今週のSANFRECCE Diary
<25.9.18>
日本サッカー協会は昨日、天皇杯準決勝の会場とキックオフ時間、及びチケット販売概要を発表しました。それによると神戸と広島が戦うマッチNo.86は11/16(日)の午後3時5分キックオフで、会場はパナソニックスタジアム吹田。チケットは10/4(土)の10時から、チケットJFAやJリーグチケット、などで先着順で販売されますので、詳細はこちらをご覧下さい。また翌週(11/22)に国立競技場で行われる決勝のチケットは9/28(日)の10時から一般販売されます。(因みに応援するチームが勝ち上がった場合に有効になる「決勝サポーターズチケット」というものがあるのですが、残念ながらこちらは受付期間が終了しています。)
<25.9.17>
昨日アウェイで行われたAFCチャンピオンズリーグエリートのリーグステージ初戦で、サンフレッチェはメルボルン・シティを2-0で下し,幸先良いスタートを切りました。
サンフレッチェは京都戦のメンバーから5人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
大迫
佐々木 荒木 キム(→塩谷67分)
田中聡 川辺
中野 東(→新井HT)
中島 マルコスJ(→前田67分)
(→アルスラン83分)
木下(→加藤43分)
SUB:チョン、ヒル、山﨑、菅、茶島、越道、小林
対するメルボルン・シティは、GK:ビーチ、DF:アトキンソン(→シリントン76分)、ベヒッチ、フェレイラ、トレウィン、MF:レッキー(→ドゥラコビッチHT)、金森、スープライアン、キュン(→シュライバー76分)、ラハマニ(→マッゼオ76分)、FW:カブート(→ウォン87分)、と言うメンバーでした。メルボルンはレッキーと金森のドリブルをアクセントに、フィジカルを生かした攻撃をしかけてきます。しかし広島は落ち着いて対応し、また前からのプレスもパスで剥がして主導権を握ります。そして前半29分には中野のクロスをマルコス・ジュニオールがダイレクトで叩きましたがGKのファインセーブに防がれます。その後も局面での激しい戦いが続きましたが、その中で41分には木下が座り込んでしまい、頭を固定されて担架で外へ。急きょ加藤が投入され、前半終了間際には波状攻撃を仕掛けましたが得点は奪えず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半最初のシュートは3分にキュンでしたが、しかし後半6分、加藤のフリックで左に抜け出したマルコス・ジュニオールがGKに倒されてPKをゲット。これをマルコス・ジュニオールが自ら決めて、広島が先制点を奪いました。
これで勢いがついた広島は、その後も次々とチャンスを作ります。13分には前からのプレスでマルコス・ジュニオールが奪い、加藤がゲットしましたがオフサイド。20分には田中聡のクロスの折り返しを加藤がシュートしましたが味方に当たってGKが抑えます。続いて26分には右から前田がカットインしてシュートしましたが惜しくも枠外。その直後にも右からの前田のパスを川辺が叩きましたがGKがファインセーブを見せます。メルボルンも28分のアトキンソンのシュートなどで反撃を試みますがDFが集中してはね返すと、後半36分には右に抜け出した中野のクロスを中島がヘッドで叩き込んで追加点を奪いました。
頭を打った中島に代わって半年ぶりにアルスランがピッチに立った広島は、その後もハイプレスを継続します。対するメルボルンも左右からのクロスや金森の仕掛けなどで点を奪いに来ますが、広島の守備組織は崩れず、2点差を保ったままで試合終了のホイッスルとなりました。
Jリーグの試合から中3日で、長距離移動で訪れた冬のメルボルン。直前に降った雨の影響かピッチはスリッピーで、足を滑らせる選手が続出する、と言う状況でしたが、しかしサンフレッチェの選手たちはしたたかに戦いました。前半はやや様子見のところはあったもののフィジカルの強い相手に真っ向から立ち向かい、相手に決定機を与えないままで試合を終えることができました。またボール保持の局面では2人目、3人目の動きを生かしたパス交換で相手のプレスを無力化し、相手の堅い守備を崩しました。スキッベ監督は「本当にいいスタートが切れましたし、今日のパフォーマンスに関しても非常に満足しています」と語っていますが、悪コンディションを物ともせずにサンフレッチェらしいサッカーを貫いて勝利したことは、チームとしての成長を示したものだったと言えるでしょう。
そしてこの試合の収穫として最も大きかったのは、BrewSAGA戦以来3ヶ月ぶりの先発出場となったマルコス・ジュニオールだった、と思います。モバイルサイトによるとPKゲットのシーンではキーパーが見えていたそうで、シュートを打とうと思ったものの「いや待て、これは(GKが)絶対に来るなって思いました。だからちょっと横にかわして、GKが来るのを誘った」とのこと。またPKのシーンでは「相手が先に動いたんで逆に蹴った」そうで、彼の視野の広さと判断力、そしてそれを裏打ちする技術の高さが、チームに先制点をもたらしたと言えます。この日半年ぶりにピッチに立ったアルスランを含めて、今後のタイトルを目指した戦いに向けて、何よりも大きな戦力補強になったと言えそうです。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
AFC公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
Soccer King
Sportsnavi
<25.9.16>
昨日行われた前日会見でスキッベ監督はアルスラン選手について「ほぼケガから戻ってきたような状況だと思います...あと1~2週間ぐらいで戻れるというところですので、ピッチに立てるかもしれません」と語りました。またアルスランは古巣での対戦だとのことで「自分自身、ここに戻ってこられたことをすごく嬉しく思っていますし、このクラブや働いている人たちも非常に親切にしてくれたので、会えるのは嬉しい」と語っています。今日は開幕戦と言うことで無理をさせる状況ではないとは思いますが、オーストラリアのサッカーとメルボルン・シティについて良く知る選手として、いろいろな面でチームの勝利に貢献してくれるのではないでしょうか。
今日の試合会場はメルボルン・レクタングラースタジアムで、現地時間の午後5時45分(日本時間午後4時45分)キックオフ。試合中継はDAZNで予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
<25.9.15>
明日はACLエリートのリーグステージ第1節。サンフレッチェはアウェイでメルボルン・シティと対戦します。
2009年に「メルボルン・ハートFC」としてスタートし、2010-11シーズンからAリーグに参加したこのクラブは、2014年にマンチェスター・シティの持ち株会社であるシティ・グループによって買収されたことから「メルボルン・シティ」に改名。クラブのシンボルカラーも赤から水色に変更するとともに、強化資金を増やして強豪チームとなり、10年間でAリーグ・メンのリーグ優勝3回、チャンピオンシップ2回、オーストラリアカップ1回の優勝を達成。ACLも2022年シーズンに初参戦し、2023-24シーズンもグループステージ2位に入っています。そして昨シーズンのAリーグ・メンでは2位に終わったものの、優勝したオークランドFCにACL出場資格がなかったことから代わってACLEの出場権を獲得しています。元サンフレッチェのオーレリオ・ヴィドマーがチームを率い、この夏に福岡から金森健志選手が加入したメルボルン・シティ。Aリーグ開幕前のためシーズン初戦となることから、どのようなメンバーでどのような戦い方をするのか分からない相手との対戦、ということになります。
対するサンフレッチェですが、ライオン・シティ・セーラーズ戦で退場となったジャーメインと、マッカーサーFC在籍時の出場停止処分が残っているジェルマンが出場できません。また京都戦から中3日で、しかも長距離移動を挟んでいることから、コンディション優先でメンバーを選ぶことになりそうです。と言うことでメンバー予想は難しいのですが、希望を込めた私の予想は次の通り。
大迫
佐々木 荒木 キム
田中聡 中島
中野 新井
前田 加藤
木下
SUB:チョン、山﨑、塩谷、越道、茶島、川辺、菅、東、アルスラン、マルコス・ジュニオール、小林、井上愛
12チームがそれぞれ8試合を戦って、その中の8チームがノックアウトステージに進出する、と言う分かりにくいレギュレーションのACLE。前回大会の結果によるとグループAの8位だった上海海港が勝ち点8、グループBの8位のパフタコールが勝ち点7で9位、10位と並んでいたところを見ると、勝ち上がりのためには最低でも勝ち点8が必要だと思われます。従ってホームの4試合で2勝2分け以上の成績を挙げれば良いことになりますが、ただラウンド16の1st legが下位チームのホーム、2nd legが上位チームのホームになることを考えると、できれば4位以上で勝ち抜きたいところ。と言うことで、明日は全力で勝ちに行って、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
<25.9.15>
昨日アウェイで行われたWEリーグ第6節マイナビ仙台レディース戦は1-1で引き分けに終わり、順位は6位のままとなりました。
レジーナのメンバーは前節から2人入れ替えて、(たぶん)以下の布陣で戦いました。
木稲
渡邊 嶋田 市瀬 塩田
小川 早間(→古賀61分)
立花 伊藤め 中嶋(→臼井82分)
(→伊藤璃61分)
上野
SUB:藤田、中村、松本、島袋
対する仙台は、GK:横堀、DF:安倍、三浦、西野、石坂、MF:江崎、井上、太田(→篠田85分)、FW:矢形、澤田、遠藤、と言うメンバーでした。前半9分にCKの流れから立花のクロスを上野が右足で蹴り込んで広島が先制しましたが、前半38分に木稲が奪われたボールを右に流れ、ここに走り込んだ矢形のスーパーゴールを決められてしまいました。後半は仙台のシュート5本に対して広島はゼロに抑え込まれ、何度かピンチがあったものの粘り強く守って勝ち点1を確保しました。
サンフレッチェ広島公式サイト
マイナビ仙台公式サイト
WEリーグ公式サイト
<25.9.14>
中国新聞によると、サンフレッチェのメンバーは昨日福岡空港からオーストラリアに向けて出発したそうです。香港経由で、今日の朝にメルボルンに到着する予定だとのこと。現地で2日間調整して、明後日のメルボルン・シティ戦に備えるとのことです。なおこの試合はジャーメインとジェルマンが出場停止。また京都戦ではベンチから外れた中村も、欠場が濃厚だとのことです。
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