)、関根(ランス)、三苫(ブライトン)、細谷(柏)、鈴木唯(フライブルク)が外れ、谷口、瀬古、鈴木淳、鎌田、田中、中村、藤田、斉藤が選ばれています。このメンバーは10/6に集合してトレーニングを開始して、10/10にパラグアイ代表、10/14にブラジル代表と対戦します。
<25.10.2>
週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第15節で、サンフレッチェ広島ユースは岡山U-18に敗れ、首位との勝ち点差が10に広がりました。
広島のメンバーは、GK:小川、DF:児玉(→浅沼61分)、林、森井、MF:長沼、山里(→佐藤61分)、野口、太田(→陳重74分)、原、河上、FW:宗田。岡山の先制点は後半2分で、左からのクロスをヘッドで繋がれてゴールを奪われました。また後半38分にも左からの攻撃からの失点でした。第15節の全結果と順位表は次の通り。
【第15節】
神戸U-18 1-1 神村学園高
静岡学園高 0-3 G大阪ユース
名古屋U-18 3-2 東福岡高
福岡U-18 2-1 鳥栖U-18
岡山U-18 2-0 広島ユース
帝京長岡高 1-2 大津高
勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 神戸U-18 37 15 12 1 2 +18
2 鳥栖U-18 31 15 10 1 4 +10
3 広島ユース 27 15 8 3 4 +5
4 G大阪ユース 26 15 8 2 5 +14
5 神村学園高 23 15 7 2 6 +11
6 大津高 22 15 7 1 7 +1
7 名古屋U-18 20 15 6 2 7 -6
8 帝京長岡高 17 15 5 2 8 -6
9 岡山U-18 17 15 5 2 8 -10
10 福岡U-18 13 15 4 1 10 -10
11 静岡学園高 12 15 2 6 7 -10
12 東福岡高 11 15 2 5 8 -17
<25.10.1>
昨日ホームで行われたAFCチャンピオンズリーグエリートのリーグステージ第2節で上海海港と対戦したサンフレッチェは、荒木のゴールで先制したものの後半追いつかれ、1-1での引き分けに終わりました。
サンフレッチェは福岡戦のメンバーから先発7人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 キム
田中聡 川辺(→菅86分)
中野 東(→アルスラン86分)
前田 マルコスJ(→加藤50分)
(→中島63分)
木下(→ジェルマン65分)
SUB:田中雄、チョン、新井、佐々木、山﨑、茶島、越道
GK:チェン・ウェイ、DF:ワン・シェンチャオ、フー・フアン(→ルー・ウェンジュン65分)、ジョジョ、ウミジュアン・ユスプ、MF:ビタル、メレンド(→ガブリエル・ジーニョ73分)、ユッサ(→ヤン・シーユエン73分)、クアイ・ジウェン(→レオナルド65分)、FW:グスタボ、と言うメンバーでした。前半の広島は前からのプレスをかけるとともに、早いタイミングで前線にパスを送ってペースを握ります。10分には相手のバックパスを奪ったマルコス・ジュニオールが裏に抜けようとしたところで、飛び出してきたGKに倒されましたがノーファウル。上海は17分にグスタボがバイシクルでファーストシュートを放ちましたが枠外に外れます。そして前半19分、東のCKを荒木がヘッドで叩き込んで、広島が先制点を奪いました。
これで勢いのついた広島は、その後も前からのプレスで相手を押し込みます。20分には中野のクロスに木下が合わせましたがGKの正面。23分にはマルコス・ジュニオールのパスから川辺がシュートしましたがGKが横っ飛びでキャッチします。続いて28分には田中聡がシュートしましたがDFに当たって枠外に外れ、29分にはCKのこぼれを塩谷が打ちましたが大きく枠外に外れます。その後も木下のヘッドや前田のカットインからのシュート、川辺の決定的なシュートなどで攻め込みましたがゴールネットは揺らせず、1点リードで前半を終えました。
後半に入ると上海海港が反撃を開始します。後半4分にはグスタボにヘッドで狙われましたが大迫がファインセーブ。5分にはユッサのミドルが枠外に外れ、6分にはグスタボを狙ってクロスが入りましたがDFが身体を寄せて打たせません。その後は広島が押し返し、14分には加藤の仕掛けから東がシュートしましたが枠外。続いて川辺がペナルティエリア内からシュートしましたが上に外れてしまいます。また19分にはCKを前田が逸らし、加藤が至近距離でシュートしましたクロスバーに弾かれます。後半23分と25分には中島がミドルレンジから強烈なシュートを放ちましたがGKが反応。26分にはCKに荒木が合わせましたが枠を捉えることができません。レオナルド、ガブリエル・ジーニョらを投入し、点を取りに来る上海海港。そして後半38分、ロングボールをはね返せずにDFライン裏にこぼれたボールをガブリエル・ジーニョに拾われると、そのままドリブルからシュートを決められ同点に追いつかれてしまいました。
ホームでは何としても勝ちたい広島は、アルスランと菅を投入して点を取りに行きます。44分にはアルスランがカットインからシュートしましたがGKがセーブ。45+4分には塩谷がミドルを放ちましたがブロックされ、45+6分にはCKにアルスランがヘッドで合わせましたがGKの胸に当たってしまいます。そして45+8分には菅のヘッドに中島が飛び込みましたが強く打てずにGKに止められ、同点のままで試合終了となりました。
上海海港のシュートは4本だったのに対して広島は21本。枠内シュートは広島が相手の2に対して15と言う数字からも分かるように、内容的に圧倒したものの得点だけが足りなかった試合だった、と言えます。スキッベ監督は試合後に「今季を象徴するような、点を取らなければいけないという部分で非常に足りない部分があった」と嘆いていましたが、この思いは全サンフレッチェファミリーの思いと同じ。相手のGKが当たっていたのは確かですし、身体をぶつけ、ユニフォームを掴んででも止める、と言う相手の守備が厳しかったのは確かですが、それでも2,3点叩き込んで勝つべきな試合だったのは間違いありません。前半10分に相手GKがマルコス・ジュニオールを倒したシーン(DOGSOで一発レッドでもおかしくない)が見逃されたことや、マルコス・ジュニオールが筋肉系の怪我で途中退場となったことも含めて、またもや運に恵まれなかった試合でした。
ただその一方で収穫だったのは、途中出場したトルガイ・アルスランが10分ほどプレーして、何度も決定機に絡んだことです。福岡戦ではプレーができた、ということだけでポジティブでしたが、この日は持ち前の戦術眼と技術を発揮して、惜しいシーンを何度も演出しました。モバイルサイトによると「コンディション的には全く問題なくできていました...ゴールこそ残念ながら取れなかったですが、近いうちに必ず決められると言う自信にもなりました」とのこと。今後、シーズン終了まで続く重要な戦いの連続に向けて、最も頼りになる選手が戻ってきてくれた、と言って良いでしょう。
ACLEの第2節を終えてサンフレッチェの勝ち点は4で、FCソウルに次いで暫定2位。12チーム中8位までに入るためには勝ち点10程度が必要なことを考えると、まずは順調なスタートを切った、と言えます。第3節は10/21に蔚山、第4節は11/4に江原と韓国勢との戦いが続きますが、できればここを連勝で切り抜けて、その後のゲームを余裕を持って戦えるようにして欲しい、と思います。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
AFC公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
Soccer King
Sportsnavi
<25.9.30>
昨日行われた公式記者会見でスキッベ監督は上海海港について「オフェンシブで魅力的なサッカーだと思っています。そういう相手にもチャンスを作りたい」と語りました。また田中聡選手は戦い方について「変わらずいつも通りプレスをかけて、自分のところでボールを奪いたいです。外国人の選手との対戦は得意なので、試合を楽しみたいと思います」と語っています。2021年から2023年まで横浜Fマリノスを率いて攻撃的なサッカーを作り上げたケヴィン・マスカット監督のことですから、アウェイであってもアグレッシブに点を取りに来るのではないでしょうか。
今日の試合会場は広島サッカースタジアムで、午後7時キックオフ。当日券は場外バックスタンド側2Fのチケットカウンターで午後4時半から販売予定です。また試合中継はDAZNで予定されています。今日もキックオフまでに帰宅できればブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.9.29>
明日はACLEのリーグステージ第2節。サンフレッチェはホームで上海海港と対戦します。
2005年に創設された上海海港は、2006年から中国の3部リーグである乙級に参加すると、2007年に優勝して甲級に昇格。2012年にリーグ2位に入って初の超級昇格を決めました。そして2015年には元イングランド代表監督のエリクソン監督を招聘し、ダリオ・コンカやエウケソンなどを獲得して2016年にACLに初参戦。ラウンド16ではFC東京に競り勝って、準々決勝に進出しました。また中国超級リーグでは2018年に広州恒大の8連覇を阻止して初優勝を遂げると、その後2023年と2024年にも優勝して中国屈指の強豪と言われるまでになっています。上海海港の7月以降の戦績は次の通り。
7/18 ○3-1 長春亜泰 【海】アブドゥハミト、ガブリエル・ジーニョ、徐新、【長】オモイユアンフォ
7/26 △2-2 青島青春島 【海】レオナルド、ガブリエル・ジーニョ、【青】ネルソン・コンセイソン、高迪
8/2 ○4-2 梅州客家 【海】ガブリエル・ジーニョ、レオナルド、OG、劉若釩、【梅】鍾浩然、ロドリゴ・エンリケ
8/9 ○2-1 上海申花 【海】ガブリエル・ジーニョ、レオナルド、【申】陳晉一
8/15 ○4-1 河南 【海】王シン超、アスンプソン、レオナルド、オスカル・メレンド、【河】カルドーゾ
8/24 △1-1 天津津門虎 【海】ガブリエル・ジーニョ、【天】アルベルト・キレス
8/30 ●1-4 成都銭宝 【海】李帥、【成】ガルフィンケル、フェリペ2、レツヘルト
9/12 ○4-2 雲南玉昆 【海】レオナルド、劉若釩2、アスンプソン、【雲】オスカル・マリトゥ、唐森
9/17 ●0-3 神戸 【神】エリキ、宮代、大迫
9/21 ○3-2 北京国安 【海】レオナルド3、【北】ファビオ・アブレウ、張稀哲
9/26 ○3-2 武漢三鎮 【海】李帥、レオナルド、【武】鐘晋宝、グスタヴォ・サウエル
中国超級リーグでは26試合を終えて17勝6分け3敗で首位。また中国FAカップも4回戦進出を決めています。ACLEの初戦は神戸に0-3で敗れていますが、それは中3日で迎える北京国安戦に向けてレオナルドや主力を温存していたからだった、とのこと。明日の広島戦のあとは10/17まで試合予定がないので、主力を揃えて全力で勝利を目指してくるのではないでしょうか。
対するサンフレッチェですが、ジャーメインは3試合の出場停止処分を受けていることから明日も欠場となりますが、ジェルマンは出場停止が明けて出場が可能になります。選手のコンディション次第なのでメンバーは難しいのですが、私はメルボルン・シティ戦のメンバーが中心になるのではないかと予想します。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
田中聡 川辺
中野 東
中島 マルコスJ
木下
SUB:チョン、ヒル、山崎、キム、菅、越道、小林、新井、前田、アルスラン、加藤、ジェルマン
中国超級リーグでは1試合平均2.4点と言う高い攻撃力を誇る上海海港に対して、広島の1試合平均はJ1最少の0.69。「中国最強の矛」と「日本最強の盾」の試合は、いつも以上に激しいものになるに違いありません。
<25.9.29>
一昨日ホームで行われたWEリーグ第8節セレッソ大阪ヤンマーレディース戦は、李のゴールで4試合ぶりに勝って5位に浮上しました。
体調不良などで前節はメンバー外だった木稲、藤生、柳瀬が復帰。また李が今季初めて先発して、以下の布陣で戦いました。
木稲
塩田 嶋田 市瀬 藤生
小川 柳瀬(→渡邊84分)
伊藤め(→古賀77分)
李 中嶋
(→伊藤璃61分)
上野
SUB:石田、早間、島袋、臼井
対するC大阪は、GK:名和、DF:中谷、白垣、四本、MF:浅山、脇坂、宮本(→田子55分)、北原(→高和65分)、FW:宝田、百濃、和田(→米田65分)、と言うメンバーでした。前半19分にC大阪は宝田がロングシュートを放ちましたが枠外に外れ、広島も28分、李のクロスに上野が合わせましたがGKが弾きます。そして前半38分、小川のFKを李がバックヘッドで流し込んで、レジーナが先制点を奪いました。後半も中嶋のクロスに柳瀬がヘッドで合わせたり、後半9分にはCKから嶋田がヘッドで狙ったもののぎりぎりでDFがクリアするなど広島が追加点をうかがいつつ試合を進めます。C大阪も後半44分には田子がシュートしましたが反撃はそこまで。主力が戻ってきた広島が終始ゲームを支配して、久々の勝利を収めました。
サンフレッチェ広島公式サイト
セレッソ大阪公式サイト
WEリーグ公式サイト
<25.9.28>
昨日アウェイで行われたJ1リーグ第32節で、サンフレッチェは福岡を2-1で振り切って4試合ぶりの勝利を挙げました。
スキッベ監督は前節から先発7人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
大迫
佐々木 山﨑 キム
田中聡 中島
新井 菅(→東70分)
(→中野HT)
前田 加藤(→アルスラン78分)
(→塩谷62分)
ジェルマン(→木下62分)
SUB:チョン、荒木、マルコス・ジュニオール、越道
対する福岡は怪我人続出によりサブにGKを3人入れると言う苦肉のメンバー構成で、GK:小畑、DF:田代(→サニブラウン87分)、奈良、安藤、MF:湯澤(→岩崎70分)、松岡、見木、橋本、FW:紺野、ベン・カリファ(→ザヘディ70分)、名古、と言うメンバーでした。最初のチャンスは福岡で、2分に名古のFKを安藤がヘッドで狙いましたが大迫がキャッチします。対する広島もその直後にジェルマンが右サイドを抜け出してシュートしましたがGKが反応。こぼれを中島が狙いましたブロックされます。その後も広島はハイプレスとパスのつなぎで主導権を握り、引いて守る福岡の守備を崩そうとします。そして前半17分、佐々木のクロスははね返されたものの、こぼれを拾った菅のパスを加藤がシュート。これがジェルマンの膝に当ってGKの逆を突いてゴールに飛び込み、広島が先制点を奪いました。
その後は福岡がボールを繋ぐ時間が長くなり、GKを使ったパス回しで攻撃の糸口を探します。29分にはキム・ジュソンが失ったボールを紺野が持ち込んでシュートしましたが大迫がキャッチ。33分にはFKのこぼれを紺野が狙いましたが枠外に外れます。広島も34分、パスミスをジェルマンがカットしたところから攻め込みます。その後は再び福岡がチャンスを作り、35分には左からのクロスを松岡がボレーで打ちましたが大迫が横っ飛びで弾き、41分には松岡に強烈なミドルを打たれましたが枠外に外れます。前半のシュートは広島が6本だったのに対して福岡は7本。ほぼ互角ながら運も味方した広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
後半のファーストシュートは佐々木でしたが、その後はホームチームが攻め込んできます。3分には名古がシュートしましたが大迫がセーブ。4分には松岡にシュートを打たれましたが枠外に外れます。続いて7分には橋本に決定的なシュートを打たれたものの大迫が弾き、ベン・カリファのシュートはゴール前ぎりぎりでキム・ジュソンがクリアします。スキッベ監督は中盤に塩谷を、またワントップに木下を入れて流れを変えます。後半18分には中野のクロスに木下が合わせましたが惜しくも枠外。20分には塩谷がシュートしましたがこれも上に外れます。また後半31分にもCKに佐々木が合わせましたが枠を捉えることができず。32分のCKにはキム・ジュソンが合わせましたが安藤にブロックされ、33分の山﨑のシュートもGKに止められます。そして後半41分、中島のパスで左に抜け出した木下が折り返すと、走り込んでいた田中聡が押し込んで待望の2点目をゲットしました。
その後はオープンな展開となり、43分には東がシュートしましたが枠外。44分にはザヘディにシュートを打たれましたが右に外れ、逆に木下のシュートはGKがセーブされます。そして45+2分には橋本のクロスをサニブラウンに決められて1点差に迫られましたが福岡の反撃もそこまで。広島が1点差を守り切って、4試合ぶりの勝利を挙げました。
この試合は中2、3日の「6連戦」の2試合目で、前節からは中3日とレギュラー陣に疲れが溜まっている、と言う状況ではなかったと思いますが、スキッベ監督は先発を7人入れ替え、川辺はベンチにも入れないと言う采配をしました。これは「ここから先も連戦が続き、試合数がかなりある」(スキッベ監督)だから、と言うことですが、スキッベ監督にしては珍しい「ターンオーバー」が、この試合の勝利の要因だったと思います。リーグ戦では2試合目の先発となった山﨑はベン・カリファを良く抑え、また攻撃の起点にもなっていましたし、4/29の新潟戦以来約5ヶ月ぶりの先発となった菅も攻守に安定したプレーを見せました。ベンチスタートが多かった加藤とジェルマンの2人で先制ゴールを奪ったことも含めて、チーム全体の力で奪った勝利だった、と言って間違いありません。
今節は首位の鹿島も2位の神戸も勝利して、上位との差は変わらないままとなっています。リーグ戦は残り6試合、サンフレッチェは3つのカップ戦の合間に戦うことになりますが、この試合のようにチーム全体の力で戦って、一つ一つ勝ちを積み重ねて欲しいと思います。
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